0001逢いみての… ★
2023/03/22(水) 23:05:52.09ID:CAP_USER* * *
「私が正しいと思って下さるなら、どうかこの団体を解散させてください」――。小川さゆりさんが涙ながらに、日本外国特派員協会で語った言葉は、今も耳に残っています。あの時、旧統一教会は、一人で立ち向かおうとする彼女に対して、教団側の弁護士、そして両親の署名入りのファックスで会見中止を迫るという行動に出ました。
今月、彼女の著書『小川さゆり、宗教2世』が上梓されるなかで、彼女がどんなに辛い経験をしながら、旧統一教会を脱会するまでに至ったかがよくわかり、教団が組織的な形で刃を向けてきたことに対して、本当に許せない思いがより強くなりました。
こうした攻撃的言動をされるのは、彼女だけではありません。悩み苦しんだ果てに教団を離れた宗教2世たちや、長年、教団のために、時に命をかけて一生懸命に歩んできた元信者に対しても、脱会者を悪魔とみたようなひどい言葉を浴びせかけてきます。
まさにあの記者会見でも、それが見えました。
教団は、小川さんの会見中止を求めて、「『解離性同一性障害』などの深刻な精神疾患を患っています」などというファックスを、日本外国特派員協会に送ってきました。小川さんの両親は今も教団側にいますが、そもそも親が自分の子供に対して、このようなことを公の場で言うこと自体が本来、あってはならないのではないでしょうか。
同書には〈私は母が大好きでした〉〈私は父を尊敬していたので、父の喜んでいる顔を見ることが何より嬉しかった〉とあり、彼女は子供時代に教会の活動を頑張っています。その彼女の心を踏みにじるような、ひどい言葉を持って、家族の絆の断絶をさせようとしてきたことは許されることではありません。
悲しいことですが、これが旧統一教会の真の姿です。それを多くの人が目のあたりにしました。
それまで旧統一教会に対して声を上げることに対し、「教団のなかにいて静かに信仰をしている人もいるはずだから、尊重しなければならない」といったことを話す方もいました。しかしそれは一般の宗教であれば当てはまる部分もあるかもしれませんが、相手方を「サタン」とみて活動している、この教団においては、それができません。
旧統一教会からの指示を受ければ、それを神様の言葉としてとらえて、それが社会的にどんなにやってはいけないことであっても、その通りに行動しなければならないからです。
私は、信者時代、たくさんの信者と接してきました。もちろん癖のある人もいましたが、その多くは純粋に教義を信じる、性格も素直で、真面目な信者たちです。しかし、ひとたび教団からの命令が下れば、霊もみえないのに、嘘をついて、壺や印鑑などの霊感商法でお金を取る。教団の正体を隠して、時に「宗教ではありません」と嘘をつき、ビデオセンターに多くの人を誘い入れるなどの社会的規範から逸脱した行動をしなければなりません。私自身も、教団に反対する家族は「サタン」と教えられて、家族や親族に対して、どれほど心を傷つけるような言動をしてしまったかわかりません。
しかも今年はじめ、信者らの心を焚きつけるような言葉が旧統一教会の田中富弘会長から発せられました。「我々がぶれない限り、サタン側が必ず崩れていく」。
教団に反対する者たちを「サタン」と呼び、敵視させる方向に信者を指導しています。より信者らの心が頑なになり、攻撃的にならないかを心配しています。
私は関西のテレビ番組に出演するために、小川さゆりさんの会見を控室で見ていました。それを見ていて、教団は過去から今に至るまで何も変わっておらず、教団の自主的な改革はもはや不可能だと確信しました。教団の自主的な改革に期待していた自分を大きく恥じました。
続く
以下ソース
https://www.moneypost.jp/1005851
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