【競馬】「普通できないよ」 ベテラン騎手も舌を巻いた仰天騎乗! 騎手・永島まなみの“美学”と“変身”[11/02]
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0001逢いみての… ★2022/11/02(水) 23:30:04.28ID:CAP_USER
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春先からの変身≠ェ実を結びつつある永島まなみ

【赤城真理子のだから競馬が好きなんです】

「努力を人に見せない子です」

 所属する高橋康厩舎の助手さんが人柄を語るのはデビュー2年目の永島まなみ騎手。

 今年5月の新潟開催が終わったころでしょうか。いつものように担当厩舎の取材回りをしていると、いくつかの厩舎でお聞きしたんです。

「まなみちゃん、前と乗り方が全然変わったね」「直線の追い方とか、中堅の男性ジョッキーみたいやから見てみて」

 私自身、春の新潟開催での永島騎手の騎乗スタイルがすごくカッコいいと思っていたので、こちらから話題を振ったのですが、いろんな厩舎で助手さん方が前述のように賛同してくれました。私はうまく言葉にできなかったけれど、馬乗りの方から見ても違うんだ…。そう思って、隠れファンとしてひっそり応援するようになりました。

 今年、永島騎手はJRAで13勝(10月終了時)を挙げていますが、そのうち7勝が7番人気以下でのもの。万券娘≠ネんていう異名がつくのも、うなずける成績です。

 その中でも、皆さんの記憶に一番新しいセンセーショナルな勝ち方は、やはり10月16日・新潟で行われた芝千直のレース(7R・3歳上1勝クラス)ではないでしょうか。外枠だけを買えばいいと言われるくらい、とにかく外ラチ沿いの馬場が有利とされるこの条件。内枠が当たってしまった馬は、スタート直後から外へ向かって斜めに切り込んでいく姿を見る機会も多いと思います。しかし、この日に騎乗したセルレアはただ一頭、内ラチ沿いの独り旅を選択。会場もどよめくなか、懸命の粘り込みで勝ち切ったのです。

 レース明けの翌週、栗東トレセンで横山典弘騎手と西谷誠騎手がお話しされているのを耳にしました。

「何がすごいってさ、内ラチで粘り込んだのはもちろんだけど、明らかに狙い撃ちだったってところだよな」
「普通できないよ」
「それでもし負けたら、言い訳が立たないしな。大した度胸だ」

 あそこまで内を狙って勝ったレースを見たことがありますか?と振ってみたところ、お二人とも記憶にないと。実際、同舞台を1枠1番で勝利した馬は5年前にウランゲル(17年はやぶさ賞)がいますが、この馬は楽に先行し、外に寄せながら抜け出しての勝利。最後はほぼ外ラチ沿いを通っていました。20年さかのぼると本馬を除いて合計18頭いたものの、内ラチ沿いを通って制した馬は一頭もいなかったんです! ベテランのお二人が「記憶にない」とおっしゃっていたのも当然ですね。

 さて、そのお話をお聞きしたとき、私は横山典騎手に取材をしていました。すると取材の最後にこう言われたんです。

「俺の取材もいいけど、約束してよ。今度は永島まなみを取材するって。まだ駆け出しのジョッキーは目立つこと、顔を売ることも大事なんだよ。君ら新聞記者がいろんな新人を深く取り上げてさ、その子らの騎乗への意識をオーナーさんたちが見ることで乗せてあげよう≠チて気になってくれるかもしれないじゃん。みんな一流と言われるジョッキーにばかりいくけどさ、それも大事かもしれねぇけど、もっと新人を取り上げてやれよ。特に努力に見合うほどメディアに取り上げられていないジョッキーはなおさらだよ」

 永島騎手はいつも記者に囲まれているイメージだったので、私はなんとなく尻込みしてしまっていたのですが…。確かに、応援しているというなら、自分自身の取材で、自分の言葉で書かなくては記者をしている意味がないと思いました。なので、横山典騎手に「約束します」と宣言したのです。

 そして、話は冒頭に立ち返ります。翌週、永島騎手が所属する高橋康厩舎へ伺うと、彼女はまだ他厩舎の攻め馬中でした。待たせていただいている間に厩舎の助手さん方とお話ししていると、彼女は「努力を他人に見せない子」だと。

