山口敏太郎の現代妖怪図鑑

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 オカルト評論家・山口敏太郎氏が都市伝説の妖怪、学校の怪談、心霊スポットに現れる妖怪化した幽霊など、現代人が目撃した怪異を記し、妖怪絵師・増田よしはる氏の挿絵とともに現代の“百鬼夜行絵巻”を作り上げている。第125回は「人面犬」だ。

 人面犬は体は普通の犬であるが、顔は人間の顔をしている。大概が中年男性であることが多いが、時々、少年であったり、老人であったりする。その大部分が憎まれ口をたたくという。

 パターンとしては、犬がゴミ置き場でゴミをあさっていると、背後から人間が「シッシッあっちにいけ」と声を掛ける。すると、くるりと振り返り「なんだ人間か。ほっといてくれよ」と憎まれ口をささやく。

 人面犬のうわさのルーツとしては、俳優の的場浩司氏が雑誌の投稿欄に投稿したのが始まりだと本人から聞いている。他にも編集者の石丸元章氏が作り上げたという説もあるが、こちらのほうは本人から直接は聞いていない。また、1978年公開の米映画「SF/ボディ・スナッチャー」に人面犬が出てきており、日本の人面犬に何らかの影響を与えた可能性がある。

 ただし、江戸時代に描かれた平田篤胤の書籍によると、かつて日本橋に人面をした犬が現れたという記録がある。つまり、人面犬の出現は何も近年に限らないのだ。少なくとも、江戸時代から認識されていたことは間違いない。

 人面犬の実際の目撃談は聞いたことはないが、怪奇ユニット「都市ボーイズ」の岸本誠君の口から2回、目撃したという家族と会ったと聞いた。

 筆者は以前、人面犬のうわさのもととなった埼玉県の畑トンネルに取材に行ったことがある。霊能者のあーりん氏、真言宗の僧侶の茶羅尼氏と一緒に雑誌の取材で訪問したのだ。畑トンネルの手前で茶羅尼氏が立ち止まり、「トンネルが塞がれていて、詰まってしまった人間の霊や犬の霊が渾然一体となっている」と話したことを明確に覚えている。霊団化した人間霊と動物霊が合体したものが人面犬という現代妖怪のモデルになったのかもしれない。

以下ソース
https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/254057

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