0001逢いみての… ★
2022/08/06(土) 00:43:39.42ID:CAP_USER自殺の理由として最も多いのは病気と貧困のダブルパンチだと聞いたことがあるけど、まあそりゃ確かにそうだよなと思う。貧困に陥れば医者に行く金もなく、病気になれば金がかかって貧窮する。辛い治療をしても完治する見込みはなくて生きてる時間が長いだけ親族に借りる金の額が膨らんでいくくらいなら、「まさかあの人が……」って人でも死ぬよなーと納得する。
このようにして、セックスレスもダブルパンチでやってくる。私とチャラヒゲはもう8年の付き合いになるのだが週に2〜3回はセックスしていて、「まさか私たちが……」と言う感じだったのだが、赤ちゃんの出現によるお互いの極度の疲弊と、チャラヒゲの勃起力低下のダブルパンチがやってきた。
お互い疲れ切っていてなかなかできずにいて、久しぶりにするぞ〜！となったらチャラヒゲが中折れをした。常に疲れているので次にちゃんと射精できるのか……？ というプレッシャーでそもそもセックスを始めることができない。こうしてセックスしない期間が伸びることで「次こそフル勃起で射精しなくては」という圧力がかかってくる悪循環。
ちなみにチャラヒゲはいまだに毎朝ビンビンに朝勃ちするし、私のパンツがチラ見えしただけで勃起するし、勃起しなかったことなんて二人の初デートでのセックスでチャラヒゲが緊張しすぎた時以来のことだ。チャラヒゲももう38歳だし、付き合い初めて8年も経つし、そりゃあ中折れくらいすることもあるだろうと私は気軽に捉えていたのだがチャラヒゲはそうではなかった。
中折れして、フェラしても手コキしても勃たないねーとなって、じゃあ今日はもうこれで終了ってことにしよっか、ってなった時にチャラヒゲが全裸土下座で発した言葉は「セックスできなくてごめん！！」だった。
この一言に私はかなり驚いた。だって中折れしたっつっても挿入はしたし、その間に私一回イッてるし。
「とりあえず射精のことをセックスっていうのやめてくんないかな？」と伝えたらチャラヒゲもハッとしたようで、今度は「射精できなくてごめん！！」と謝ってきた。
この一言にも私はかなり驚いた。自分の射精にどれくらい価値があると思ってるんだろうか。隅田川花火大会くらいのエンターテイメントだと思ってるのか？ 私は正直男がイッてもイカなくてもどっちでもいい。イッたら「オッ、景気がいいね！ た?まや?！」という気分になるくらいで、どちらかというと私がイクかイカないかの方が重要だ。だから「イカせられなくてごめん！」ならまだ分かるのだが「イケなくてごめん！！」はちょっと自分の射精を過大評価しすぎなのではないかと思う。
大体私もチャラヒゲとのセックスでイカない日もあるけど、チャラヒゲが射精してふうやれやれとなってる時にいきなり私からわざわざ「イケなくてごめん！！」って真剣に謝られたらちょっと困ることないか？ ていうかセックスレスは先延ばしにすることはできても、いつかはどうやったってセックスレスになるんだからさあ。老人になってまでビンビン射精おじいちゃんはちょっとキモくない？ という話をしても「セックスレスなんてイヤだっ！！ 僕はビンビン射精おじいちゃんになるッ！！」と言って聞かない。
そこから「じゃあ男の射精がセックスの証じゃないとしたらセックスしたっていうのはどこからなんだろうね？」「例えば童貞がどこまでやれば童貞じゃなくなる？」という話になり、チャラヒゲは自信満々で「カリまで挿入できたら！！」と答えたけど、「でもレズビアンの人はそもそもちんこの挿入をしないわけで、イチャイチャと前戯とセックスの境目はどこにあるんだ？」という答えのでなさそうな質問まで湧いてきて、結局「お互いのセックスの合意がとれた時点で既に私たちはセックスをしているんだ」という哲学的な結論に達した。
残業して赤ちゃんのお世話してお互いボロボロの状態で、「セックスしたいね」「うん、私もしたい」と言ってから倒れるように寝るようになった私たちは今、週7ぺースでセックスしていると言える。
以下ソース
https://am-our.com/sex/111797/
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