0001逢いみての… ★
2023/03/28(火) 23:30:32.28ID:CAP_USERムチムチしてきたところ (写真:新井見枝香)
いつの時代も、女性は今より痩せたいと願っている。少なくとも私は、男性からの「スリム」は褒め言葉だが、「ぽっちゃり」は、よっぽど無邪気か、喧嘩を売られているのかと受け止めてきた。
体質的な例外もあるが、たいていの人間は、欲望のままに食べれば太り、今の体形をキープするためには、ある程度の努力が必要だ。自分を律することができていないという点で「ぽっちゃり」は恥ずかしいことであり、スリムであればあるほど、美意識が高い。私は長年、そう信じて生きてきた。
ところが、ぽっちゃりを寿(ことほ)ぐ優しい世界が、あったのである。
「ムチムチしてきたね」
「お尻が丸くなったね」
「もっと太ったほうがいいよ」
ストリップの世界では、男性であるお客が女性の踊り子に対し、面と向かって体形について感想を述べたり、変化を指摘したりする。
一般社会ならセクハラで訴えられるだろうが、ストリップ劇場においては「最近営業がんばってるね」「今日のプレゼン良かったよ」といった評価に値するだろう。
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本当はスリムな身体が好き (写真:新井見枝香)
少なくとも私は「自分の太鼓腹を棚に上げやがって」と怒るより、素直にそう受け止めたほうが、建設的だと思うのだ。実際、そういった言葉と比例して、成績=人気は上昇し、次の仕事が舞い込んでくる。つまりぽっちゃりすることは、仕事に対する努力として間違っていないのだ。
我慢せずに食べ、ほどよく運動、つまり踊るだけでいいのだから、こんなに簡単でわかりやすいことはない。もちろん、やせ型が好きな人もいるが、基本的に男性は、女性が理想とするスリムな体形を「痩せすぎ」と感じている。ステージで3年間、お客から言われたことを元に、私はそう結論付けた。
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男性カメラマンが選んだ一枚(腰の肉が段になっている) /(写真:新井見枝香)
それはステージ写真を見ても、明らかだ。同じ衣装、同じ踊り、同じ照明で撮影しても、カメラマンによって全く違った印象の写真が出来上がる。その中からベストショットを数枚選んでもらうと、カメラマン自身の性差がはっきりと出るのだ。
丸く膨らんだお腹、衣装が食い込んで段になった腰、ぎゅっと潰れて太もものように見える二の腕、横に張って画面いっぱいのお尻……。男性カメラマンは、多くの女性が隠したいと思う部分がより強調されたものを選びがちである。
何百枚も撮ってこれかよ! と一瞬頭に血が上るが、彼らが良くない写真を選ぶメリットは何もないので、本気でそれがいいと感じるのだろう。
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女性カメラマンが選んだ一枚(二の腕が潰れていない) /(写真:新井見枝香)
逆に女性カメラマンは、膝立ちのおかげでほっそり見える太ももとか、光の加減で陰影がついた下腹とか、実際より華奢に見える写真を選びがちである。自分だったら嫌だな、と思う写真を、彼女たちは決して選ばない。
ストリップ劇場のメインは、まだまだ男性客だ。客層に合わせた商品を取り揃えるのは、どんな商売も同じである。女性の感覚しか持たない私が彼らのニーズに応えるには、お客の意見を聞いて、男性カメラマンが撮ったベストショットに身体を近づけるしかない。
役のために体形を変える俳優や、試合のために体重を増減させるアスリートは、人々の感動を呼ぶ。「ありのまま」だけが尊いわけではないのだ。
続く
以下ソース
https://kokuhaku.love/articles/22061
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