【身体】「更年期の女性の体に起きること」が科学の力で全容が見えてきた! 苦しい『ホットフラッシュ』の原因解明へ 期待の治療薬も
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0001逢いみての… ★2023/02/25(土) 00:00:08.25ID:CAP_USER
 女性たちやメディアが更年期についてオープンに話すようになったのは、米国ではここ数年のことだと、米コロラド大学医学部産婦人科教授で更年期の研究に長年取り組んできたナネット・サントロ氏は話す。

 更年期に関する知見の多くは「全米女性健康調査(SWAN)」から得られた。例えば、突然のほてりや発汗などの症状が出る「ホットフラッシュ」を長く頻繁に経験している女性は、心臓血管疾患のリスクが高いことがSWANによって判明した。また、体重自体は変わらなくても体脂肪量が増え、脂肪以外(骨や筋肉など)の量が減るという、昔から更年期の女性が感じてきたことを裏付けたのもSWANだった。

 1994年に始まったこの疫学調査では、米国の女性約3000人が対象となった。最初の一歩としては優れた取り組みだったが、残る数々の疑問に答えるにはもっと大規模な調査が必要だとサントロ氏は話す。

 最近の研究では、典型的な更年期の症状であるホットフラッシュの生物学的な仕組みが解明に大きく近づいた。脳の視床下部(ししょうかぶ)において女性ホルモンであるエストロゲンが減少すると、ある神経細胞(ニューロン)が肥大化し、視床下部にある体温調節に関わる部位を活発化させることを、米アリゾナ大学や米ノースカロライナ大学などの研究者たちが突き止めたのだ。この重要な発見は、従来のホルモン療法とは異なる、より標的を絞った新しい治療法につながることが期待されている。(参考記事:「更年期の苦しい「ホットフラッシュ」、待望の新薬いよいよ承認か」)

 更年期は、まず「閉経移行期」から始まる。

 女性は卵巣に一生分の卵子を持って生まれてくる。卵子を取り囲んでいるのが顆粒(かりゅう)膜細胞で、エストロゲンなどのホルモンを分泌する。中年になって卵子の数や質が低下するつれ、エストロゲンの分泌も減少する。

 この変化と排卵回数の減少が、月経周期の乱れをもたらす。1週間以上の周期の遅れが数カ月続くと、閉経移行期に入ったとみなされる。

 閉経移行期は40代半ばに始まることが多いが、10年ほど早かったり遅かったりするのは正常とされ、最後の月経を迎えるまで2〜8年ほど続く(月経周期が60日以上遅れると、閉経移行期の後期となる)。サントロ氏によれば、この期間にはホルモンレベルの全面的な低下というよりも変動が続くせいで、更年期の症状がもたらされる。

 閉経移行期には妊娠する能力が低下するとはいえ、排卵は続いているため、まだ妊娠する可能性はある。そのため、北米閉経学会(NAMS)は避妊を続けるよう勧めている。

 更年期のプロセス全体を「閉経」と呼ぶ女性も多いが、厳密にいえば、閉経とはエストロゲンのレベルが大幅に低下して排卵と月経が永久に停止することを指す。

 排卵が減ると卵胞刺激ホルモン(FSH)が増えるので、このホルモンを測定して更年期かどうかを判断する医師もいる。だが、米メイヨー・クリニック女性健康専門クリニックの所長、ジャクリーン・ティーレン氏は、FSHのレベルは変動するので正確な指標ではないと指摘する。

 米国の女性の平均閉経年齢は52歳だが、40代から60代であれば正常とされる。その後は人生の最後まで「閉経後」という段階になる。

 少数だが、40歳になる前に自然に閉経することもある。これは「早発閉経」と呼ばれる。

 また、がんの手術や化学療法、放射線療法などの治療で、左右の卵巣を摘出したり重大なダメージを受けたりした場合は、すぐに閉経状態になる。NAMSによれば、このような場合はホルモンの量が急激に変動するので、一般に更年期の症状が強く出やすい。

続く

以下ソース
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/23/021000069/

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0002逢いみての… ★2023/02/25(土) 00:00:21.91ID:CAP_USER
ホットフラッシュ:血管が拡張して肌がほてり、上半身が急に熱くなる症状だ。最大80%の女性がこうした血管運動神経症状(VMS)を経験する。

 NAMSによれば、一般にホットフラッシュは1〜5分間ほど続き、1日に何度も起きることがある。夜に大量の発汗を伴うホットフラッシュは、寝汗と呼ばれる。閉経するとホットフラッシュが治まる場合もあるが、10年以上症状が続くこともある。

 ホットフラッシュに悩まされない女性もいるが、何も手につかないほど衰弱してしまう人もいる。

睡眠障害:米保健福祉省女性健康局によれば、生殖ホルモンであるプロゲステロンのレベルが変化するので、入眠と熟睡が妨げられることがある。寝汗も睡眠の妨げになる。(参考記事:「男性にも読んでほしい、女性ならではの睡眠障害」)

