0001逢いみての… ★
2021/06/17(木) 00:05:47.38ID:CAP_USERだが動物界ではそうではないらしい。多くの種が近親交配を避けないことが、過去40年分の関連研究のレビューで明らかになったという。この研究は『Nature』(5月3日付)に掲載された。
人間的な考えだと避けるべきと思われる近親交配だが、スウェーデン、ストックホルム大学の動物学者ライッサ・デ・ブール氏によると、逆にそれが望ましいような状況もあるという。
一番わかりやすいのは、ほかに子供をつくる相手がいない場合だ。赤の他人を見つけることが困難な状況では、たとえ相手が血縁者であっても、遺伝子を残せないよりマシだという考えだ。
ほかにも近親交配が望ましい状況はある。それはある動物がとにかく自分の遺伝子をできるだけ多く残したいと考えているようなときだ。
この場合、近親交配は素晴らしい手段となる。血縁者とは多くの遺伝子が共有されているために、それだけ自分の遺伝子を子供に伝えることができるからだ。
まだできるだけエネルギーの消費を抑えたいときにも有効だ。
たとえば近親交配を避けろというのなら、血縁者と非血縁者を区別する方法を身につけねばならない。
動物界では省エネはとても大切なことなので、学習コストを支払ってまで近親交配を避けることが必ずしも最高の戦略になるとは限らない。
生物学者や動物学者たちは、ある動物の行動を説明するために、数理モデルを駆使してさまざまな状況におけるコスト(費用)とベネフィット(利益)を分析してきた。
近親交配の文脈でいうなら、たとえば珍しい遺伝病を子供に伝えてしまうリスクがコストで、より効率的に遺伝子を残せることがベネフィット(利益)だ。
そうした分析からは生息環境や個体数といった要因を考慮したとしても、許容範囲内の近親交配は動物にとってもっとも成功する戦略であるという結論が得られている。
この仮説は、実験によってもさまざまな種で検証されている。そうした実験では、動物に血縁者と非血縁者とでどちらと交尾するか選ばせ、その選択に何らかの傾向や偏りがあるかを観察する。
ただし、動物界全体を見たときに近親交配が忌避されるような傾向があるかどうかといった視点がこれまではなかった。今回デ・ブール氏らが明らかにしようとしたのはその点だ。
そして過去40年で行われた139本の研究をレビューしたところ、一般に動物が血縁者と非血縁者を区別しているという証拠は得られなかったとのことだ。
レビューされた研究であらゆる動物種が扱われているわけではないが、それでもヘビ・クモ・魚・鳥、さらには齧歯類をはじめとする哺乳類など88種の動物が観察されている。
そうした139本の研究のうち、近親交配が避けられていることが確認されたのはわずか17%のみだった。
ただし、これらの研究はコントロールされた実験環境において行われたものだ。自然界に生きる動物たちは、そうした環境とはまったく違った状況や困難に直面する。そのせいで交配相手の選択が変わってきたとしてもおかしくはないという。
今日、絶滅危惧種の個体数を増やすことを目的とした保全活動は、非血縁者と交配させて遺伝的多様性を増やすことが念頭に置かれている。
だが、今回の研究結果は、そのことだけにこだわるべきではない可能性を示唆していると、ブール氏は説明する。
遺伝的多様性といった意味ではあいにくかもしれないが、少なくとも次の世代を残すことはできるとのことだ。
以下ソース
https://karapaia.com/archives/52303227.html
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