日活が1971年に製作を開始した「日活ロマンポルノ」の生誕50周年記念プロジェクトの一企画で、昨年11月20日に、松居大悟、白石晃士、金子修介の3監督による3つの新作の製作が決定。このほど各作品のタイトル、公開日、主要キャストがお披露目された。
1作目が封切られて以降、数々の名作が誕生し、昨年の第78回ベネチア国際映画祭のクラシック部門では「(秘)色情めす市場」が初選出された。日活は、これまで以上にロマンポルノ作品の多様性・エンタテインメント性・芸術性を訴求するため、
ロマンポルノ50周年記念プロジェクトを実施。現代のさまざまな生き方や個性を認め応援する、時代の「今」を切り取った新企画「ROMAN PORNO NOW(ロマンポルノ・ナウ)」を発足し、個性派の監督たちが、多彩なジャンルで女性を強く美しく描く。
第1弾は、山崎ナオコーラ氏の小説が原作となる「手」(9月16日公開)。「ちょっと思い出しただけ」(2022)の松居監督が、20代のリアルな男女の姿を巧みに映し出す。年上男性ばかりと付き合ってきた主人公・さわ子の機微を、福永朱梨(ふくなが・あかり)が豊かな感性で演じる。
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