0001逢いみての… ★
2021/08/19(木) 00:17:13.54ID:CAP_USER15歳から歌舞伎町に通い続け、ティーンの生態を追う現役女子大生ライターの佐々木チワワ。自傷行為すら「エモい」と話す若者たちは、ついに自殺の瞬間を配信するものも……。いま、路上に増えつある“病みカルチャー”の深層に迫る!
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、’20年の自殺者数は11年ぶりに増加。女性や若年層の増加が目立ったが……実は新宿区・歌舞伎町を舞台に’18年に“自殺ブーム”、いや、自殺がファッション化すらしたことをご存じだろうか。
発端は’18年10月2日、ホスト通いに狂った通称「ホス狂」の女性が飛び降りた事件だ。たまたま下を歩いていた歩行者の男性を巻き込み、ニュースとして大々的に報じられた。そこから自殺の連鎖ともいうべきか、同年10月から約1か月間、歌舞伎町のビルから未遂を含めれば少なくとも女性の飛び降りが8件あったとされる。
ある女性は飛び降りる直前にSNSに屋上にいる写真を投稿し拡散されたことで、近年の“歌舞伎町のホストビル=自殺の名所”というイメージが広まっていく。
最近では「これから死にま〜す!」とビルの屋上で裸足になり、酩酊状態でネット配信する女性もいた。ネットの顔も知らない誰かからの「死なないで!」「生きて!」というコメントを受け取って自殺を踏みとどまるコもいれば、本当にそのままビルの上から落ちて、数か月後に「入院していました」「死ぬのに失敗しちゃいました〜」と明るく投稿するコもいる。
そして今年の5月には、歌舞伎町のAPAホテルから飛び降り心中した14歳と18歳のカップルは、「#数時間後に死ぬカップル」としてTikTokに動画を投稿。この2人は歌舞伎町でいま話題の「トー横」で知り合い、交際をSNSで宣言してから数時間後、ともに薬物の過剰摂取から2人で飛び降りた事件だった。
前回、ぴえん系女子がリストカットやオーバードーズなどの自傷行為がファッションとして消費されていると書いたが、不器用で乱雑な生きざまも受け入れてくれる歌舞伎町という街は、死にざますらも受け入れてくれる街なのかもしれない。非現実な街で死ねば、死にざまだけでも「エモい」ものとして最後に消費してもらえるからだ。
私が歌舞伎町の若者たちを研究するきっかけになったのは’18年10月、冒頭の連続自殺事件のなかの1人を止めたからだ。
ホストの店舗が多い某雑居ビルの深夜、“自殺の名所”的にキャバクラ嬢風の女性たちが配信をする横を通り抜け、私は友達と屋上に向かった。そこにはホストの男性が、いまから飛び降りようとする女性を必死に止めていたのだ。
私たちも号泣する彼女を説得してみたが、返ってきた言葉は「私、生きてる価値あります?」「お金使わなかったら私に価値はない……」だった。聞けば、彼女は風俗嬢。歌舞伎町では10月が閑散期になることが多い。
彼女もうまく稼ぐことができず、担当ホストのバースデーイベントにお金を落とせないことが、自殺に踏み切った動機だったと話す。そんな単純な理由が、彼女たちの命を落とす理由になるのだ。
歌舞伎町における「価値」とは何か。この街では「お金を使っていなければ価値はない」「売り上げが高くなければ価値がない」という極端な思考に陥りやすい。夜の世界が自分自身に「数字」という価値をラベリングされる社会だからだろう。
源氏名という文人主義的な新しい名前をつけているとはいえ、夜の仕事が本業になってしまった人間はアイデンティティが源氏名に寄りがちになる。そして、その数値に置き換えて自分自身の価値を考え続けている人は、その数値が悪くなった時にアイデンティティクライシスに陥り、価値がわからなくなってしまう。
50万円をホストクラブで使った日、営業後にホストから「アフターするからね」とホテルで待たされた知人女性は、数時間音信不通後に、「私には50万円の価値もないのかな」という一文とともに手首をズタズタに切り裂いた写真を私に送ってきた。思えばリュックにいつも剃刀を入れ、気軽にリストカットして、生きてる実感を味わうようなコだった。
続く
以下ソース
https://nikkan-spa.jp/1774096
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