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血流の悪い部分を解消しようとする治療器

 生涯現役を目指す男性にとって大きな悩み──。それは「国内で1000万人以上」「40歳以上の3人に1人」が直面する「ED(勃起不全)」の問題だ。

 50代に入った頃からEDに悩まされ始めたという58歳の会社員・Aさん。食生活や睡眠時間を改善しても思うような効果が得られなかった。

「セックスの時に一度は勃っても時間が経つごとに萎えてしまうんです。中折れしてしまった時にいよいよセックスは“卒業”かなと思いました」

 そんなAさんが出会ったのが、「ED-MAX(EDマックス)」という最新のED治療だった。

「期待半分、不安半分で試してみたんですが、効果は絶大。毎日のように勃起するようになったし、行為の最中も最後まで持続するようになった」

 この医療機器を導入している新宿中央クリニックの平田亮院長が語る。

「EDはペニスの血流が悪くなることで起こります。EDマックスはその血管障害そのものを解消する“根治療法”。血管を太くして詰まりを解消し、毛細血管も新生させるので勃起力が高まるのです」

 そのメカニズムは、体外から特殊な衝撃波を当てて尿道結石を治療する「体外衝撃波結石破砕」を応用している。EDマックスでは衝撃波の出力を10分の1に弱めてED改善に最適な刺激にしてあるという。

 これまで衝撃波治療では「ED-1000」という機器が日本でも普及していたが、このEDマックスの性能は段違いだという。2015年にED-1000を、2018年にEDマックスを取り入れた西新宿杉江中央クリニックの杉江善哉院長が語る。

「ED-1000はイスラエル製で登場したときは大きな注目を浴び、効果も充分に確認されました。しかしメンテナンスが大変で機器の維持費が高く、施術の回数も多いという難点があった。EDマックスはスイス製で、そうした難点が改善されている。毛細血管の生成力もより高まったため、治療回数も半分ほどに減らすことができ、治療費も安くなりました」

 具体的にどんな治療が行なわれるのか。初めて受診するという54歳の自営業・Bさんに本誌記者が同行した。治療室に入ると、ベッドの横に業務用コピー機ほどの大きさのマシンが設置されていた。

「この機器は特殊な衝撃波を1秒間に2回発生させます。それを亀頭や陰茎、肛門など7か所にそれぞれ500回、合計3500回放射します。レーザーによる医療脱毛のような痛みや熱はありません」(平田院長)

 Bさんは医師の指示に従ってズボンと下着を降ろし、仰向けにベッドに横たわった。ペニスに透明なゼリー状の潤滑液が塗られ、マシンから延びたノズルで衝撃波が打ち込まれていく。

 施術中、記者は別室で待機していた。「パン!パン!」という衝撃音が15分ほど続いた後、Bさんが治療室から出てきた。

「全然痛くなくて、指で軽くパシッパシッと弾かれるような感覚。思っていたより楽でした」

 衝撃波治療を選ぶ人は、ED薬の副作用のリスクや服用前の食事制限を窮屈に感じる人が多いという。同院に通う40代のCさんがこの治療を選んだ胸の内を明かす。

「最近は段々と勃たないことが増えてきたんです。一度、セックスの前にED薬を飲んだらすごく効いたのですが、毎回薬を用意しなければいけないのも負担に感じてしまって……。それに、女性と会うたびに『今日はダメな日なんじゃないか』と不安な気持ちがこれから永遠に続くのかと思うと落ち込んでしまい、根治を目指すという衝撃波治療に思いきって挑戦しました」

 前出・平田院長はこの治療に絶大な自信を持っていると語る。

「『自然と勃起力が高まった』という声を多数いただいています。治療費は1クール6回で24万円ですが、決して高くないと思います。実は私自身もEDマックスで治療済みで、効果を実感しているんですよ」

以下ソース
https://www.news-postseven.com/archives/20201123_1613166.html

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