【生物】“争い”ではなく“愛”だった? 出会いは約25万年前 ネアンデルタール人は「ホモ・サピエンスと肉体関係を持つ」ことで滅んだか
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0001逢いみての… ★2022/11/04(金) 00:07:27.27ID:CAP_USER
 約4万年前まで存在していた旧人類、ネアンデルタール人が絶滅した理由は諸説あるが、新たな研究によると、現生人類であるホモ・サピエンスと争いを繰り返していたわけではなく、性交するようになったことで滅んだ可能性があるという。

 アフリカを除き、現代人のゲノムの約2%は実はネアンデルタール人のものだ。それと対照的に、ネアンデルタール人の体でホモ・サピエンスの遺伝子は見つかっていない。

 『PalaeoAnthropology』(2022年10月27日付)に掲載された研究論文によると、ネアンデルタール人は我々の祖先と性交することで、ただでさえ少なかった人口が減り、ついには絶滅してしまった可能性があるそうだ。

 ロンドン自然史博物館人類進化研究センターのクリス・ストリンガー教授は、「ホモ・サピエンスとネアンデルタール人の交流については、ここ数年でより複雑な状況が明らかになっています」と語る。

私たちは、ネアンデルタール人がホモ・サピエンスと定期的に性交していたなら、それによって人口が侵食され、絶滅にいたったのではと考えています

 ネアンデルタール人とホモ・サピエンスは、約60万年前に共通の祖先から分岐して、それぞれ別の地域で進化してきたとされている。

 ネアンデルタール人の化石はヨーロッパとアジアで発見され、遠くは南シベリアでも見つかっている。

 彼らは少なくとも40万年そうした地域で過ごし、現在よりもずっと涼しい気候に適応してきたと考えられている。

 一方、我々現生人類の先祖であるホモ・サピエンスはアフリカで進化した。

 ホモ・サピエンスが、かつてアフリカに存在した古いヒト科の祖先の直接の子孫なのか、それともアフリカ大陸で暮らしていた異なる集団が交雑して生まれた結果なのかどうか、今のところ不明だ。

 だが遺伝子のデータによるならば、約25万年前にホモ・サピエンスがアフリカから進出し始めたときに、ネアンデルタール人と初めて出会ったらしいことがわかっている。

 私たちの祖先は、親戚との出会いにどんな印象を抱いたのだろう?

 「ネアンデルタール人の容姿や行動がはっきりわからないため、推測するしかありません」と、ストリンガー教授は説明する。

 だが、お互いにたもとを分かってかなり時間が経っていることから、「言語の違いは、おそらく私たちの想像より大きく、現代のどの言語間の違いよりもはるかに大きかった」のではないかという。

 言葉の壁は、両者の体の違いのせいで、さらに高いものだったかもしれない。

 ネアンデルタール人とホモ・サピエンスの比較から、両者の脳と発声器官は異なっていただろうことがわかっている。

 またゲノム解析からは、ネアンデルタール人とホモ・サピエンスでは、600近くの遺伝子の発現が異なっていることがわかっている。

 とりわけ違いが目立つのは、顔や声に関連する遺伝子だ。たとえば、ネアンデルタール人の眉弓(眉沿いの隆起)は目立って隆起していた。

 彼らはこれを利用してコミュニケーションしていた可能性があるが、おそらく私たちの祖先には伝わらなかっただろう。

 ホモ・サピエンスの場合、眉弓が小さくなったおかげで、眉毛によるより繊細なサインを伝えられるようになった可能性がある。

 このように異なる両者の出会いが、やがて肉体関係を持つようになるまでの経緯は謎だ。

 それでもホモ・サピエンスがネアンデルタール人と子供を作ったことは、ネアルンデルタール人のゲノムが初めて解読されたときから知られている。

 だが、両者が急接近したのは、最初の出会いからいきなりだったわけではない。むしろ約6万年前、私たちの祖先がより大規模な移住をするようになってからのことだ。

 ネアンデルタール人とホモ・サピエンスは相思相愛だったかもしれないし、あまり友好的な交わりではなかったかもしれない。

 たとえば私たちに一番近いチンパンジーが別の集団に出会ったときを想像すればなんとなく想像がつくだろう。

続く

以下ソース
https://karapaia.com/archives/52317403.html

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0002逢いみての… ★2022/11/04(金) 00:07:46.43ID:CAP_USER
 だがいずれにせよ、4〜6万年前の後期ネアンデルタール人の体にホモ・サピエンスの遺伝子が混ざっていたという証拠は、現時点で見つかっていない。

 現代人のゲノムの約2%がネアンデルタール人のものであるのと対照的だ。

 これはそもそも、それがありえないことだからという可能性はある。

 異なる種同士が交配する場合、遺伝子の伝わり方が一方通行であることがある。たとえば、ルベラナズナの花粉でオオバナナズナの種子を受粉させることはできるが、その逆はない。

 ネアンデルタール人の遺伝子を受け継いだ現生人類であっても、ネアンデルタール人のミトコンドリアDNA(母からしか受け継がれない)は持っていない。

 このことは、ネアンデルタール人の男性とホモ・サピエンスの女性とでしか子供を作れなかったということかもしれない。

 だが両種が交わった結果生まれた男子は、女子よりも繁殖力が弱かったことをうかがわせる証拠もあるため、本当のところははっきりしない。

 ストリンガー教授らは、ネアンデルタール人はホモ・サピエンスと子供を作るようになったことで徐々に人口を減らし、くわえて環境が要因ですでに人口が少なく分散していたことも相まって、やがて衰退していったのではと推測している。

 ただし現時点では、はっきりと結論を出せるだけの証拠はない。まだ、たくさんある仮説のなかの1つにすぎないのだ。

 「一方通行に見える遺伝子の流れが、交雑はしていたのに子供が生まれなかっただけなのか、あるいは私たちの中のネアンデルタール人のゲノムが代表的なものでないのか、わかりません」と、ストリンガー教授は説明する。

 ネアンデルタール人のゲノム解析が進み、ホモ・サピエンスのDNAもネアンデルタール人に受け継がれていたのかどうか確認できるようになれば、その答えも出るだろうとのことだ。

 ストリンガー教授らは将来的に、また別の人類の親戚であるデニソワ人で同様の研究を行いたいと考えている。こうした研究から、私たち人類が親戚たちとどのように交流してきたのか、より深く理解できるようになるそうだ。
0004夜更かしなピンクさん2022/11/04(金) 02:28:46.64ID:ODhSdOq0

0007夜更かしなピンクさん2022/11/04(金) 09:51:43.95ID:cQx9uNHL
アッー!
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