0001逢いみての… ★
2020/10/20(火) 00:13:12.16ID:CAP_USERそんな中、イギリス・ヨーク大学の太陽光発電研究者であるクリスチャン・S・シュスター氏ら研究チームは、10月8日付けで科学誌『Optica』に、新しいソーラーパネルの表面構造を発表しました。
彼らによると、ソーラーパネルの表面を単純な模様にするだけで、光の吸収量が2倍以上になるとのこと。
太陽光の利用は、資源とエネルギー、環境の問題を解決するための重要な手段です。そのため、より効率的な太陽光発電の研究が進められてきました。
ちなみにこの効率には、ソーラーパネルの薄さを追求することも含まれます。ソーラーパネルに必要なシリコン製造には多くのエネルギーを消費するからです。
つまりより薄く、より軽く、より柔軟で効率的なソーラーパネルが求められてきたのです。
こうした背景にあって、科学者たちは、夜間でも発電できる「アンチソーラーパネル」や「藻類を利用した集光技術」、さらには「透明なソーラーパネル」などを開発してきました。
また多くの研究機関はソーラーパネルの表面構造に調整を加えることで、太陽光の吸収率を上げようともしてきました。
以前から採用されてきた方法に、「ソーラーパネルの表面構造に凹凸層をつくる」というものがあります。凹凸によって光の反射をコントロールし、光の吸収率を上げるのです。
この表面構造のバラエティに注目したのが、シュスター氏らの研究チームです。彼らはいくつかの凹凸模様の集光率を調査し、模様によって太陽光発電の効率が上昇するか確かめました。
研究チームはわずか1μmの厚さの結晶シリコンによる6種類のソーラーパネルをシミュレートし、それぞれの性能を比較しました。
https://nazology.net/wp-content/uploads/2020/10/6a63622a416fcb97e39da10238221bd3.png
テストされたソーラーパネル模様
用意したのは、次の異なった模様構造です。
(a)grating lines:いわゆる格子模様。これまでにも作られており、わずかな効率上昇しか得られていませんでした。
(b)crossed lines:ラインを交差させたような模様。
(c)checkerboard:格子模様を正方形に切り取り、交互に並べた模様。
(d)pentagon:格子模様を五角形に切り取り、並べた模様。
(e)farrago:「寄せ集め・ごた混ぜ」という名前の通り、かなり複雑に格子模様を切り取り並べたもの。
(f)QR supercell:QRコードのように小さなドットが集まった模様。
テストの結果、(c)checkerboardが、他のセルに比べてより多くの電流を発生させると判明。模様の無い従来のソーラーパネルと比較して発生電流が125%も増加したのです。
https://nazology.net/wp-content/uploads/2020/10/1da31874ea18186c64c0601a2d9b81b8.png
checkerboard模様は光の吸収率を2倍以上にする
ちなみに、このcheckerboard模様では、凹部でより多くの光を吸収するとのこと。
これまでにも複雑で洗練されたデザインのソーラーパネルが開発されてきましたが、今回の研究によって表面構造を単純な模様にするだけで、それらに匹敵する光吸収率が得られると判明したのです。
しかもこの模様は非常に単純なため、製造が容易であり、他の複雑なソーラーパネルパターンよりも頑丈かもしれないとのこと。
https://nazology.net/wp-content/uploads/2020/10/1f41d44febbce3a469d011e9b15491d8.png
新しいソーラーパネルの構造。1μmの厚さ
さらに研究チームはcheckerboard模様型の薄いソーラーパネルを製造するなら、セル製造に使用する資源の費用対効果が10倍になるとも考えています。
シュスター氏によると、「原理的には、同じ量の材料で、10倍の太陽発電が可能になります」とのこと。
この非常に効率的な新しいデザインは太陽光発電の普及を推し進めるものとなり、将来的にはエネルギー問題や環境問題の解決に大きく役立っていくことでしょう。
以下ソース
https://nazology.net/archives/71621
★関連板★
■えっちな話題なら”ピンクニュース”
http://mercury.bbspink.com/hnews/
■新作AV情報なら”AV情報+”
http://mercury.bbspink.com/avplus/