0001逢いみての… ★
2023/03/02(木) 01:23:50.01ID:CAP_USER東京大学で行われた研究によって、日本が他国に比べて性行為の未経験者が多く、性的にも不活発であるにもかかわらず、商業的性サービスを活発に消費している様子が明らかになりました。
日本では性に関する研究が立ち遅れており、全国規模の性交渉の実態に迫った研究は、なんと今回がはじめてとなります。
また今回の研究では異性間に限らず、あらゆる性的指向を有する人々も研究対象とされている点でも、初の試みになっています。
成人男女の性交渉の実態を調べることで日本固有の性の問題や少子化解決の糸口になるかもしれません。
研究内容の詳細は2023年2月26日に『Journal of Sex Research』にて公開されています。
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日本人の性的指向
性と生殖は、世界中のあらゆる国や地域と同じく、日本でも重要な問題のはずでした。
自国民が性に対してどのような態度を持っているかを把握できなければ、少子化問題など人間の生殖(human reproduction)に介入するような政策を立てることもできません。
そのため米国では1990年代から、英国でも2000年代から、自国の人々の性や生殖にかかわる全国規模の調査が行われるようになりました。
一方、日本を含む東アジア諸国では性と生殖の研究が立ち遅れていました。
これまで行われてきた研究はほとんどが小規模のものであり、省庁によるデータ収集の対象も異性愛者に限られていました。
そこで今回、東京大学の研究者たちは日本人成人を対象にした、初の全国規模の調査を行うことにしました。
調査にあたっては20歳〜49歳の8000人の成人男女がオンライン上で募集され、性と生殖にかかわるさまざまな質問に答えてもらいました。
なお回答者たちの性的指向にかんしては女性の82.9%、男性の87.4%が異性愛者であり、女性のバイセクシャルは5.5%、女性のホモセクシャルが0.9%、男性のバイセクシャルは3.4%、男性のホモセクシャルは2.0%でした。
研究で最初に着目されたのが、人々の性にかんする経験についてでした。
人々の性にたいする態度は国や文化によってさまざまであり、性交渉の経験パターンにも違いとなって現れます。
調査ではまず、生涯で性交渉相手がいなかった割合が調べられました。
ここで言う性交渉とは「膣・肛門・口腔」を使った行為が含まれます。
すると全体で女性15.3%、男性19.8%がうまれてから1度も性交渉を行ったことがないと回答。
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日本人成人男女の性交渉未経験率
年齢別の未経験割合を調べると、上のグラフのような傾向が明らかになりました。
グラフからは20代や30代での未経験率は女性のほうが低いものの、40代になると同じくらいの値になることが示されています。
この数値は他の先進諸国と比べて大きくなっており、たとえば英国の25〜34歳の未経験率を調べたところずっと低く、女性では10%、男性では7%のみが未経験であると答えました。
2015年に行われた研究では、30代での未経験率が男女ともに10%前後であることが示されており、2015年から2022年の間に未経験率が男女ともに上昇していることが示されました。
これらの結果は、日本人は性交渉の体験について、かなり消極的であることを示します。
また風俗を含む経験人数の中央値(平均値ではない)を調べたところ、女性で3人、男性で4人と、経験率の低い男性のほうが多くなっていました。
初体験時の年齢の中央値は男女ともに20歳となっており、16歳未満で初体験を迎えた比率は、女性で8.0%、男性で8.4%となっていました。
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過去1年間に性交渉をしなかった人の割合
次に過去1年間に性交渉の頻度を調べたところ、女性の45.3%、男性の44.5%が風俗を含めて1年間誰とも性行為をしなかったと答えました。
この数値は他の先進各国と比べて際立って低い数値となっています。
たとえばドイツで行われた研究では、過去1年で性交渉をしていないと答えたのは男女とも20%前後(30代の場合)となっていました。
この結果は、日本の人々は他の国々に比べてかなり、性的に不活発であることを示しています。
続く
以下ソース
https://nazology.net/archives/122638