【政治】「AV新法」の皮肉な結果 悪質な業者に出演希望女性が自ら集まってしまう構図 法律が実態に沿っておらず懸念されていた通りに
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2022年4月1日から、成年年齢が18歳に引き下げられた。それに伴い、18歳になれば親の承諾なしに一人で契約をすることができるようになり、投資詐欺の被害とともに懸念されたのが、出演強要被害の広がりだ。それを防ぐ目的もあって短期間で成立したAV出演被害防止・救済法だが、かえって事態をややこしくする現象が起きている。ライターの宮添優氏が、出演者の権利をまもるための義務によってかえって、被害を防ぐどころか地下に潜らせつつある現実についてレポートする。
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2022年6月に施行されたAV出演被害防止・救済法違反、いわゆる「AV新法」違反の疑いによって、初めて摘発者が出たと大手紙、テレビなどが相次いで報じた。摘発された男・Xはすでに、モザイクなどがない成人向けの映像作品、いわゆる「裏ビデオ」を配信したわいせつ電磁的記録陳列の疑いで逮捕、起訴されていたが、この「新法」により出演した女性に契約書の交付をしなかったとして再逮捕された。全国紙社会部記者が解説する。
「男は、元々一般的なイメージビデオなどの制作に携わっていましたが、動画サイトFC2を通じて”同人AV”と呼ばれる映像を販売しており、業界内では知る人ぞ知る存在だったようです。モデルに契約書を提示しなかった、という新法で定められた義務に違反した容疑で今回逮捕されました。逮捕に至った事例の他にも、説明なくネットで映像を流されたという被害者は数十人に及ぶと言われています。自分の映像がまさかネット上で、しかもモザイクなしで販売されているとは知らなかったと、複数の女性が被害を訴えています」(全国紙社会部記者)
同好の士がみずから資金を出して執筆と編集をし発行、頒布する同人誌の略称「同人」を形容詞のようにつけているように、同人AVとは、既存の業界の枠組みではない形での発表を望んだ人たちによって制作、発表されている、インディーズ作品とも言えるものだ。すべてが無修正や海賊版というわけではなく、知的財産振興協会(IPPA)による承認を受けた作品もある。その一方で、著作権や出演者の権利を軽んじ違法な映像や写真、創造物を制作し、ばらまくような人たちも一定数存在する。今回、二度目の逮捕となったXは、自分の利益以外の権利を軽視する側だったようだ。
だからなのか、新法で義務づけられた出演女性に対する契約書も用意していなかったのかもしれない。しかし、無修正だと知らされていたら出演しなかったという被害者の声がある一方で、Xが過去に販売した映像に出演した女性には、被害を訴えるつもりがない人たちも少なくない。その理由について、Xに撮影されたことがあるという、神奈川県内にある風俗店に勤務する女性(20代)が本音を語る。
「出演作がどういうものかXから説明はあったし、同意の上で撮影してもらいました、ギャラは10万ちょっと。だいたい半日拘束で、撮影した映像はネットを通じて販売すると口頭で説明も受けました。顔が出てるから心配ではないか、と知人からも言われますけど……。正直その辺はどうでもよくて、仕事が暇だったり、お金が必要な時に撮ってもらっていた感じ。最初は不安だったけど、メイクや髪型を変えれば、よほどのことがない限りバレないし、コロナでマスク生活が当たり前だから、街を歩いていてジロジロ見られたりすることもないです。正直、割りのいいバイト。契約書なんて交わさないし、交わしてと言われても嫌です。本名も年齢も、Xには明かしていないんです」(Xのビデオに出演した女性)
実はこの女性、権利への配慮が行き届いた、俗に「表」と呼ばれる複数の作品にも出演歴がある。それなのに条件が悪い同人モノに出演するのは不可解にも思えるが、彼女に言わせれば、不思議ではない背景があるのだという。
「新しい法律の影響だと思うんですけど、契約してから時間を置いて撮影せねばならず、撮影後もすぐは発売できず、だからギャラをすぐもらえない。一部、個人的に前借りさせてくれる人もいましたけど、メーカーも制作スタッフも”ごめんね”って感じで。はっきり言って、ほとんどの子がお金目的ですよ。表に出てもすぐお金にならないから、裏にいっちゃいますよ」(Xのビデオに出演した女性)
続く
以下ソース
