0001逢いみての… ★
2022/03/01(火) 23:24:35.65ID:CAP_USER痴漢行為と並んで、近年大きな問題となっている満員電車内の盗撮。女性のスカートの中をスマホで撮影するという卑劣なもので痴漢と違って相手に触れないため、撮られたことに気づいていない被害者も多い。
会社員の緒方淳さん(仮名・54歳)もこんな人に言えない趣味を持っていたひとり。だが、そんな盗撮行為に励む日々も突然終わりを迎えることになる。
40代前半のある日、いつものように通勤中の車内で目の前に立っている若い女性のスカート内を持っていたスマートフォンでこっそり撮影。すると、その様子に気づいた隣に立っていた若い男性から「何をしてるんだ!」と大声を挙げられ、同時にスマホを持っていた右手首を掴まれてしまったのだ。
「あの瞬間は未だに脳裏に焼き付いています。握りつぶされるんじゃないと思うほど強い力で掴まれ、身動きの取れない満員電車だったので逃げることもできませんでした。すべてはあんなことをした私が悪いのですが、あのときは人生が終わったと思いました」
次の停車駅で手を掴んできた男性と一緒にいた彼の友人、それと被害女性の4人で下車。駅ホームで男性が駅員に事情し、駅事務室に連れて行かれたという。
「事務所に着いて10分ほどで警察の方が来て、所轄の警察署に連行されました。男性に現行犯で取り押さえられたこともありますが、押収されたスマホには先程撮ったばかりの女性のスカート内の画像が保存されていたので言い逃れができる状況ではなく、素直に犯行を認めました」
罪状は迷惑防止条例違反。しばらく勾留されたそうだが早い段階で弁護士に依頼し、被害女性とも示談が成立。初犯だったこともあり、不起訴処分になった。
「ただし、仕事は数日間欠勤。それに事件のことが報道されてしまい、会社にバレてしまったんです。当然、クビは覚悟していました」
ちなみに彼の勤務先は有名企業。勾留明けに出社した際、自宅謹慎を言い渡されたが、幸いにも解雇処分になることは免れた。
「ホッとしました。ただ、本社の営業部から外され、社内の人間ともほぼ接触のない倉庫番のような部署への異動を命じられました。恐らく、会社としては『これが嫌なら辞めてもらって結構』という意味だと思ったので、甘んじて受け入れるしかありませんでした」
以来、同じような閑職部署を転々して現在に至る。当然、出世など望めるわけもなく、役職はずっと主任のまま。平均年収で500万円台はキープしているが、同年代の大卒社員の中では最低ランクだ。
「それでも会社を辞めていたら、今の年収の半分を貰うことも難しかったかもしれません。そもそも正社員で転職すること自体難しかったでしょう。それを考えれば、恥を忍んで会社にしがみついて正解だったと思っています」
なお、妻とは釈放後しばらくして離婚。息子は彼女が引き取り、養育費は一括で払ったが成人した今でも面会拒否されており、未だに直接会うことができずにいる。
「入学式や卒業式、成人式などの写真を何度か送ってもらっただけです。恐らく、もう一生会うことは叶わないと思います。幼いころはパパっ子だっただけにこれが一番辛いですね。自業自得と言えばそれまでですが……」
逮捕後はカウンセリングに通い、盗撮行為はあれから一度もやっていない。とはいえ、興味がなくなったわけではない。今でも電車内や階段、エスカレーターなどでは盗撮したいという衝動に駆られている。
「ひたすら我慢しています。スマホは簡単に取り出せないようにカバンの一番奥にしまい、さらにレンズ部分にもテープを貼って撮影できないようにしています」
また、事件後は人付き合いも大きく変化。かつては同窓会に欠かさず出席し、学生時代の友人たちとは積極的に交流していたが逮捕後はずっと欠席しており、SNSもすべて閉鎖してしまった。飲みに誘われてもあれこれ理由をつけてはほとんど断っている。
続く
以下ソース
https://nikkan-spa.jp/1814632
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