【恋愛】自分は冷静で論理的であるという“勘違い” 「感情的に話すな」と相手を責める人が持つ『モラハラ気質の正体』[10/22]
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0001逢いみての… ★2022/10/22(土) 23:06:36.60ID:CAP_USER
―[モラハラ夫の反省文]―

 DV・モラハラ加害者が、愛と配慮のある関係を作る力を身につけるための学びのコミュニティ「GADHA」を主宰しているえいなかと申します。
 
 コミュニティではさまざまな悩みが共有されるのですが、共通するものがたくさんあります。その1つが「自分は冷静に論理的に話しているのに、相手が感情的になってしまうので話し合いにならず困っています…」というものです。

 今回はこのよくあるセリフの背景に迫りたいと思います。

 少なくない夫婦やカップルが「相手が感情的になってしまって困る」とか「理屈っぽくて嫌になる」ということを不満に思う時があります。

 具体的な状況はさまざまですが、その1つの具体例は以下のような状況です。

A「じゃあ結局旅行は京都っていうことでいいかな?」
B「うーん、でもやっぱり京都じゃなくて北海道もいいなあって思うんだよね」
A「いやいや、その話は前もしたよね? 行きたいところの数は京都の方が多かったし、費用の面でも京都の方がお得だし」
B「そうなんだけど、やっぱり北海道もいいなと思って。それによく考えたらいま北海道にいる友達いるから一緒にご飯食べたりするのもいいかなって」
A「そういう話は前もってしてくれない? 色々話した時に言うならまだしも、今更そういうこと言われたら最初から考え直さなくちゃいけないよね?」
B「そうだけど、その時は忘れてたから仕方なくない?」
A「前もこういうことあったよね。だから今回はちゃんと旅行先を決めるための条件を設定してそれぞれ意見出しをする時間を作ったのに無意味になった」
B「無意味とかそんな言い方する必要ないじゃん。わざとじゃないのに、傷つく言い方しないでほしい」
A「言葉遣いの問題じゃなくて、実際に無意味になったよね? 何時間もかけて話したのに、後から新しい条件を出してきたんだから。無意味になったかどうかでいうと無意味になったってことでしょ」
B「どうせ自分が京都に行きたいからってだけでしょ? もう話したくない、旅行も行かなくていい」
A「いやいや、なんのためにあれだけ話したと思ってんの。休みもとったんだし、それこそ全部無駄になるでしょ」

 以下略。

 こんな調子で喧嘩のような雰囲気になり、冒頭の「自分は冷静に論理的に話しているのに、相手が感情的になってしまうので話し合いにならず困っています……」と悩むのです。

 みなさんは上記のような会話を見てどう思うでしょうか。

「確かに事前に話していたのに後出しで違う条件が出てくると面倒だよね」という人もいれば、

「その時その時でいろんな理由が出てくるものなんだし、細かいことをいちいち言ってきて面倒だな」と思う人もいるでしょう。

「無意味という強い言葉を使った時点で話す気がなくなる」という人もいるでしょうし、

「旅行も行かなくていい、まで言うのはちょっと子どもっぽい」と感じる人もいるでしょう。

 さまざまな人がいると思います。どちらかに問題を感じる人もいれば、両方に感じる人もいれば、どちらにも感じない人もいるかもしれません。

 その上で、あくまで僕は「大切な人をもう傷つけたくない、変わりたいと願う加害者」の悩み相談に答えるという意味で、今回の会話はケアの関わりに変えることができると思います。

 では、順番に見ていきたいと思います。

 まず「いやいや、その話は前もしたよね」という発言。これは相手が意見を変えることを責めています。相手を責める前に「あれ、前に京都になったと思ったんだけど、何か気が変わった?」というふうに、相手に対して質問をすることもできたはずですが、そうしなかったことは加害的(ケアではない、という意味。以下同じ)だと言って良いでしょう。

