画像は「Daily Bot」より
古代ローマは実在しないという陰謀論がTikTokで流行し、歴史家を激怒させているという。「Daily Dot」が報じた。
この説を唱えているのは、歴史好きのTikToker「@momllennial_」。彼女はこれまでに、「アレクサンドロス大王は女性だった」、「イエス・キリストの名前はクリトリス・ヒーラーと訳される」、「18世紀にジャン?オノレ・フラゴナールが描いた絵画『ブランコ』には、フランス革命に関する暗号が隠されている」などの説を唱えてきたそうだ。ここ数週間、彼女は古代ローマについて多くの投稿をしており、その中には「ハドリアヌスの長城がローマ帝国時代の建造物であることは証明できない」という主張も含まれているとのこと。
彼女の「古代ローマデマ説」は、当時の遺跡がしばしば誤解されていることや、「ローマ時代の文書が一つも存在しない」という考えに基づいているそうだ。
もちろん彼女の主張は多くの批判に晒され、反証もされている。しかし、その批判がエスカレートし、（彼女がユダヤ人であることから）反ユダヤ主義者らからの執拗な嫌がらせにも晒されているとのこと。そればかりか、彼女が「白人至上主義者」であると名指ししたエイダン・マティスという歴史系TikTokerとの間で揉め事まで勃発。
彼女のフォロワーは９万人ほどいるが、コメント欄にも批判的なものが多く、彼女に同調し、古代ローマ帝国が実在しなかったと信じている人は少ないようだ。しかし、今やゴタゴタは「古代ローマデマ説」にとどまらない拡がりを見せはじめているようだ。
以下ソース
https://tocana.jp/2021/12/post_228421_entry.html
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