0001逢いみての… ★
2021/06/25(金) 23:28:04.60ID:CAP_USER宝田もなみ
朝早く起きる、規則正しい生活をする、毎日SNSを更新する、毎日欠かさず筋トレやストレッチをする、全ての連絡をすぐ返す、洗濯物をすぐに畳んで元の場所に戻す。すこし生活を振り返るだけで自分ができないことを山のように羅列できる。28年生きていても、それらは改善されるどころか、できなさにますます磨きがかかっているような気がする。
できないことを自慢するのは良くないけれど、30年近く生きているとある程度の諦めがついてくる。向いていないことを無理にやろうとすると、絶対にどこかで調子を崩すのだ。苦手な物事は絶対にできないわけではなくて頑張ればなんとかできるのだけれど、それが連続すると「毎日頑張り続ける」というまた別の苦手なことが発生して、どんどん心がつらくなってきて最終的に身体を壊してしまう。
こうやって書いてみると、自分はなんだかめちゃくちゃダメなやつみたいだけど、多くの人が本当は私と同じくらいできないことがあるんじゃないかなと思ってる。洗濯は得意だけど料理はできないとか、仕事は好きだけど上司との付き合いは苦手とか、できないのレベルは色々あるだろうけど、それぞれがそれぞれのできなさを抱えて日々生きているんだろうなあと思うのだ。
ところでAV女優という仕事は、自分の「できない」を知る仕事でもある。いくら演技とはいえ肉体的にも精神的にもハードな行為やシーンがあって、それらのどこまでが自分の「できる」ことで、どこからが「できない」ことなのか把握しておかなければならない。私は最初の頃、やったこともない行為ができるかどうか分かるわけもなく、とりあえずやってみる精神で撮影に臨んでいたけれど、3年も経つと流石にこれは苦手だな、どんなに頼まれてもできないな、という事がハッキリしてくる。例えば、脇をひたすら舐め続けられるのはしんどい、みたいなことは仕事をしていなかったら一生自覚できなかったと思う。
当たり前だけれど、世の中では「できる」ことがフィーチャーされる。他の人よりスポーツができるからスポーツ選手になるのだし、プログラミングができるからプログラマーになれて、外国語ができるから通訳士になれるのだ。「できる」ことによって仕事が得られたり社会的地位や名誉が生まれる。自分に何ができるかというのは社会を生き抜くためにきっと重要なことだ。しかし。人を本当に決定づけているのはできることよりもできないことなんじゃないかと思うのは、自分の周りの人たちがある種の「できなさ」に支えられているからかもしれない。
友達でとてもいい絵を描く子がいるけれど、その子がいい絵を描けるのは、その子にできないことが多いからだ。毎日規則正しく働いたり、全てを計画通り進行させたり、そういうのが完璧にできる子だったら、あんな絵はきっと描けてなくて、できないことや足りないことがその子の作品を良くしている。そういうことはきっとどこの世界でもあって、できないこととできることは表裏一体なのだと思う。自分のできなさに落ち込むことは日々ありすぎるくらい沢山あるけど、そのできなさがどこかではプラスになっていると信じていたい、どこまでも自堕落な自分である。
■宝田もなみ 1992年10月9日生まれ、東京都出身。AV女優。美術大学卒。中高教員免許、世界遺産検定2級保持。YouTube「オカルトもなぱいチャンネル」にて別名義、桃永ぱいんとしても活躍中。ビーダッシュプロモーション所属。
以下ソース
https://www.zakzak.co.jp/ent/news/210625/enn2106250004-n1.html
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