山口敏太郎の現代妖怪図鑑

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にやりにやり

 オカルト評論家・山口敏太郎氏が都市伝説の妖怪、学校の怪談、心霊スポットに現れる妖怪化した幽霊など、現代人が目撃した怪異を記し、妖怪絵師・増田よしはる氏の挿絵とともに現代の“百鬼夜行絵巻”を作り上げている。第123回は「にやりにやり」だ。

 笑いというものは時に、人を追い込む凶器になる。妖怪=笑いという図式が成り立つことがある。笑い系列の妖怪が多数存在しているからだ。

 江戸時代には妖怪「笑い女」が噂された。この妖怪は白塗りの武家屋敷の向こうから顔を出し、大声で笑う妖怪である。別名「笑い般若」とも呼ばれている。他にも笑い系列の妖怪は多数存在する。

 現在の高知県、土佐では山中に突如現れる「笑い女」が思い出される。この妖怪と出会うと山が揺れるほど笑われ、つい一緒に笑ってしまうと気が狂うとされた。他にも「笑い婆」「笑い仙人」などが確認されている。

 今回の妖怪「にやりにやり」は学校の帰りに出る妖怪で、何にでも取り憑き、何でも笑顔にしてしまうという。一説には、狐のいたずらではないかといわれている。

 この妖怪はさまざまなものに憑依して、にやりと笑い顔を作るが、憑依するものは生物とは限らず、無機物にも憑依する。狛犬の顔とか描かれた絵とかに憑依し、にやりにやりと笑いかけてくるという。

 最も精神的にこたえるのは、お祭りのお面屋のお面が全て笑顔に変わってしまった時であろう。この妖怪の目撃体験者は、お祭りの日にこの妖怪にだまされ、失神してしまったらしい。

 笑われること、嘲笑されることは、とんでもない恐怖を生み出すことがある。ある意味、笑いという感情は、人間にとってイヤな感情なのかもしれない。

以下ソース
https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/252662

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