0001逢いみての… ★
2022/01/06(木) 23:11:14.96ID:CAP_USER12月の成婚ラッシュを終え、1月は毎年入会ラッシュを迎えます。お正月に家族と過ごす時間を作ると、多くの人が結婚を意識し、「今年こそは」とお問合せしてくれるのです。
当然、本気で婚活をすれば 1年以内の結婚は不可能ではないし、「1年前、こんなふうに誰かと結婚できるなんてリアルには想像できませんでした」と私に言っていただける成婚者さんも珍しくありません。
短期間で婚活が終わる人も、長くかかる人も婚活は簡単ではなく、苦しいことや辛いこともあります。自分の思い通りにはいかないことだらけだと感じることもよくある話。
そして、男女ともに共通しているのは、総じて35歳頃から恋愛や結婚を難しく考えがちだということです。
昔は恋人が途切れたことない人でも、なぜか35歳前後を迎えると、長い期間お付き合いできるような恋人ができなくなってしまったり、たくさんの出会いはあるのに好きという感情が出にくくなってしまったり……。どの異性に会っても「この人だ!」と思えず、告白するほどの気持ちになれないと悩む方は多いようです。
ここまでして結婚したいんだろうか? そう考えてしまい婚活に身が入らなくなることもあるでしょう。まさしく「こじれてる状態」。
こじれてる人というのは、「自分の理想と現実のギャップが埋まらず、理想ばかりに囚われ、現実をきちんと受け入れられていない方」と私は定義しています。
そんな方がうまくいかない理由を考えすぎ、自分の考えや行動を正当化して行った結果、多くの矛盾を作ることになってしまい、さらにうまくいかないという負のループに入ってしまいます。
倫太郎さん(仮名・40歳)はアプリを中心に婚活をスタートして2年。40歳になり、いよいよ真面目に婚活をしていった方がいいのかもしれないと考え、ご相談に来ました。
「自分はそんなに真剣に婚活って感じではなくて、アプリやってみたんですが、気がつけば40歳になっていて、さすがに彼女もいない今の状態ってやばいのかなと思って……」
男性はプライドもあるのか、婚活アプリでの出会いは婚活ではないと位置付けている傾向にあり、「婚活を真剣にしたことはない」というようなニュアンスを常に言葉の端々に使っていました。
「短期間だけやってみる」ということで私のサポートを受けることになったのですが、倫太郎さんのこじれ具合に私も苦戦。
まず、お相手は「20代がいい」。理由は「今までずっと20代しか付き合ってこなかったから」。さらに家事は「すべてお任せしたい」とのことでした。
経営者である倫太郎さんは毎日が忙しく、家事代行を利用するほど。なので、お相手に家政婦とは思ってはいないけど、生活費はすべて面倒見るつもりなので家事などはお任せしたい。専業主婦でもいいけど、できれば外で仕事をしてほしいらしく、社会とのつながりをもってもらい、きれいにしていてほしいとのことでした。
そもそも20代の女性に求めるにはあまりにハードルが高い。年収850万円だという倫太郎さんの年収などの要素を鑑みても、かなりの矛盾を私も感じました。実際にこうした希望をすべて叶えるには倫太郎さんに惚れ込ませることが必要なことは間違いありません。
それ以外にも活動を進めると、かなり重度のこじれっぷりを見せてくれ、20代のどんな女性を紹介してもお断りされることばかり。
あまり連絡をマメにするタイプでもなく、その理由を聞くと、「本当にいいと思えば自分もマメにする。相手から来てもいいと思う」とご返答。しかし、私は「倫太郎さん自身が傷つくのが怖いのではないかな」というように見えました。
婚活市場で20代女性にとっては40代男性は「魅力的か?」と問われると……できれば年齢の近い男性のほうがいいなと思うだろうし、倫太郎さんのために家を守るような女性には、「倫太郎さんについていきたい」と強く感じてもらうためのアプローチは絶対必要。求めるものと行動の矛盾を一つひとつ見直していくことも大変でした。
短い期間で婚活を卒業すると宣言していた倫太郎さんでしたが、結果5か月が経ってもまだ「この人!」という方には出会えませんでした。
続く
以下ソース
https://nikkan-spa.jp/1804279