【相撲】貴景勝はなぜ横綱になれないの?貴乃花の元弟子だから? 日本相撲協会・八角理事長に聞いてみた
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
「相撲人生の中で何度もあるチャンスではないので、闘争心をもって、とにかく気持ちの入った相撲を取っていきたい」
2月27日、春場所(3月12日から大阪)の番付が発表され、横綱昇進に挑む大関貴景勝(26)が会見でこう言った。昨年の11月場所は優勝同点、先の初場所は優勝。横綱の昇進基準は2場所連続優勝か、それに準じる成績とも言われるが、それでも横綱になれなかったのはなぜか、課題があるとすれば何か。八角理事長(元横綱北勝海)に聞いた。
──貴景勝について「横綱に推薦されてもよかったのでは?」という声もありますが。
「横綱に推薦するのは横綱審議委員会なので、その理由はわかりません。ただ、貴景勝の場合はあくまで『優勝に準ずる成績』。確かに4場所連続で10勝以上中ですけど、その直前の昨年3、5月場所はいずれも8勝7敗で内容も良くなかった。そうしたところを加味されたのではないか。もちろん、審議の対象にはなっていると思いますよ」
──理事長は貴景勝をどう見ていますか。
「押し相撲で4場所連続10勝以上は非常に難しい。それだけ本人の精神力が強いことは間違いない」
──では、横綱になるにあたって物足りない部分や課題などは。
「圧倒的な立ち合いの圧力でしょうね。大関に昇進したばかりの頃の圧力。確かに最近は押しながら、相手をよく観察し、左からいなす相撲が増えてきた。それはそれで安定感は出てきますが、やはり、圧倒的な力強さを見せなければ、マイナスのイメージは回復できない」
──確かに貴景勝は負けるときはあっさり。口さがないファンは「ペタッと倒れ込んだカエルみたい」なんて声もあります。
「それは現役時代の私のことですか?(笑) ただ、あっさり負けるのは押し相撲の宿命でもある。むしろ、それを気にしていたら前に攻められません。常に強気強気じゃないとダメなんです。私も押し相撲でしたが、立ち合い変化であっけなく負けることもありました。そこで次に同じ相手と当たった時、立ち合いで慎重になったら、今度は思い切り当たられて負けたこともある。それ以降、変化で負けた次こそ、より迷いなく当たるようにしていましたから」
──貴景勝はかつて、執行部と対立した元貴乃花親方の弟子でしたが、それも昇進に影響しているのですか。
「それは関係ありませんよ。昨年の照ノ富士の横綱昇進パーティーでしたか、貴景勝と会った時に『とにかくぶつかり稽古をやりなさい。頭を押さえられた状態ですり足をしなさい』とは本人に言いました」
──その稽古の意図は。
「何回も何回もぶつかり稽古でぶつかって、クタクタになった状態で相手に頭を押さえられながらすり足をする。これは相当しんどいですが、その稽古が本場所での最後の一歩、半歩になる。それが1勝につながり、その1勝で横綱になれるかもしれない。私はこの稽古を(兄弟子の元横綱)千代の富士さんにやられました。そのおかげで横綱になれたようなものですよ。千代の富士さんが引退してからは、他の関取衆に頭を押さえる役をやってもらいましたが……遠慮があったんでしょうね。だから私は最後の1年はダメだった(苦笑)」
──理事長自身の経験談なのですね。
「こうした稽古を我慢してやることが、貴景勝にとって横綱への道につながると思う。はたかれても一歩前に出れば土俵に落ちずに残れるかもしれないし、最後の一歩で負けたはずの相撲が取り直しになるかもしれない。それくらいしぶとくいかないと、横綱になるのは難しい」
──確かに、貴景勝ははたかれると簡単に落ちるイメージがある。
「そう思われてしまうと、なおさら昇進には不利でしょう。その印象をはね返すほどの圧倒的な力強さがあればまだいいのですが……。もちろん、相手の力士に『いざとなれば、はたいて落とせばいい』と思われてはいけません」
──そうしたことも貴景勝には話したのですか?
「それはしません。最終的には自分の感性ですから。自分で考えて努力する人が横綱になるのが、大相撲ですから」
続く
以下ソース
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/sports/319338
★関連板★
■えっちな話題なら”ピンクニュース”
http://mercury.bbspink.com/hnews/
■新作AV情報なら”AV情報+”
http://mercury.bbspink.com/avplus/ 12日初日の大相撲大阪場所。しかし、上位陣は横綱照ノ富士と、大関貴景勝の2人だけと、依然として危機的状況にあることは変わらない。
──1横綱1大関の“異常事態”が続きます。
「困惑している、というのが率直な気持ちですね。大相撲は上の力士がいなくなると、新たな力士が台頭してきた歴史がありますが、今はそれがない。ここ数場所で言えば、大関陣が物足りなかった。御嶽海(昨年9月場所で陥落)や正代(同11月場所で陥落)がもう少し頑張ってくれればよかったんですけどね。その意味では先場所優勝の貴景勝は頑張ってくれました」
──昨年は3場所連続で平幕が優勝です。
「平幕優勝が悪いとは言いませんし、むしろよく頑張っていると思う。でも、そこは番付社会ですからね。横綱大関は一体何をやっているのか、と思われても仕方ありません」
──関脇小結の三役は多士済々ともっぱらだが。
「のびのびと相撲を取れていない印象ですね。今の三役は平幕のターゲットにされている。普通、平幕は横綱戦、大関戦は強く意識するものですが、関脇と小結についてはそこまで意識はしないもの。それが横綱と大関が少ないせいか、平幕が三役に対して普段以上に『勝ってやろう』と意欲を燃やしている」
──理事長が三役の頃はどうだったのですか?