 これは更に前提として「人は変わる」ということについて理解できていないということでもあります。人は、さまざまな経験や時間経過によって考えたり言ったりすることが変わります。その日の体調によっても、気分によっても変わります。その「事実」を無視して、人に一貫性を求めることも、不可能な要求という意味で加害的だと言えるでしょう。

続く

以下ソース
https://nikkan-spa.jp/1866480

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0002逢いみての… ★2022/10/22(土) 23:06:54.50ID:CAP_USER
 続く「そういう話は前もってしてくれない?」という発話も、端的に言って相手を攻撃する機能以外全く果たせないでしょう。なぜなら、相手は話し合いの時にはそれを忘れていたからです。「相手を攻撃したい」という意図がないなら、これまた不可能な要求であり、加害的です。

 ここでできることは「じゃあそれも踏まえるとやっぱり北海道の方がいいかなあ」というくらいでしょうか。もし自分が(条件を決めて意見出しをして決定された、という意味ではなく、自分自身が)京都に行きたかったのだとしたら「京都にいくつもりで楽しみにしてたから、話が変わってちょっと戸惑っているかも」と伝えることもできるでしょう。

 更に「無意味になったかどうかでいうと無意味になったってことでしょ」という発話もポイントです。実際には無意味ではないでしょう。なぜならば、そこではどんな条件が重要か、その条件ごとにそれぞれどんな好みがあるのかについて共有した時間が確かにあったからです。何も無くなってなどなく、それを前提とした上で「北海道だと友達とも会える」という情報が増えたのですから、それを元にまた考えたら良いのです。

 ここで無意味だと言ってしまう背景にあるのは「自分は京都に行きたかったのに、北海道は嫌だな」かもしれないし「一度決まったことが後からひっくり返るのが落ち着かなくて嫌だな」という「感情」であると推察することはそんなに無茶のあることではないと思います。

 つまり、「自分は冷静で論理的に話している」と思っていても、実際にはそんなことはないのです。もっというと、あらゆる人は究極的には「感情」によって意思決定しているのです。

 行きたいところがたくさんあるから行くというのも「行きたい」という感情があってのことですし、条件を整理して決めたいというのも「それが落ち着く、安心する」という感情があってのことだからです。

 上記のストーリーのような流れで「感情的に話さないでほしい」というのは、自分も感情を元に話していることを軽視し、相手を不当に貶める言い方だと考えて良いと思います。ここまで書いてきたように、もっといい言い方はたくさんあるのです。

 誰もが不完全である以上、改善できることは常にあるのだと思います。二人の関係において何か問題が生じた時に「自分は問題ないのだが、相手に問題がある」と考える時、二人の関係が悪化することは自然なことです。

 自分にできることはなんだろうか。どんな言い方、関わり方が、目の前の人を大切にする関わり方なのだろうか、ということを考えてみた時、先ほど申し上げた通り誰もが不完全である以上、自分にできることはいつもあるのだと思います。

 もちろん「ケアしあえない関係は終了する」という選択は、誰もが選択肢としてもって良いものだと考えています。

<被害者かもしれないあなたへ>
もしもあなたが「もっと論理的に話せよ」とか「感情的になられたら困る」と言われることが多いとしたら、もしかしたら相手は「この二人の関係を良くするために、自分に何ができるだろうか」という視点をもっていない人かもしれません。

そして、そのような視点を持たない人との生活は、自分で気づかないうちにたくさん無理をしているかもしれません。問題が起きたら自分が折れるしかないのだから、最初から問題にならないように我慢していることがたくさんありませんか。

<加害者かもしれないあなたへ>
もしもあなたが今回のストーリーにあるような話し方をしていたとしたら要注意です。加害者であるかどうかはひとまず置いておいて、少なくとも「違う言い方」は確実にできるからです。

相手の言葉遣いや関わりに問題を見出すことを先にするか、それとも自分には何ができるだろうかと考えることを先にするか、選ぶのはあなた自身です。一つだけ言えることは「相手を大切にするにはどうしたらいいだろうか」と考えないことは、他者と関わる上で加害的な考え方だということです。
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