気分の変調:閉経移行期や閉経期の女性に抑うつ状態が生じる割合は、まだこうした時期に至っていない女性たちの2倍近いことが、調査で明らかになっている。

 うつ状態でない人も、短気になったり、わけもなく涙が止まらなくなったりすることがある。月経前後や出産後に同じような気分の変調を経験した女性は、特にこのような症状が出やすい。

膣の変化:エストロゲンが減少して組織が薄くなるため、性交時に痛みを感じることがある。膀胱(ぼうこう)や尿道に生じる同様の乾燥と併せて「閉経関連泌尿生殖器症候群(GSM)」と呼ばれている。更年期症状の大半はいずれ治まるが、GSMは持続的な変化をもたらしうるとサントロ氏は説明する。

 SWAN調査では、症状の大半は閉経移行期の後半に出現したり悪化したりすることが明らかになった。だが、2021年9月に医学誌「Menopause」に発表されたオンライン調査の結果によれば、月経周期が乱れる前から早くも症状が出ることがある。

 基本的な生活習慣を工夫することで、症状に対処できる女性も多い。ホットフラッシュの場合、脱ぎ着しやすい衣類を重ね着し、症状が出たらすぐにゆっくり深呼吸をして冷たい水を飲むという方法が有効だ。体脂肪が多いとホットフラッシュの悪化につながるので、過体重や肥満の人は体重を減らすことが望ましい。喫煙も、激しいホットフラッシュとの関連がある。

 睡眠の質を改善するには、規則正しい生活を送り、午後遅くの仮眠を避け、遅い時間にカフェインやアルコールを摂取しないことが大切だ。

 激しいホットフラッシュを大幅に減少させる催眠療法や、発生頻度を減らす認知行動療法など、複数の心身医学療法の有効性も示されている。

 NAMSによれば、更年期症状の緩和をうたったハーブ療法などは、複数の論文で「ホットフラッシュを軽減する可能性が低い」と明らかにされた。

 更年期障害で生活に大きな支障が出る場合は、エストロゲンやプロゲステロンを補う「閉経期ホルモン療法(MHT)」が必要になる。

 米メイヨー・クリニック女性健康センター所長でNAMSの医療責任者であるステファニー・フォービオン氏によれば、2002年、米国の大規模研究「女性の健康イニシアチブ(WHI)」において、エストロゲンとプロゲステロンを投与された女性、特に閉経後かなり経過した女性では、心疾患や乳がん、脳卒中のリスクが高まるという結論が大々的に発表された。そのため、MHTをためらう医師は多いが、後にWHIの調査結果を再評価した研究では、この結論は否定されたとフォービオン氏は言う。

「60歳未満で、更年期に入って10年以内の女性ならば、ホルモン療法のメリットはリスクを上回る事が多いのです」とフォービオン氏。ただし、乳がん、子宮がん、肝疾患、心疾患、脳卒中、血栓の既往がある人や喫煙者は、主治医と十分に相談する必要がある。

 更年期障害への有効性が示されているその他の薬としては、高血圧薬の「クロニジン」や抗てんかん薬の「ガバペンチン」などがある。脳のニューロンがホットフラッシュの原因だという発見を受けて、そのニューロンの働きを抑える非ホルモン治療薬「フェゾリネタント」が現在、米食品医薬品局(FDA)の審査を受けているところだ。初期の研究では、フェゾネリタントは1週間に起きるホットフラッシュを45%減少させている。

 GSMは、全身作用のホルモン薬より安全なエストロゲン膣内投与や、膣の保湿剤で治療できる可能性があるとメイヨー・クリニックのティーレン氏は話す。骨盤底筋トレーニングや、血行を促進する膣レーザー治療も試す価値はあると、研究者らは推奨している。

 更年期症状は何年も続くことがあるので、変化した自分を受け入れることも有効な対処法のひとつだとティーレン氏は指摘する。「エストロゲンが減少し、その量が不安定になり、やがてわずかになった状態に適応していく。このプロセスこそが更年期の学びなのです」
0003夜更かしなピンクさん2023/02/25(土) 05:36:02.05ID:9pESoAWy
人間はなんで子供が産めなくなっても寿命が尽きないんだろうな?
子育て期間にしても長すぎる
不思議な気がするね
0004夜更かしなピンクさん2023/02/25(土) 08:03:58.97ID:6xV7M41K
30歳で子供を産み終わって
自分の子が30歳になるまで子育てして
そこから、いわゆる還暦を過ぎたら
60の手習いと言って趣味を始めて隠居生活

そんなのんびりした過ごし方は現代では望めないな
70歳から自分の時間を持てるのかw
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