「重圧という重圧はなく、のびのび相撲を取っていましたね。そうこうしているうちに優勝して大関に……と。今の三役はどこか萎縮している気がします。下からの圧力に加えて、周囲の期待、『大関にならなければ』という重圧に押し潰されているのではないか。ただ、それでも誰か頭角を現すものなんですが……」
──なぜ、そうした力士が出てこないのですか。
「理由はさまざまありますが、私の印象としては体力と気力、この2つが充実していない力士が多い。最近の力士は体調がちょっと悪いとすぐに稽古を休みがちです。かといって、体力があっても気力が続かなければ、ひとつの負けから立て直せず、ずるずる連敗しかねない。こうなると、1場所は良くても、2場所3場所と成績を残せない。大相撲は心技体が揃ってこそです」
──ちなみに大相撲の番付は「大関以上に2人」が慣例と言われています。仮に1横綱1大関のどちらかが引退となれば、関脇に下駄を履かせて大関をつくるのですか?
「それは、その時になってみないとわかりませんが、番付のためだけに大関をつくることはできないでしょうね。昔なら、その時の東の関脇を大関にしたのでしょうけど、今はみんなが納得できるように話し合う必要がある。無理やり大関をつくっても、力がなければすぐに落ちてしまうだけですから」
大相撲がこの先、発展するには何よりも力士の育成、新弟子の確保が必要だ。協会はどのような対策で臨んでいるのか。
──強い力士を育てるには、何が必要ですか。
「弟子のスカウトにしろ稽古指導にしろ、何よりも親方衆の仕事が一番大事です。相撲協会の維持も発展も、すべては親方衆次第です。もちろん、今の親方衆は頑張っていますよ。本場所の売店などでお客さんに丁寧かつ面白く対応している姿もお馴染みです。でも、親方の一番の仕事は強い力士を育てること。それにはまず、いかに新弟子を入門させるかが大事です」
──新弟子の数も年々減少しています。
「昔は努力さえすれば、なんとか新弟子は確保できたんです。私はこれまで30年の親方生活で、およそ110人の弟子を預かりました。1場所で9人入門させたこともある。何年も前から将来性のある子の元に足しげく通い、『角界入りする時はお願いします』と顔を出し続けなければいけない。そうやってまいた種が何年も後に芽を出すのが、新弟子スカウトの仕事なんです。しかし、今の時代、我々の頃のやり方だけではうまくいきません。私はスカウトのために柔道の大会にも顔を出すのですが、そちらも10年前に比べて参加者が3分の1になっていることもあるんです」
──少子化の影響ですね。
「我々の世代の親方はもう部屋を何年も運営できない。でも、若い親方は違います。今、相撲協会ではいかにして新弟子が入門しやすい環境をつくっていくか、若手親方にさまざまな意見を聞いているところです。まだまだ始まったばかりなので詳細はお話しできませんが、部屋持ち親方、部屋付き親方で意見も違うし、これまでにない案も出ている。今後は若い親方たちを集めて話し合いなどを行う計画もあります」
続く ──その上、力士としての教育もしていかなければいけない。
「これはいつも話していることですが、昔ならいざ知らず、今の子供たちにまわしをつけさせて、しきたりから何から指導していくのは並大抵のことではありません。新弟子に『なんでこんな厳しいことをしなきゃいけないんだ』と思われても仕方ないでしょう。コロナ禍での外出禁止にしても、本当にみんなよく我慢してくれました。それもこれも、師匠がピシッとしているから、力士たちも決まりを守ってくれたのだと思う」
──元大関朝乃山のように例外もありましたが……。
「朝乃山について私が言えるのはひとつだけ。迷惑をかけた人、支えてくれた人へのお詫びは大関復帰ではなく、横綱昇進だよ、と。横綱になって初めてみそぎを済ませたと言えるんだよ、ということです」 まぁ、慎重になるのもやむ無し。
某日本人横綱に甘過ぎたせいで、なったらやり放題だし 負け方がひどい時の印象が多い。 安心して見てられない。 師匠同士の関係で得したり損したりするのはおかしいよな
一番得してるのが照で損してるのが景勝
被害者には同情しかない 今回の霧島の件を見てても身内に甘い隠蔽体質なのがよくわかる ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています