【生物】「口内で卵を孵化・保育する魚」って子供を食べちゃったりしないの? 研究者「食べてました」[11/12]
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0001逢いみての… ★2022/11/12(土) 00:20:17.50ID:CAP_USER
https://nazology.net/wp-content/uploads/2022/11/440px-Astatotilapia_burtoni.jpg
研究対象としたシクリッド科「アスタトティラピア・ブルトニィ」

母親にとって子どもは、我が身に変えても守りたいもの。

しかし自然界には、お腹を痛めて産んだ子を栄養分に変える鬼母がいるようです。

米セントラル・ミシガン大学(CMU)の研究チームはこのほど、口の中で卵を孵化・保育する習性を持つ魚「シクリッド(Cichlid)」が、平均して40%の子どもをそのまま食べていることを発見しました。

一見すると、この行動は”繁殖のルール”に反しているようですが、なぜ母親はわざわざ産んだ子を食べてしまうのでしょう?

研究の詳細は、2022年11月9日付で科学雑誌『Biology Letters』に掲載されています。

シクリッドはスズキ目シクリッド科に属するグループで、中央アメリカ〜南アメリカ、マダガスカルを含むアフリカ、そして中東〜南アジアと広く分布します。

淡水域と汽水域に生息し、少なくとも1300種以上が確認されています。

シクリッドはかなり気性が荒く、他種の魚と混泳させると食い散らかす危険性があるため、注意が必要です。

また繁殖形態がユニークなことで知られ、シクリッドの多くはメスが受精卵を口の中に入れて口内で孵化させ、2週間ほど稚魚を保育します。

CMUの生物学者であるジェイク・サヴェッキ(Jake Sawecki)氏とピーター・ダイクストラ(Peter Dijkstra)氏は、この繁殖形態をより詳しく調べることにしました。

本研究では、シクリッド科の「アスタトティラピア・ブルトニィ(Astatotilapia burtoni)」のメス80匹を対象としました。

チームは実験室の水槽内で、メスの産んだ卵にオスが精子を噴きかけて受精させた後、メスがこれらの受精卵を口の中にしまい込む様子を確認しています。

その後、メスは約2週間も硬く口を閉ざしたまま、卵を口内で守り続けていました。

しかもこの間、メスは通常の狩りや食事が一切できなくなります。

観察を続けていると、メスが明らかにストレスを感じている行動を示すようになりました。

チームが血液サンプルを調べたところ、ほとんどのメスで「酸化ストレス(細胞内に有害な化学物質が生成される)」のレベルが高くなっており、さらに、より多くのストレス行動を示した個体ほど、血中のストレスホルモンが多くなっていたのです。

そして最大の注目ポイントは、これらのメスが口内で孵化した子どもを食べていることでした。

調査の結果、対象としたメスの93%が少なくとも一部の子どもを食べており、平均して口内の約40%の子を食べていることが判明しています。

特に、ストレス行動の多かったメスほど、より多くの子どもを食べる傾向がありました。

つまり、シクリッドの母親たちは、育児ストレスが原因で子どもを食べていたのです。

では、産んだ子を食べることにメリットはあるのでしょうか?

私たちからすると信じがたい行動かもしれませんが、親が子どもを食べる習性は、意外にも多くの生物種で確認されています。

この習性は一見して、種の繁栄を妨げているようにしか見えませんが、実は大きなメリットがあるのです。

たとえばシクリッドの場合、口内で子守りをする2週間は食事ができないため、体重減少や免疫力の低下、老化の進行が生じると考えられます。

その状態で保育を続けると、母親は命を落とす可能性がありますし、稚魚も無事に母体から抜け出せるかどうかわかりません。

しかし、子どもの何割かを食べて栄養源にすることで、健康を増進させ、育児をやり遂げる体を保つことができるのです。

それを支持するように本研究では、子どもを多く食べたメスほど、肝臓の「抗酸化物質(酸化ストレスに対抗する化学物質)」のレベルが高くなることが明らかにされました。

続く

以下ソース
https://nazology.net/archives/117512

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0002逢いみての… ★2022/11/12(土) 00:20:34.12ID:CAP_USER
サヴェッキ氏は、これについて「子を通して抗酸化物質を摂取することで、育児によるストレスを軽減するだけでなく、数カ月後に再び産卵するために必要なエネルギーも得ているのでしょう」と指摘します。

「全体から見れば、一度の繁殖サイクルを終えて死んでしまうよりも、子どもを食べて将来また繁殖できるようにした方が、結果として有益だと思われます。

つまり、子どもを食べる行為は、将来の繁殖のための投資なのです」

要するに、一回だけ100%の子どもを世に送り出すより、60%を複数回くり返す方が種の繁栄につながるという戦略なのでしょう。

シクリッドの母親は我が子の繁栄ではなく、種全体の繁栄を見越しているようです。
0003夜更かしなピンクさん2022/11/12(土) 01:07:24.68ID:R9xrsUfa
哺乳類とか少産なら食べてしまっては元も子もないから、子供を食べないのは理に適う。
が、両生類とか、水棲だと多産過ぎて子供を守るというのが、そもそも理解しにくい。
0004夜更かしなピンクさん2022/11/12(土) 03:29:08.62ID:YU2cjEEG
はじめから食べてもOKなくらいの卵生んでるんだよ
もとから半分は母体の栄養になるためのもの
0006夜更かしなピンクさん2022/11/12(土) 16:34:37.48ID:Nnz1myog
鬼子母神
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