0001逢いみての… ★
2022/09/10(土) 00:49:34.22ID:CAP_USERイメージ画像:「Getty Images」
嘘のような本当の話として、「1977年にニューヨークで起きた大停電の後、出生率が急上昇した」という話がある。停電で都市機能が麻痺したことで多くの市民が自宅待機を余儀なくされ、なんと停電から約9カ月後に出生率が急上昇したのだという。自宅待機で他にすることが無くなったためにカップルの営みが増えた結果ではないかと考えられた。そして昨今、新型コロナウイルスのパンデミックに合わせて世界中の国々で都市封鎖がなされ、日本でも長い自粛生活が話題になった。そこで出て来たのが、前述のニューヨーク大停電の時と同様に、ロックダウンや自粛生活が開けたら出生率が上がるのではないかという仮説だ。
残念ながら、少なくとも日本では自宅にいる時間が延びても出生率は上がらなそうだという調査結果もあるが、一方で明らかに性交の頻度が上がった場所もあった。それはロックダウン下の動物園やサファリパークにいる動物達だったという。
今回イギリスにて、都市封鎖で来園者がいなくなった動物園にいたサル達の生態について詳細な調査が行われた。具体的にはヒヒ、ボノボ、チンパンジー、ニシローランドゴリラ等の行動が、ロックダウン中と規則緩和後にどのように変化したのかが観察されたという。その結果、飼育されていたヒヒ達に交尾の増加が見られたという。これはパーク内を移動する人や車の刺激がないために起こった可能性があるという。また、チンパンジーの仲間は動物園が開園している間のほうがより餌を食べたり、ゴリラは休息に使う時間が減ることも明らかになった。
今回の研究結果についてノッティンガム・トレント大学のサマンサ・ウォード博士は、次のように述べている。
「霊長類は、動物園の中で最も認知能力の高い種の一つであり、来園者との相互作用が複雑に現れます。動物園やサファリパークで、来園者が動物の行動にどのような影響を与えるか調べるのに、ロックダウン下の状況はうってつけでした」
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つまり、人の目がなかったことでサルの交尾回数が増えた可能性があるというのだ。今回のデータは、パンデミック時の開園期間と閉園期間を通して収集されたもの。研究に携わった科学者たちによると、動物たちの変化がポジティブなものかネガティブなものかを明確に述べることは難しい場合があるとのことだが、チンパンジーとヒヒについては、動物園の営業が再開して戻ってきた来園者たちの存在を楽しんでいるように見えたという。
ハーパー・アダムス大学の動物園動物福祉研究者であるエレン・ウィリアムズ博士は、今回の研究結果について次のように述べる。
「私たちの研究は、来園者が飼育されている霊長類の行動にさまざまな影響を与えることを明らかにしました。そして、動物たちがが飼育環境に適応して生きていることを浮き彫りにしています。彼らが積極的に適応できるような環境を整えることが、動物たちの福祉にとって本当に重要な事といえるでしょう」
以下ソース
https://tocana.jp/2022/09/post_240748_entry.html
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