0001逢いみての… ★
2022/04/07(木) 00:52:58.63ID:CAP_USER新しい研究では、田舎育ちの方が都会育ちよりもナビゲーションスキルが高いと判明しました。
ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)心理学部に所属するヒューゴ・スピアース氏ら研究チームによると、区画整理されていない農村部で育つと、現在地を把握して目的地に到達する能力が高くなるとのこと。
研究の詳細は、2022年3月30日付の科学誌『Nature』に掲載されました。
今回の発見は、認知症の研究から派生したものでした。
認知症の中でも最も多い「アルツハイマー型認知症」の初期段階では、現在地を把握して目的地までたどり着く「空間ナビゲーションスキル」の低下が見られます。
そこで研究チームは、空間ナビゲーションスキルを測定するためにゲーム会社と協力して、スマホゲーム「シー・ヒーロー・クエスト」なるアプリを開発しました。
https://nazology.net/wp-content/uploads/2022/04/FireShot-Capture-468-Extended-Data-Fig.-6_-Association-between-GDP-per-capita-and-SNE-in-C_-www.nature.com_-763x600.jpg
シー・ヒーロー・クエストのゲーム画面
これはプレイヤーが船を操り、地図上に示された宝物を探すゲームです。
プレイすることで自分がどれほどのナビゲーションスキルをもっているか明らかになるため、場合によっては認知症の早期発見に役立つのです。
そしてこれまでに世界中の400万人以上がシー・ヒーロー・クエストをプレイしたため、多くのデータが集まりました。
認知症の有無を明らかにするだけでなく、年齢・学歴・出身地などの違いが、ナビゲーションスキルにどれほど影響するか判断できるのです。
ここで今回の研究につながります。
研究チームは育った環境の違いで、ナビゲーションスキルにどれほどの違いが生まれるか調査しました。
通常、ナビゲーションスキルは成人期の初期から年齢と共に低下します。
つまり、30歳と40歳を比べると、30歳の方がナビゲーションスキルは高いのです。
では、この年齢による能力差を覆す要素はあるのでしょうか?
研究チームは、シー・ヒーロー・クエストをプレイした38カ国の約40万人のデータを利用して、ナビゲーションスキルに影響を与える他の要素を調査しました。
その結果、現在の居住地は、ナビゲーションスキルに影響を及ぼさないと判明。
しかし生まれ育った環境(幼少期の環境)は、成人した人々の能力に影響を与えると分かりました。
曲がりくねった道が多い「田舎育ちの人々」は、区画整理されて格子状の道が多くなった「都会育ちの人々」よりも、平均してナビゲーションスキルが高かったのです。
https://nazology.net/wp-content/uploads/2022/04/FireShot-Capture-469-Extended-Data-Fig.-5_-Examples-of-city-street-networks.-Nature_-www.nature.com_-900x420.jpg
(左)ロンドンにある複雑な道路, (右)ニューヨークにある格子状の道路
そしてこのスキルの差は、5年間の年齢差を埋めるほどでした。
田舎育ちの人は年齢を重ねてスキルが衰えても、まだ都会育ちの人と同じレベルだったのです。
ちなみに、都会育ちは「格子状に区画整理された地域のナビに特化している」わけでもないようです。
格子状マップでのゲーム結果も比較されましたが、都会育ちは田舎育ちよりも「やや得意」な程度だったのです。
総合的に考慮すると、やはり田舎育ちは、はるかに高いナビゲーションスキルをもっていると言えます。
さて、これらの結果は認知症の研究から派生して得られたものですが、「田舎での生活が認知症予防に役立つ」とは結論づけられません。
認知症の予防に結び付けるには、さらなる研究が必要とのこと。
今のところ、「見知らぬ土地での道案内は、田舎育ちの人に任せる」くらいに考えておきましょう。
以下ソース
https://nazology.net/archives/107119
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