続く

以下ソース
https://tospo-keiba.jp/dakarakeiba/22594

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0002逢いみての… ★2022/11/02(水) 23:30:23.00ID:CAP_USER
「乗り方とかを見ていたら、自分で考えていろいろやっているんだろうなとか分かるんですよ。でも、それをアピールしたりすることはないですね。騎手寮には練習用の木馬があるんですが、お昼に行くと他の騎手とかち合うんで夜の誰もいない時間に行って一人で乗ってるみたいですよ」

 ガムシャラに頑張っている姿を他人に見せたくない──。それは、アスリートとしての永島騎手の美学のように感じました。レース後、ものすごく悔しがっているときでも、態度に出さないようにしていると助手さん方は言います。

「まあ、長く一緒にいる僕らは分かるんですけどね。ムスーッとしてんなあって(笑い)」

 そんな会話をしているうちに、永島騎手が帰ってきました。私が「大阪スポーツ記者の赤城と申します」と名乗ると、「あ、私は騎手の永島まなみと申します!」と永島騎手…。厩舎に癒やしの笑いが起こったことは言うまでもありません。

「新聞記者さんやで? 知ってて来てるに決まってるやろ〜」と厩舎の方々。こういう永島騎手のお人柄が、トレセンの皆さん、そしてファンの皆さんに愛される理由でもあるのでしょう。

 まず私は、いろいろな厩舎の方がおっしゃっていた「5月の新潟開催から乗り方が変わった」秘密についてお聞きしてみました。

「少しずつ、デビューからの騎乗の反省点を自分なりに生かそうとしてきたのがやっと形になってきたのが、今年の新潟開催くらいだったのかもしれません。あと、マンツーマンのジムに行くようになったんです。私は自分でも下半身が弱いなと思っていたので、下半身強化のメニューを組んでもらって。ちょっとずつですが、下半身に筋肉がついたことで、馬の上でできることが変わったかなと思っています」

 馬の上でできること。具体的にどんなことでしょう?

「まず、前のように軸がブレなくなったので、いろいろな扶助がやりやすくなりました。最後の直線でも、下半身を使って追えるようになったという手応えがあって…。以前は行きっぷりのいい馬に助けてもらってばかりでしたが、今はちょっとズブい馬でも、動かせるようになったかなと。あの、全然、まだまだなんですけど」

 助手さん方が「中堅ジョッキーのようだ」と評価していた直線の追い方。それは、筋力トレーニングという地道な努力も実を結んでのものだったのですね。

 続けて、特にお聞きしたかったのが、あのレースでのセルレアについて。内と決めていくのには、相当な勇気が必要だったのではないですか?

「何度も乗せてもらっている子なんですけど、ラチに頼って走れた時のほうが、最後までよく伸びてくれるなと思っていたんです。昨年も新潟で外ラチを頼れた時は2着にこれたのに、2走前(7月30日=10着)に乗せていただいた時は馬場の真ん中あたりを通る形になって、伸び切れなくて。今回は1枠1番が当たったので、返し馬の時に内側の馬場を見ながら行ったんですが、開幕週だから思った以上に内の馬場もいいなと思って…。これなら内ラチを頼らせて走らせられるぞと思いました。最後はセルレアがすごく頑張ってくれました」

 負けた当時のお話をしているとき、本当に悔しかったのだろうなということが伝わってきました。悔しい気持ちをただ抱えるのではなく、次へのエネルギーにする。横山典弘騎手、西谷誠騎手がおっしゃっていたように、永島騎手はその柔らかな笑顔の中に、とんでもない度胸≠ニ真のアスリートらしい負けん気≠秘めた騎手だと、心から感じました。

 最後に、永島まなみ騎手を見ていると、本当に馬が好きなんだなと温かい気持ちになりますとお伝えしたところ、「はい、大好きです! ずーっと一緒にいたいです!!」と満面の笑みで答えてくれました。努力を人に見せない。けれど、彼女の騎乗ぶりを見れば、きっとファンにも、馬主さんにも、魂で伝わるに違いないと私は思います。また、「名前を売ることが優先すべき仕事のひとつ」ともいえる?若手ジョッキーにスポットを当て、今後もこのコラムで触れていきたいです。
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