https://www.news-postseven.com/archives/20221217_1822425.html 「表」の映像作品を数百本撮影してきたというフリー監督・中野克行さん(仮名・40代)は、この女性の証言を裏付けるようなことが業界内で相次いでいると漏らす。
「表に出ていた有名女優でも、手軽さを魅力に感じたのか、裏に出始めたんです。どこの誰なのか誰にも明かさないため契約書にサインしたくない女の子たち、撮影後にとっぱらいでギャラをもらえないと困る女の子たちが、安易な気持ちでより危険な方に行ってしまっている。これは新法が成立する前から指摘されていましたが、やはりその通りになったなとしか思えません」(フリー監督・中野克之さん)
2011年に前出のIPPAが結成され、2017年にAV人権倫理機構が設立されて以降、これらの団体が認定する事務所に所属しないと商用作品に出演できなくなった。そして2022年6月23日に施行されたAV新法は商用だけでなく同人にも適用されるようになった。これにより契約から1ヶ月間の撮影が禁止され、すべての撮影終了から4ヶ月間の公表が禁止となったため、すぐに「成果」が欲しい人たちには都合が悪い。出演者の権利を守るために新法で定められた義務なのに、スピーディな成果を求める人たちが集まりやすい業界としては、遵守しづらい。
この新法については、現役女優へのヒアリングがないまま検討は3か月、審議はわずか1日と拙速にすぎるとの批判が当初からあり、有名女優などからも「懸念」の声が多数上がっていた。そして、結局は、現実にそぐわぬ規制のために、悪質な制作者のもとへ出演希望女性がみずから集まってしまったのではないか、というのが業界関係者の見立てだ。
「女性をあらゆる形で騙して撮影する、ひどい制作者がいるのは事実です。しかし、法律が全く実態に沿っておらず、懸念されていた通りになった。結局は臭いものに蓋という感じで、無理やり押しつけるからこうなっている。こうした映像は、無断で他のサイトに転載されるなどして、一度ばら撒かれると回収はできない。事情を知っても”そっち”を選ぶ子が後を立たず、この先本当にどうなってしまうのか…」(前出の中野さん)
新たな法律で取り締まることにより女性の被害を未然に防ぐ、と言われればそれは正論なのかもしれない。だが、業界全体が「被害の温床」ととらえて、これまで自主規制を守ってきた事業者まで追い詰めるようなルールが課せられては、非合法の活動をあえて選ぶ逆効果になってしまうのではないかと指摘されてきた。いま、あえて法を遵守しない作品への出演を選ぶ女性たちの存在は、その懸念が現実になってしまったからともいえるだろう。
そういった女性たちについて、わざわざ非合法なものに「好きで出演しているのだから」ととらえて、放置するという態度には違和感がある。さらに、目先の利益を優先してしまうことを、浅はかだとか、短絡的すぎるなどと女性個人の問題にしてしまうことにも、やはり対策にはほど遠いのではないかと疑念を抱かざるを得ない。
ごく一部の人々を除けば、自ら進んでこうした映像作品に出演する人たちには、結局は恵まれない環境に置かれていたり、やむを得ない理由がある場合がほとんどだ。貧すれば鈍するではないが、時間も金もあり、相談できる家族や友人が身近にいないと、何等かの理由で追い込まれた個人の判断力は確実に鈍る。そんな状況に置かれた人々を救済する手段の拡充こそが、おそらく唯一の解決策であろう。だが、そうした建設的な議論よりも、一方的な封じ込めが優先されたことで、このような現状を呼び込んだようにも見える。やはりこの新法は、様々な権利を侵害する非適正作品を取り締まるという、本来の目的を達成するには不備があるのではないかと言わざるを得ない。
こうして今も新たな被害者を生み出し続け、被害は拡大し続けている。極めて難しい問題ではあるが、新法の中身を実態に沿ったものに改良していくなどの措置は必須だろう。そうでないと、女性を助けるための新法が、被害を地下に潜らせてしまい、より救済し難い女性を生み出し続けることにもなりかねない。 >出演希望女性が自ら集まってしまう
女が自らの意思で出演したとしても、
その悪徳業者は、後から訴えられたり、摘発されるリスクが常にあるわけだから
どっちにしろ新法によって出演女性優位になったんじゃねーの? 法律は破ってまで
売春婦になりたいのか…
楽に稼げるからね 仕方ない、法律を言い出しの作った中心に居るのは女たちだ
女性というのもの本質は、自己のDNA内部にあるミトコンドリアを伝播させる
のを目的としてるから、他の女は敵なのだ ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています