0001逢いみての… ★
2022/07/10(日) 00:41:56.53ID:CAP_USERさて、戦後から高度経済成長期、東京にやってきた第一世代は遮二無二働き続け、日本経済の成長に貢献した。彼らは生まれ故郷に戻ることなく、東京圏に自分の城としてマイホームを持った。家を持つことは、東京に拠点を構えるということ。彼らの多くは「故郷は遠きにありて思うもの」となり、住民票だけでなく本籍地を移し、東京人という生き方を選択した。
この両親のもとに生まれ、おもに東京の郊外で育ったのが第二世代。この世代は夏休みや冬休みになると両親に連れられて、親の故郷である地方の祖父母の家ですごした。家に親の兄弟姉妹や親戚が集まり、にぎやかなひとときを経験したのもこの世代だ。この世代にとっては東京と地方の結びつきは家のルーツによって感じられるものだった。
そしてこの第二世代から生まれたのが第三世代である。生年でいえば1980年代生まれあたりを指す。ミレニアル世代(1980年から95年生まれ)の中軸であり、社会人としても脂がのって会社のなかでもバリバリ働き、子供を持って一番消費を活発に行う世代だ。彼らにとって家族のルーツともいえる地方との関わりはほとんど感じられないはずだ。
つまり、第三世代は東京の価値観だけで暮らしてきたことになる。「三世代続けば江戸っ子」といわれるが、まさにこの第三世代こそが「東京っ子」「生まれながらの東京人」になるのである。東京は「地方人のるつぼ」から脱し、「東京人のための東京」に変質しているのだ。
この「生まれながらの東京人」は今後、どのような行動を取るだろうか。テレワークの普及や働き方、生き方についてこの世代になると、第一世代や第二世代とはかなり異なる価値観を持っているとされる。「東京は高コストで住みづらいし、そもそも街が無機質でつまらない」と脱出していくのか、「東京で生まれて東京で育ったから、この街を変えていこう」と新しいステージやカルチャーを築く原動力になるのか。
まず、彼ら・彼女らは「自分たちの故郷は東京だ」と感じていない。少なくともそう感じている人はきわめて少ないといえるだろう。第二世代である私自身も東京に長く暮らしているが、住民で「ここが私の故郷です」と胸を張る人に出会ったことはほとんどない。第一、第二世代の多くは何かしらのルーツを地方に持っていたのが、生まれながらの東京人である第三世代は、東京にも地方にもこだわりがないようにみえる。いわば、意識としての「アドレスフリー」だ。
この傾向は、最近急速に芽生えてきた「二拠点居住」「多拠点居住」の考え方につながる。第一世代はもとより第二世代の多くは、東京に拠点を構え、地方は実家に行くか、観光や旅行で訪れる先だった。ところが第三世代にとっては、東京が生活の本拠地であることに変わりはないものの、地方に対する考え方は、すでにルーツとしての地方ではなく、むしろ観光や旅行で訪れる場所として考えるなど、これまでの世代とは決定的に異なる傾向がある。
第三世代は、パソコンひとつで自由に働くことができる。そして「おもしろそうだから、地方に半年住んでみる」といった発想をする人が存在する。彼らはルーツレスゆえに、新鮮な目で好きな場所を選ぶことができる。「好きな時」に「好きな場所」で「好きなことをする」という新しい考え方だ。彼らは東京を捨てるわけでもなく、東京に本拠を置きながら、気ままに生活の場を移していく。
続く
以下ソース
https://biz-journal.jp/2022/07/post_305623.html
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