【生物】出会いなどいらぬ! 25万年前に”進化上の無駄 “を放棄し繁栄するバッタ 単為生殖の悪影響は今日まで全くないことが明らかに
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地球上のほとんどの生物は、オスとメスの2つの性を持っています。
しかし中には、オスとの交尾を必要とせず、メスだけで繁殖(単為生殖)できる種がいます。
オーストラリアの乾燥地帯に生息する緑色の美しいバッタ、「ワラマバ・ヴィルゴ(Warramaba virgo)」もその一つです。
本種(メス)の卵は、精子と受精しなくても胚に成長し、自らのクローンを生み出すことができます。
豪メルボルン大学(University of Melbourne)は、過去18年間にわたり、W. ヴィルゴがどうして単為生殖するに至ったか、また、その変化が種の生存に与えた影響などを研究してきました。
そして今回の新たな研究により、W. ヴィルゴは、約25万年前に有性生殖を行う2種のバッタのハイブリッドとして誕生したことが判明。
また、単為生殖による悪影響は、今日までまったくないことが明らかになりました。
研究の詳細は、2022年6月2日付で科学雑誌『Science』に掲載されています。
進化生物学者たちは、これまで、W. ヴィルゴのような単為生殖種が少ないことに疑問を抱いてきました。
なぜなら、オスとメスの有性生殖には多くのコストがかかるからです。
第一に、オスだけでは繁殖できないのに、子孫の半分がオスになる必要があるのは”進化上の無駄 “とみなせます。
第二に、交尾相手を見つけるのに時間と労力が必要で、探している間に、天敵に食べられることも少なくありません。
オスをなくし、メスだけで繁殖できれば、こうしたデメリットもなくなります。
https://nazology.net/wp-content/uploads/2022/06/this-australian-grassh-900x600.jpeg
ワラマバ・ヴィルゴ(Warramaba virgo) / Credit: Michael Kearney, Author provided(The Conversation, 2022)
では反対に、有性生殖のメリットは何でしょうか?
最大の理由は、交尾の結果生じる遺伝子の「組み換え」にあります。
オスとメスの遺伝子が混ざることで、種の遺伝的多様性が豊かになり、病気への耐性や環境への適応力が大きく高まります。
それから、生存にとって不利な突然変異を集団から排除する役割もあります。
対照的に、単為生殖にはこうしたシステムがなく、すべての子孫が母親と同じ遺伝子を受け継ぎます。
そのため、遺伝的多様性に乏しく、環境が変化したときの適応力が低下したり、病原菌に感染すると全滅する恐れもあるのです。
さらに、単為生殖は、不利な突然変異を排除できず、世代ごとに蓄積してしまうリスクもあります。
では、このような単為生殖のデメリットは、W. ヴィルゴにも表れているのでしょうか?
W. ヴィルゴは、1962年に著名な進化生物学者のマイケル・ホワイト(Michael White)氏によって初めて研究されました。
彼の幼い息子が、オーストラリア南東部ニューサウスウェールズ州の乾燥地帯で、メスしかいなバッタを見つけたのです。
それ以後、ホワイト氏は、2000キロ離れた西オーストラリア州でも同じ種を発見し(ワラマバ・ヴィルゴと命名)、また、有性生殖をする種(Warramaba whiteiと命名)の存在も明らかにしました。
そしてその後の研究で、W. ヴィルゴは、W. whiteiともう一つ別種のW. flavolineataのハイブリッド(交雑種)として誕生した種であることが判明します。
メルボルン大の研究チームは今回、W. ヴィルゴの1500以上の遺伝子マーカーを解析し、親となった2種と比較。
その結果、W. ヴィルゴに生じた突然変異の数と性質から、2種の交雑は約25万年前に起こったと推定されました。
このときに、W. ヴィルゴは交配することを放棄し、オスを切り捨てて単為生殖となったようです。
続く
以下ソース
https://nazology.net/archives/110233
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http://mercury.bbspink.com/avplus/ また、有性生殖種(W. whiteiとW. flavolineata)と単為生殖種(W. ヴィルゴ)の間には、遺伝的な変異がほとんど存在しないことも判明しました。
W. ヴィルゴに、暑さや寒さに対する耐性、代謝速度、卵の大きさ、成熟にかかる時間、寿命など、あらゆる生理学的形質において親種に対する優位性や劣性は確認されなかったのです。
これは単為生殖に途中で切り替えた種が、その元となった親種より不利になっている点が、現在のところ特に見当たらないということです。
しかし一方で、W. ヴィルゴは、オスがおらずすべての個体が子孫を残せるので、有性生殖種に比べ2倍の子孫を残せることになります。
つまりW. ヴィルゴは25万年もの間、遺伝的多様性が保てないという不利益は特に顕在化することなく、親種に対して2倍の繁殖力を維持できていたのです。
これにより、親種には達成できなかったオーストラリアの東?西まで一気に拡散することにも成功しました。
これは現在のところW. ヴィルゴが単為生殖に切り替えても、メリットばかりで種の生存を脅かすデメリットはなかったことを意味します。
では、単為生殖でこれほど長く繁栄できるなら、なぜもっと単為生殖をする種が増えないのでしょう?
