0001逢いみての… ★
2022/07/14(木) 00:19:44.58ID:CAP_USER令和2年の出所受刑者数は1万8923人。そのほとんどがマイナスからの人生の再出発を余儀なくされている。社会に出た元受刑者とその家族はどのような境遇に陥っているのか、我々取材班はその実像に迫った。
「重大な事件が起きたら、その家族という理由だけで社会が総攻撃。結果、『すみません』と言葉を残して家族が自殺をすることで事件の幕引きとなることさえもある」
NPO法人を運営して殺人事件を含む2000件以上の“加害者家族”を支援してきた阿部恭子氏は、加害者だけでなくその家族までもが虐げられる現状を憂う。
阿部氏によれば、重大事件で家族が支出する示談金や面会などの費用の平均は600万円。重い経済負担に社会の偏見がのしかかり、自殺や外出困難といった苦境に立たされるというのだ。
「家族が困窮し、転居を余儀なくされることで行為者が帰る場所がなくなります。再犯させないためにも家族を守ることが必要です」
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加害者家族の8割以上が、自殺を考えるように。「被害者救済は第一だが、社会から孤立する人々が出ていることも知ってほしい」(阿部氏)
20代でわいせつ事件を起こして懲役4年の服役をした男性は、離婚や姉からの絶縁という憂き目に遭った。ただ、阿部氏の支援で母親がもちこたえ、帰るべき実家は守られた。その甲斐あって、男性は定職にもありつき、10年近く平穏に暮らしている。その一方――。
「ある40代の男性は無職で、性犯罪で逮捕されるたびに妻が示談金を支払って釈放。夫婦間の共依存が原因となって事件を繰り返すケースもあります」
犯罪行為者と家族との適切な距離感にはいつも頭を悩ませる。
「それでも、家族の交流は更生には大事。現状は面会の頻度が少ないし、ハード面は旧態依然です」
家族との絆を消滅させないためにも、ビデオ通話などを利用した面会の対応も待たれる。
「私は今、覚せい剤は使えない。大丈夫」といった、決められた言葉と動作を組み合わせ、これまで条件づけられていた行動をコントロール。その後のステップでは、覚せい剤を打つ動作を疑似や想像で再現し、変化が得られないことを脳に学習させていく「条件反射制御法」。
この治療法を取り入れているのが札幌市の大通公園メンタルクリニックだ。特に犯歴のある人を積極的に受け入れ、年間60人ほどの逮捕経験のある新規患者が来院する。治療にあたる同院の精神保健福祉士・佐々木渉氏が解説する。
「条件反射制御法は薬物だけでなく、ストーカーや性犯罪、窃盗などいわゆる嗜癖に対して有効です。やめたい気持ちがあるのになかなか脱け出せない方に対して、当院では10年以上前から導入しています。特に薬物依存の方の再犯率は導入前後で有意差が見られました。入院であれば目安として12週間で行われます」
同院ではグループワークでの治療も並行して行い、利用者同士が過去の犯歴を分かち合い、事件に至った理由を見つめ直す。
「依存症からの回復は、正直に話せる人や場所が大切です。ただ、企業はいまだ前科には厳しく、職場に犯歴を打ち明けにくい。社会復帰のために就労して症状が悪化するという本末転倒な事態も起きています。治療と仕事の両立はなかなか難しいのが現状です」
アメリカや韓国では性犯罪者をGPSで監視する管理型の矯正が進むが、佐々木氏は一定の自由の付与に意義を見いだす。
「ルールを厳しくして管理的になりすぎると、正直さが失われてしまいます。自分らしくオープンに生きることが依存症治療には大切です。」
彼らの再犯を防ぐため、カミングアウトを受け入れる度量を持てるか。社会が試されている。
以下ソース
https://nikkan-spa.jp/1835895
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