山口敏太郎の現代妖怪図鑑

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ふたもの

 オカルト評論家・山口敏太郎氏が都市伝説の妖怪、学校の怪談、心霊スポットに現れる妖怪化した幽霊など、現代人が目撃した怪異を記し、妖怪絵師・増田よしはる氏の挿絵とともに現代の“百鬼夜行絵巻”を作り上げている。第82回は「ふたもの」だ。

 その地方では、お盆時期に先祖が山から帰ってくると信じられていた。これは日本中で言われていることである。「ふたもの」はそこの山に住んでいる妖怪だ。

 頭から胴までの、下半身のない人型が2体。1体は逆立ちをしている格好で、その上にもう1体の上半身を乗せて移動する。つまり、逆立ちしている上半身が足の役割をする。髪形は後ろ髪が長く、前髪がきちんとそろえられている。肌は青白く、ところどころ斑点のような形が浮き出ている。ふたものは先祖霊だと思われるが、非業の最期を遂げた先祖が祟(たた)り神になっていると思われる。

 山に入ってその姿を見たものは精神がおかしくなると言われており、ふたものは自分の姿を見た人間を山に引きずり込むために「ムダだよ。ムダだよ」という言葉を繰り返しながら追いかけてくる。姿を見てしまった人間は鼻血を出し、髪の毛が真っ白になり、直立した状態で固まって動けなくなるという。

 筆者・山口にこの話を教えてくれた投稿者は、遠縁の少年とともにこの妖怪を目撃したことがある。双眼鏡で見てしまった少年は鼻血を出し、髪の毛が真っ白になったが、至近距離ではなかったため動けたようで、見なかった投稿者とともに祖父母宅に逃げ帰った。その後、ふたものから車で逃げて、投稿者たちは寺まで搬送された。その後、2時間40分ほどお経を唱えることで、投稿者は困難な状態を打開することができたそうだ。しかし、少年は回復するまで5年もかかったらしい。

以下ソース
https://www.tokyo-sports.co.jp/column/yamaguchi/4095902/

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