0001逢いみての… ★
2022/04/12(火) 22:48:07.97ID:CAP_USER女性落語家の活躍が当たり前になってきた昨今。立川こはるも、そんな人気女性落語家の1人だ。立川こはるが所属する「落語立川流」は、家元の故・立川談志が落語協会を脱退して設立した一門。落語協会、落語芸術協会に属していない噺家は、寄席の定席に立つことができない。
「両協会の前座さんは、毎日寄席の楽屋で下働きをしながら高座に立てますが、立川流の場合はそれがないので、自力で落語を披露する場所を見つけなければいけない。そのための自己プロデュースの教育はされました。いま思えば、独特な育てられ方をしましたね」と、立川こはるは淡々と語る。
落語家への憧れを抱きつつ大学で生物学の研究をしているとき、師匠となる立川談春の独演会を見て、人生が決まった。
「何百人ものお客さんが息をのむような、空間を支配する力がありました。いままでは落語を聴いて『ああ笑った』で終わりでしたが、師匠の噺は、聴き終わってどっと疲れが出た(笑い)。どうしたらこんな落語ができるんだろうと興味を持ち、弟子になりたいと思いました」(こはる・以下同)
2006年、大学院に進んで1年ほどで退学し、立川一門初の女性入門者となった。修業時代の有名なエピソードがある。
「入門から1年ほどして家元に呼ばれ、『お前、女だったのか?』と。しばらく気づかなかったようです(笑い)」
その彼女におすすめの落語を紹介してもらった。彼女が推すのは、自身が聴くのもやるのも好きな演目だ。
「『権助魚』は、お使いを命じられた奉公人が間違ったものを買ってくるというだけの、15分ほどの噺ですが、演者によって演出が全然違う。春風亭昇太師匠の噺なんて“そんなに変えるのか!”と驚くぐらいです。耳にすることが多い噺なので、聞き比べてもらうと楽しいですよ」
聴いていてスカッとするのが「大工調べ」だ。
「大工の棟梁が『何をしやがるんでい、この野郎! 大家といえば親も同然、店子といえば子も同然……』と、延々と啖呵を切るシーンは、意味がわからなくても音として気持ちがいい。立川一門もよくやる演目です」
一方、「文違い」は、主人公のお女郎が本命の男に貢ぐためにほかの男から金を巻き上げるも、本命にもまた別の女がいたという、騙し騙され噺。
「2時間ドラマを40分で聴けます(笑い)。しゃべっているのを聴いているだけで映画のように映像が広がり、『いい話聴いた』という気分になります」
江戸時代の世俗的な背景も見えてくるのが、「お直し」「小猿七之助」だ。
「『お直し』は、学生の頃から好きな噺です。吉原の花魁が従業員といい仲になり、夫婦となって独立するのですが、旦那は働かず、女房に客を取らせながら、やきもちがすごい、どうしようもない男。いまでいう“メンヘラ(精神的に不安定な様子)とクズ”がお互いに離れられない噺です。家元が『落語とは業の肯定だ』と言っていましたが、200年以上も昔から人間はやっていることが同じだなと思うと、気が楽になります(笑い)。
昔の吉原では、線香1本燃え尽きるまでがサービスタイム。延長の場合は、『お直しだよ』と言ってもう1本線香を立てる。タイトルを見れば、吉原の噺だとわかるわけです」
「小猿七之助」では船頭が出てくるが、当時、船頭はイケメンをそろえており、歌舞伎役者に次ぐ人気だったそう。
「談志、談春が続けてきた噺で、いかに“完コピ”するかが大切な演目です。難しくてなかなか頻繁には演じられない噺なので『小猿をやる』というと、通のお客さんも緊張する。私もまだ2回しかやっていません」
彼女の落語へのアプローチは独特だ。
「落語はいまだに男社会。女流が高座に上がると席を立つお客さんもいます。それでも、いまの落語界が楽しいと思っているので、現状を変えたいとは思いません。これまでも古典を変えずにそのままやり続けていますし、今後もそれを貫くでしょうね」
続く
以下ソース
https://www.news-postseven.com/archives/20220412_1743291.html
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