0001逢いみての… ★
2022/08/27(土) 23:51:14.83ID:CAP_USER巷にあふれるセックステクニックの数々。しかし、なかには医学的な根拠のない言説もあり、男女のすれ違いの原因になることも。8月末に初の著書となる『新しいセックス』を上梓するセックスコラムニストのBETSY氏と産婦人科医の喜田直江氏が、根拠のないまま浸透してしまったセックス言説について語った。
BETSY：ハウツー本では「腟口から3～4㎝のおなか側を指でこすると膨らんでくる。これがGスポットだ！」などと書かれていることもありますが、医学的に見るとGスポットって存在するのでしょうか？
喜田：Gスポットと言われる部分に快感を感じる神経が集中している人もいれば、全体的に神経が広がっている人もいて個人差が大きいですね。現在有力なのは「尿道の周囲にある前立腺組織と、それをまたぐクリトリス本体を、腟側から同時に刺激することで快感を得ているのではないか」という説で、クリトリスと尿道と腟に囲まれたエリアをclitourethrovaginal complex、略してCUV複合体と呼ぶようです。
BETSY：スポットではなくエリアなので、ピンポイントで刺激しても逆効果なんですね。腟内の性感帯では、ポルチオも有名ですよね。「女性がより深いオーガズムを感じる」とも言われています。
喜田：ポルチオは、腟の奥にある子宮頸部と呼ばれる部分で、確かにここで感じる女性もいます。しかし子宮頸部は指で直接触れて動かしたり、こすって感じさせることはできないんです。また月経周期によっても、その位置や硬さに変化が生じるんですよ。
BETSY：同じ男性と何度セックスしても、亀頭がポルチオを直撃して痛みを感じることもあるし、挿入時や体位を変えるときは、優しく声をかけるなどの配慮が必要ですね。また近年耳にすることが多いのが「スペンス乳腺」です。胸と脇の下の境目から胸の周囲にわたって手で刺激を加えると女性が“胸イキ”すると言われている一方で「やたら横乳ばかり触られて困る」という女性の声も（笑）。
喜田：残念ながら解剖学的には、スペンス乳腺という単語は存在しないんです。脇の下や胸の横ラインは、内ももと同じように“撫でられるとくすぐったいけど、うっすら気持ちいい”と感じる部分で、クリトリスのようにわかりやすい快感を得られるものではありません。
BETSY：あくまでAVで生まれた架空の性感帯と捉えてもよさそうですね。AVは男優さんが体勢を変える際にさりげなく女優さんをサポートするなど学ぶべき点も多くありますが、一般人が鵜呑みにすると思わぬ悲劇が生まれることもありますよね。その代表例が潮吹きです。潮吹きは、モザイク越しにも女優さんが感じている様子を伝えるための演出でしたが、それをマネした男性による強引な愛撫、いわゆる“ガシマン”の被害報告が後を絶ちません。
喜田：潮吹きにも諸説ありますが、潮を吹く＝強い快感を得ている、というわけではありません。男性が頑張って吹かせたり、吹かせたことを手柄として自慢するものじゃないですよね。
BETSY：女性が以前より気軽にAVを観られるようになったからか、「私も潮を吹いてみたい」という女性も結構増えています。
喜田：AVの知識に振り回されているのは男性に限ったことではないんですね（笑）。
BETSY：年齢を重ねると若い頃にはなかったセックスの悩みも新たに生じてきますよね。男性は勃起や射精しづらくなりますし、途中で萎えて中折れしてしまうケースも増えてきます。
喜田：女性も加齢によって女性ホルモンが減少し、腟の分泌液が減り、セックスで痛みを覚えることも。私のクリニックにも性交痛からセックスレスになってしまったと相談に訪れる方もいます。勃起力が弱まるのも、濡れづらくなるのも、加齢による当然の体の変化です。愛情や快感とは切り分けて考えるようにしてほしいですね。
BETSY：腟で射精できなくても『今日は手で終わりにしてみたい』『イケなかったけど気持ちよかった』と伝えたり、女性側も『最近濡れづらいから潤滑ジェルを使いたい』と言葉でも提案できたら素敵ですよね。
続く
以下ソース
https://nikkan-spa.jp/1850289
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