【生物】父『アカフウキンチョウ』母『ムネアカイカル』 1000万年前に分岐した「ネコとトラくらい違う」鳥たちの子を発見 科学者困惑
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0001逢いみての… ★2022/08/20(土) 23:56:08.04ID:CAP_USER
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ムネアカイカルとアカフウキンチョウの雑種。

 バードウォッチャーのスティーブン・ゴッサー氏は米ペンシルベニア州ローレンス郡の森を散歩していたとき、アカフウキンチョウのような声を耳にした。

 このカラフルな鳴き鳥は見つけにくいことで有名だ。そのため、ゴッサー氏はその姿を一目見ようと、「チックバー」という陽気な鳴き声を追い掛けた。

 ようやくその鳥が姿を現したとき、ゴッサー氏はアカフウキンチョウではないと確信した。オスの鮮やかな赤い体でも、メスの繊細な黄色い羽根でもなかったためだ。ゴッサー氏が目撃した鳥は、翼が茶色で、胸に斑点があり、喉がムネアカイカルのような赤い羽根に覆われていた。

 ゴッサー氏は2020年7月に見たこの鳥について、「とても困惑しました」と振り返る。ゴッサー氏は10年以上前からバードウォッチングを行っているが、「ムネアカイカルがアカフウキンチョウのように鳴く」のを聞いたことはなかった。

 ゴッサー氏はこの鳥の正体を知りたいと思い、ピッツバーグにある国立鳥園の鳥類学者ボブ・マルビヒル氏に問い合わせた。ゴッサー氏の協力の下、鳥園のスタッフがこの鳥を見つけ、遺伝子検査のため、翼の血管から少量の血液サンプルを採取した後、野生に戻した。

 8月1日付けで学術誌「Ecology and Evolution」に発表された検査結果によると、ゴッサー氏が発見した謎の鳥はムネアカイカルとアカフウキンチョウの雑種であることを示唆している。大きくかけ離れたこの2種の雑種が見つかった例はなく、今回の発見は、ほかにどれくらいの雑種が発見を待っているのかという疑問を投げ掛けている。

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ムネアカイカル(Pheucticus ludovicianus)。

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美しい鳴き声で知られるアカフウキンチョウ(Piranga olivacea)。

 アカフウキンチョウ(Piranga olivacea)とムネアカイカル(Pheucticus ludovicianus)はどちらも森に暮らす鳴き鳥で、米国東部で繁殖期を過ごす。この2種が枝分かれしたのは1000万年以上前で、イエネコとトラくらい違う。

 これほど遠縁であるにもかかわらず、交雑に成功したのは不思議なことに見える。しかし、繁殖に関して言えば、鳥類は哺乳類とルールが異なる。

 ペンシルベニア州立大学の助教で鳥の交雑を研究するデイビッド・テーブス氏は「鳥の種は分岐から長期間が経過しても交雑できます。哺乳類にはあまりないことです」と説明する。テーブス氏によれば、1200万年前に分岐したハイイロガンとカナダガンは今でも交雑しているが、これほどかけ離れた種で成功するのは鳥類でも珍しいという。

 ムネアカイカルとアカフウキンチョウは形態、行動に多くの違いがある。それでも交雑できたということは、両種は遠い昔に分岐したとはいえ、今も遺伝的に似ていることを示唆している。

 テーブス氏らがこの雑種の遺伝子を解析した結果、母親はムネアカイカル、父親はアカフウキンチョウであると判明した。この雑種は1歳のオスで、両親の遺伝子を余すところなく受け継いでいるように見える。バラ色の胸と白いおなかは母親譲りで、細長いくちばしは父親似だ。

 ニューヨーク州立大学オスウェゴ校の助教ダニエル・バルダッサーレ氏は、両親を完璧に融合したような姿だと述べている。「もし何の脈絡もなく、この雑種の写真を見せられても、おそらく両親の種を推測できたでしょう」。なおバルダッサーレ氏は今回の研究に参加していない。

続く

以下ソース
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/22/081800382/

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0002逢いみての… ★2022/08/20(土) 23:56:23.39ID:CAP_USER
 外見は健康そうだったが、この雑種が繁殖できるかどうかは不明だ。雑種は、特に両親が近縁種でない場合、繁殖力がないことも珍しくない。この雑種がそのユニークな遺伝子を残せるかどうかは、時間がたってみなければわからない。

 このような雑種は、種の定義がいかに難しいかをよく表しているとバルダッサーレ氏は言う。種はしばしば、遺伝子の交換または相互の繁殖が可能な個体から成る生物集団と定義される。雑種の存在はこの定義と矛盾するように思えるが、それほど単純な話ではない。

「種は間違いなく実在しますが、それをどのように定義するかについては、絶えず議論が繰り広げられています。とても面倒な概念です」とバルダッサーレ氏は語る。

 珍しい存在と認識されているにもかかわらず、大きくかけ離れた鳥類の雑種は「どんどん現れています」とバルダッサーレ氏は話す。「鳥類は交雑が多いため、探せば探すほど見つかります」。野生でほかの種との交雑が記録されている鳥は全体の16%にすぎないが、これまで考えられていたより広く交雑が起きている可能性はある。

 自然に生じる鳥の雑種をすべて見つけるのは、気が遠くなるような作業だが、ゴッサー氏のようなバードウォッチャーの協力があれば可能かもしれない。

「このような雑種の多くは、誰かがバードウォッチング中に奇妙な鳥を見つけ、『雑種だ』と気づくことが発見のきっかけになっています」とバルダッサーレ氏は話す。

「特に交尾することすら知られていない2種の雑種を見つけることは、おそらく一生に一度の出来事です。それでも、遭遇したすべての鳥を調べてみるのは良いことです。何が起きるかわからないのですから……もちろん、私は常に目を光らせておくつもりです」
0004夜更かしなピンクさん2022/08/21(日) 02:00:35.23ID:v0c6QiWE
フォーロックの村人
0005夜更かしなピンクさん2022/08/21(日) 02:09:48.09ID:TQJsTtPC
子も両親もかわいいじゃない!
グロテスクなやつかと思ってた
0006夜更かしなピンクさん2022/08/21(日) 07:27:13.42ID:lcsu4eX2
>>1
>ムネアカイカルとアカフウキンチョウは形態、行動に多くの違いがある。それでも交雑できたということは、両種は遠い昔に分岐したとはいえ、今も遺伝的に似ていることを示唆している。

1200万年前に分岐ってのはゲノムの距離測ったんだろう?
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