【競輪】「サドルになりたい」「結婚して!」「カメカメッチ!」… 元ガールズケイリン選手が思わず笑いそうになった『野次』
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0001逢いみての… ★2023/02/22(水) 23:56:29.27ID:CAP_USER
―[高木真備のガールズケイリントーク]―

 ガールズケイリンの人気筆頭格として、1つの時代を牽引してきた高木真備さん。一昨年の末に開催された「オッズパーク杯 ガールズケイリングランプリ2021」で見事に優勝。年間賞金女王の称号を獲得し、「やり切った!」という気持ちで昨年5月に選手を引退。現在は保護犬・保護猫活動を行っている。

 そんな高木真備さんに元ガールズケイリン選手としての、さまざまな裏話を聞いていく当連載企画。6回目となる今回は、観客の「声援や野次」についての話を聞いた。

 競輪場では、レースの前後に「観客の声」が飛び交う。その声の中には、選手に対する愛のある声援や、車券が外れたことに対するクレームの野次などさまざま……。以前、ベテラン競輪選手に野次にまつわる取材を行ったが、ガールズケイリン選手となると、男性選手とは全く異なる声援を経験してきたのではないだろうか。

 まずは、お客さんの声がどのくらい聞こえるのかを聞いた。

「野次や声援などのお客さんの声は、選手側からも聞こえています。でも、内容が耳に入ってくるのは余裕があるときだけですね。ビッグレースだったり、『何番手を取るのが良いのかな……?』とかを考えている時は、自分のことで精一杯で変な内容は頭に入ってこないんですけど……。でも余裕があるときは、しっかり聞こえています」

 ファンの声援や野次は、選手の耳には届いているようだが「選手は基本的にリアクションしてはいけないルールがあるんです」と語る高木さん。しかし時には笑いそうになることもあったようだ。

「たまに面白いこと言われると、笑いを堪えるのに必死になることがあって……。一番笑いそうになったのは、数年前のいわき平競輪場での発走前のことなんですけど。一瞬『シーン』となって、選手全員が集中しているタイミングで、お客さんの1人が『カメカメッチ!』って言ったんです。あっ、私が飼ってる亀の名前なんですけど……(笑)。私のSNSを見てくれているのは嬉しいですが、正直『いまっ!?』と思って笑いそうになりました」

 複数のガールズケイリン選手が印象的な野次として「サドルになりたいな?」と言われた経験があると話している。ガールズの選手のなかには、このようなセクハラまがいの野次を受ける選手も多いようだが、高木さんはそういった経験をしたことはあったのだろうか。

「私はセクハラと言えるほどの野次はなかったと思いますが……。発走前に『結婚して!』と言われたことがありました。こういった声援をきっかけに、お客さん同士の特殊な掛け合いが始まることがあるんです。『結婚して!』の後に『いや俺がするんだよ!』という人がいて、その後にまた別の人が『お前じゃできねーよ!』と言ったり……(笑)。お客さんの顔は見ていないですが、こういったやりとりを聞いていると笑いそうになります」

 こういった声援は男子選手にはまずない、ガールズ選手ならではの声援と言える。なかには、愛を伝えるだけでなく、単に自分のタイプを大声で叫ぶファンもいるとか。

「『まきび愛してるー!』という声援の後にすかさず『オレもー!!』と言う人がいて、その後に別の人が『いやオレは〇〇ちゃんがタイプだよ!』と叫んでいたり……。普通の声援ならいいですが、集中しなくちゃいけない時に愛の告白をされたり、ちょっとした言い争いが聞こえてきたりすると、なんだか集中しにくい感じにはなりますよね(笑)」

 ガールズケイリンならではのセクハラまがいの野次もあるようだが、車券を購入している“生粋の競輪ファン”から、自分が思い描く理想の戦法を指示されることもあるという。

「戦法を伝えようとする言葉も聞こえたことがありました。通常の開催だと、マーク屋の選手に対して『まきびのケツ離すなよ!』と言っていたりとか。その言葉を聞くと、私も少しは意識しますね。ビッグレースでは『逃げろよ!』とか、『先捲りしろよ!』といった声はよく聞こえていました。お客さんが多くなると聞こえにくくなるというのもありますが、ビッグレースでは逆に変な野次は少なかったと思います」

続く

以下ソース
https://nikkan-spa.jp/1889214
0002逢いみての… ★2023/02/22(水) 23:56:41.60ID:CAP_USER
 では、どういった言葉をかけられると選手のモチベーションが高まるのだろうか。最後に、高木さんが現役時代に感じだ野次や声援に対する想いを聞いた。

「今までいろいろな野次や声援を聞きましたが、逆に『シーン』としている時も結構気まずいんです(笑)。寒い日や天気の良くない日の場合、お客さんが5人くらいで、誰ひとり話すことなく観戦していることがありました。いろんな応援のスタイルがありますが、発走前の『シーン』とした時に、勇気を出して応援している選手の名前を呼んでもらえれば、確実に選手の耳に届くと思います。

以前、地方のレースに行ったとき、地元選手の声援が多いなかで、1人だけ『まきびー!』って言ってくれている人がいて、とても嬉しかったです。なので現地観戦する時は、応援している選手の名前を呼んであげると、より一層気合いが入ると思います!」

 *  *  *

 ファンと選手の距離が近いだけでなく、公営競技として自分の車券が賭かっていることもあって、競輪場ではさまざまな声が飛び交っている。セクハラ的な野次については対策する必要もあるが、こういった生の声が飛び交うことは、他のスポーツにはない唯一無二の魅力とも言えるのではないだろうか。

 なお、3月3日から京王閣競輪場にて、高木さん初の冠レース「高木真備杯」が開催される。現地で観戦すれば、お客さんのリアクションとともにレースを楽しむことができるだろう。
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