これについてチームは「そもそも単為生殖を発生させること自体、非常に困難なのではないか」と考えています。
実際、W. ヴィルゴを生み出した2種を交配させてみたところ、数匹のハイブリッドができただけで、また、そのハイブリッド個体はいずれも子孫を残せませんでした。
つまり、ハイブリッドの状態そのものが危ういバランスの下にあり、子孫を残すシステムとして安定していないと予想されます。
W. ヴィルゴは25万年の中で単為生殖を確立したと見られ、人間が交雑を試す程度では、安定したハイブリッド種は得られないようです。
こうしたことが自然界における単為生殖をきわめて珍しいものにしているのでしょう。
また単為生殖種に対する非常に不利な環境変化や、パンデミックのような厄災は25万年程度では起きないだけの可能性もあるでしょう。
生命の歴史は非常に長いものなので、短期間では有利であっても長期的には単為生殖を選択するメリットは小さいのかもしれません。
いずれにせよメスだけで25万年も生き延びているW. ヴィルゴは、かなり稀有な存在といえるでしょう。 そもそも、何で生まれるのか?
生まれなければ死ぬことも無い。 つまりお前らオナニーばっかりしてるとオナニーで妊娠しちまうようになると言うことだぞ >>1
答えは簡単で、そのバッタの進化は25万年前に止まってしまったわけだろ?
それがデメリットだ。 >>5
進化は目的じゃなく手段な
生物種の目的は果たしてるんだから
手段の違いをデメリットとは言わない >>6
まあ確かにそうだが。
単為生殖の種が少ないのは、地球レベルの気候変動を生き残れなかったからじゃないのか。
このバッタが生まれた25万年前なんて地球レベルではつい昨日のことでしょ。 ・進化なんて必要ない!
・進化に取り残されて、絶滅した種もある。
さあ、どっち?
しかしまあ「生きた化石」と言われる種もあるんだよね。 繁殖機能のあるラバってだけの気もしないでもないけど実績がすごい 昆虫は3億年前から存在してるのだから、
単為生殖が有利ならその当時から
単為生殖を続けてる種が大量に現存してないとおかしい。 >>9
「生きた化石」というのは、文句なく少数派だろう。
>>11
そうですね。
多数派は「進化するぞ、進化するぞ、進化するぞ」という側のようです。 >>12
多数派だろうが少数派だろうが
種が現存している限り、どちらも正解だけどな そのうちこの国じゃ立件の議員のSあたりがやりそうだな女性だけの地域を作りましょうってさ >>13
現存と言ったって、25万年に生まれた種なんて一瞬の瞬きみたいなものだろ。
もちろん人類もだけど。 >>15
だから
現在進行形で光っている物を「一瞬の輝き」と表現してしまう
己の偏向フィルターに気づかないのか?
って話なんだが
有性生殖が上位でないと我慢できないのか? ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています