0001逢いみての… ★
2020/08/05(水) 00:35:55.17ID:CAP_USERカエルに食べられても90%の確率で生きて肛門(総排出腔)から脱出する虫がいると判明しました。
ほとんどの虫にとって、カエルの粘り気のある舌にからめとられて口に入ると、死が確定します。
しかしマメガムシと呼ばれる水生の小さな昆虫は違いました。
マメガムシはあらゆるカエルの捕食と消化に耐え、食べられた後にカエルの肛門からの脱出をはかっていたことがわかりました。
多くの生物が「食べられる前」を想定して進化してきたのに対して、マメガムシは「食べられた後」に活路を見出していたのです。
しかもこの活路は以前に紹介した「鳥に食べられた魚卵の生存確率(0.2%)」のような微かな希望ではなく、生存率90%という圧倒的なものでした。
それでは、以下で実験に至る経緯と過程、及びマメガムシの奇妙な進化について紹介していこうと思います。
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神戸大学の生態学者である杉浦准教授は、カエルが昆虫を食べる様子を観察するのを日課にしていました。
いくつかの昆虫はカエルに嘔吐をうながす成分を持っており、カエルによる捕食を回避することができると分かっています。
杉浦氏はこの昆虫の持つ捕食回避能力に注目しており、様々な昆虫をカエルに食べさせ嘔吐反応が起こるかを確かめていたのです。
ある日、杉浦氏はカエルのエサにマメガムシを選びました。
マメガムシは日本の水田に棲む水生の昆虫で、同じく水田に棲むカエルにとってはエサになりえます。
ですが杉浦氏がマメガムシを与えたカエルを観察していると、カエルに与えたはずのマメガムシが、総排出腔(肛門)から抜け出し、走り去っていく様子を確認できたそうです。
これまでの捕食にかかわる研究は、被捕食者が「食べられる前」に焦点をあてて行われてきました。
そのため、食べられた後についての研究は進んでおらず、知られているカタツムリや魚卵などの脱出例も、全て捕食者の行う排泄にあわせた受動的な脱出ばかりでした。
しかし杉浦氏が目撃したマメガムシが脱出していく様子は極めて能動的だったのです。
よって目撃した行動が正しければ、この小さな発見が捕食後の能動的脱出を行う生物の、最初の例になる可能性があるのです。
問題は、どうやって証明するかでした。
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仮説の証明にあたり、杉浦氏は最もシンプルな方法を試みました。
40匹のマメガムシを用意して、異なる5種類のカエルに食べさせたのです。
そしてマメガムシがカエルの肛門から出てくるのを待ちました。
結果、食べさせたマメガムシのうち90パーセントの個体が、生きたままカエルの肛門から抜け出てくることがわかりました。
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脱出に要した時間の平均は1.6時間であり、最短のケースでは捕食後わずか6分でした。
一方で、マメガムシ以外の種類の昆虫(キベリヒラタガムシ)で試した場合は全て死亡し、平均して50時間後に排出されました。
この大きな時間差から、脱出に成功したマメガムシはカエルの消化管内部を自力で移動し、肛門から排出されたと考えられます。
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今回の研究によりはじめて、食べられた後に能動的に脱出する生命が存在することがわかりました。
カエルの消化管内部は極端な酸性条件にあるだけでなく酸素の乏しい嫌気的な環境です。
このような過酷な環境を生きたまま通過するには迅速かつ能動的な動きが必要不可欠です。
事実、マメガムシの脚を粘着性のあるワックスで固定した場合、生き残ったものはいませんでした。
マメガムシは明らかに肛門を目指して移動していたと言えるでしょう。
続く
以下ソース
https://nazology.net/archives/65991
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