0001逢いみての… ★
2020/11/28(土) 23:39:26.20ID:CAP_USER夫婦というのは実に切ないもので、どんなに恋い慕いあう相手と一緒になっても、その後、長年にわたって寝食を共にしていると、やがて、ほとばしる情熱はかつてのものとなり、若き日に感じたような胸のときめきよりも、動悸や息切れのほうが身近なものとなってしまうものである。しかし、そんな夫婦間に起こりがちなマンネリ化を避ける目的から、特殊な婚姻スタイルをとっていた地域が、かつての日本には存在していたのだという。
「そりゃ、ずっと一緒にいたら、情もわくけど厭きもくるからね。私はあれで良かったと今でも思っているよ」
かつて中部地方のとある地域で行われていたという特殊な夫婦関係についてそう語りはじめたのは、当地で生まれ育ち、そのまま現在も静かな余生を送る横山眞一さん(仮名・84)。横山さんの話によると、その昔、当地においては、夫婦関係が冷え切る前に、あえて関係を解消し、その後は別の相手と結婚し続けるという、“定年制”ともいうべき一風変わったシステムがコッソリと行われていたのだという。
「いやね、戸籍の上では、普通の夫婦が死ぬまで一緒にいることになってるんだけど、実際には10年ごとに夫婦を組み替えていてね。だから誰かの嫁は、別の誰かの元嫁で、さらにまた別の……という具合になってたわけなんだよな。私なんかの場合も、戸籍の上では最初の女房だけなんだけど、そのほかに3人女房がいたもの」
結婚そのものは普通にするものの、なぜか村全体として、10年ごとに夫婦関係がリセットされ、お互いのパートナーがシャッフルされるというシステムが存在していたという当地。大抵は年齢が近い者同士で入れ替えが行われ、それが還暦を迎えるまで続くのだというが、たとえば、シャッフル時点で夫婦間に子供が生まれていた場合、子供は母親と一緒に新たな父親のもとで暮らすというものや、子作りをしていいのは40歳まで……という具合に、このシステムを安定して運用し続けるためのルールが、事細かに決められており、彼らはそうした決まりごとを厳守することで、傍目には複雑な人間関係が複数存在する状況であっても、揉め事ひとつなく、平和に暮らしていたのだという。
「まぁ、よその土地の人からすると理解に苦しむかもしれないけどね、私らはそれが当たり前だったから、みんな仲良く暮らしていたよ。(相手に)飽きる頃になると交代するから、楽しいしね。私もこういう人生が送れてよかったよ」
ちなみに、交替が行われるのは、夫婦ごとの時間ではなく、皇紀カウントで10年ごととされているため、例えば皇紀2679(西暦2019)年に夫婦となると、翌2680年(西暦2020年)にはいきなりシャッフルされてしまうことから、多くの男女は、キリの良い年を選んで最初の結婚をしていたという。
「なかには待ちきれずに一緒になってすぐにオサラバというやつもいたけど、あれはあれで良かったんじゃないかな(苦笑)」
たしかにマンネリ化とは無縁であるもの現代の世に暮らす我々にとっては、どこか落ち着きのない夫婦関係に思えてしまう、当地のこの習慣。果たしてこうした特殊な夫婦関係と、それを軸とした「家族」で育った子供たちが、その後、どのような生き方をしているのか、気になるところである。
文・取材=戸叶和男
以下ソース
https://tocana.jp/2020/11/post_186302_entry.html
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