0001逢いみての… ★
2021/11/20(土) 22:46:27.17ID:CAP_USER「ムショぼけ」とは、自由を制限された刑務所で長期間過ごした人が、社会の環境の変化やスピードに合わせることができない現象をいう。
「受刑者は長い刑務所暮らしで塀の外の暮らしに夢を膨らませるが、出所してすぐに現実を突きつけられる」(沖田さん)。暴力団組織の指示で殺人未遂事件を起こし、懲役14年の刑期を終えて出所した主人公、陣内宗介も、娑婆(しゃば)で過ごしたあの頃とはすっかり様変わりした社会になじめず、頭を悩ませる。
出所を出迎えてくれたのは年老いた母1人。事件を起こす見返りに5千万円の報酬を渡すと約束した組織はすでに解散、妻や子供とは音信不通になっていた。つてを頼って働き始めた内装工事会社では、元組員という素性がバレて解雇に。自暴自棄になりつつも、家族や仲間に支えられながら生活を立て直していくという展開でドラマは進む。
現実社会でも、長期間服役したがために、金銭や仕事のスキルがなく、さらには他人の助けを得ることができずに再び犯罪に手を染め、刑務所に舞い戻るという元受刑者は多い。
警察庁の犯罪統計によると、刑法犯の検挙者数は平成16年から減少を続けているものの、検挙者に占める再犯者の割合を示す「再犯者率」は増加しており、令和元年は48・8%にも上った。刑法犯の2人に1人が再犯者で、特定の層が犯罪を繰り返す傾向が強まっている。
沖田さんもドラマ主人公の陣内と同様に服役経験があり、過去2回、トータル12年間にわたり服役。そんな沖田さんが小説家を志したのは25歳のころだった。
刑務所の中で浅田次郎さんの小説「鉄道員(ぽっぽや)」に出合い、感銘を受けた。3冊だけ持ち込める差し入れのノートの一行一行に、書ける限りの小さな文字でさまざまな小説を書き写し、文章力を磨いた。
出所後は所属した暴力団組織を脱退。コピー機の運搬業務などで生計を立てながら、40歳で作家デビューを果たした。
沖田さんは「出所後の逆境はどこまで行っても自業自得で、それを言い訳にしても仕方がない。頑張って現状を打破するしかない」と強調する。「ムショぼけ」の構想は服役中から練り始めたといい、主人公、陣内の生き方に自らの境遇を重ねた。
10月に始まったテレビドラマは、ABCテレビ(毎週日曜午後11時55分〜)とテレビ神奈川(同火曜午後11時〜)で放送中で、物語はラストに向けていよいよ佳境に入る。
放送開始からまもなくして、旧知の警察官から1本の電話が沖田さんのもとに入った。
電話口の相手は「すぐに連絡するのはしらじらしくて嫌だなと思ったけど」と前置きし、こう続けた。「放送を見ています。応援していますよ」
罪を犯し、かつて迷惑をかけた警察官からのエールに「想像もしていなかった」と沖田さん。出所後の頑張りへの評価と受け止めると、無性に喜びがこみ上げてきたという。
「世の中捨てたもんじゃない」。改めてそう実感している。
(山本考志)
以下ソース
https://www.news-postseven.com/archives/20211120_1708741.html
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