0001逢いみての… ★
2023/02/25(土) 00:25:09.40ID:CAP_USERオランダのエラスムス大学医療センター(EMC)で行われた研究によって、妊娠直前や妊娠中に週に1杯のワイン(12gのアルコール)を飲むだけで、子供の顔の形に特徴的な変化が起きていたことが明らかになりました。
子宮内部でアルコールの影響を受けた子供の顔は、鼻が短くなって、上向きになり、目の下の領域が落ち込んで、顎は上向きになるなど、特徴的な変化を起こします。
研究者たちは、顔は子供の全体的な健康状態を反映する「健康の鏡」としての側面があり、アルコールによる顔の変形は、子供たちの健康と発達に重大な影響が及んでいることを反映していると結論しています。
研究内容の詳細は2023年2月16日に『Human Reproduction』にて公開されています。
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胎児性アルコールスペクトル障害の赤ちゃんの典型的な顔
これまでの研究により、妊娠中の大量飲酒は赤ちゃんに胎児性アルコールスペクトル障害と呼ばれる広範な障害を引き起こすことが知られています。
この症候群になった赤ちゃんたちは認知障害、学習障害、記憶障害、行動障害、言語発達の遅れ、および注意欠陥多動性障害(ADHD)を引き起こします。
また母親の飲酒の影響は顔の形状にも変化が及び、上の写真のような、薄い上唇、鼻の下(人中)の平坦化、目の開きの狭小化、上向きの鼻など、素人目にも識別できるような「異常な顔」の変化を起こします。
また症状の重さは一般的に母親の飲酒量に依存しており、大量の飲酒を行っていた母親ほどは、症状が重い赤ちゃんがうまれてきます。
しかし既存の研究では、影響が出なくなる飲酒量については詳しくわかっておらず、週1杯のワインやビールといった極少量でも変化が起こるかは不明でした。
妊娠中の飲酒量が極めて多ければ素人目にも判別できるような赤ちゃんの顔の変形が起こりますが、飲酒量が減るにつれて医師でも顔の変化が見分けにくくなっていきます。
特に今回の問題では、顔の変形を数値化して示す必要がありますが、これは人が目視で行うには困難な作業です。
そこで今回エラスムス大学医療センターの研究者たちは、人間ではなくAIの目を利用して、妊娠中の少量の飲酒が赤ちゃんの顔に及ぼす影響を調べることにしました。
AIを用いた顔認識技術は肉眼に比べて些細な変化であっても感知することが可能です。
(※以前に行われた研究では、AIの目でマウスの感情を表情から読み取ることにも成功しています。)
調査にあたってはまず、5600人の学齢期の子供たちの顔の3Dスキャンが行われるとともに、子供たちの母親に対して妊娠の直前や妊娠中にどれだけの飲酒を行っていたかを答えてもらいました。
その後、AIに頼んで母親の飲酒期間や飲酒量と子供たちの顔の形状との間の関連性を調べてもらいました。
するとかなりハッキリしたデータが得られます。
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飲酒時期と子供の顔への影響
上の図はAIの目によって判明した9歳時の顔の変化を可視化したものであり、赤色の部分が通常よりへこんでいる部分、青色の部分が通常より飛び出している部分を示しています。
(※ここで言う通常とは妊娠直前や妊娠中に一切アルコールをとらなかった場合です)
続く
以下ソース
https://nazology.net/archives/122358
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