0001逢いみての… ★
2023/04/04(火) 23:39:37.39ID:CAP_USER複数の承認が必要な書類などに押印するとき、左から始まる上司の印に、右側に続く部下ハンコがおじぎをしているかのように左に傾けて押印することだという。
大きな組織だと、そのハンコの数が増えていくので、どんどん左に傾いていき、下っ端になると左に90度曲がってしまう押印になるという。
恥ずかしながら、私は一度も就職をしたことがない「いいかげん人生」をまっしぐらなので「おじぎハンコ」という言葉自体を知らなかった。
彼が言うには、外資が入り込んできているような会社以外では、金融系ではいまだに珍しくない昭和ビジネスマナーだという。
いよいよメタバースやAIなこのご時世に、そんな原始的なマナーがあるわけないと大笑いをしてしまった。
すると彼は、いやいやデジタル世界でも同じだという。なんとリモートワークで使う電子印鑑サービスでも、表示するハンコの角度を1度単位で指定できる機能を持つソフトがあるという。
つまり、そんな謎の機能をまじめに作ったソフト会社があるのだ。
私は言葉を失った。しかし、徐々に古い仏像に触れたときような厳かな気持ちになった。「おバカ日本的」に自虐論を広げるのは簡単だが、私は逆にこの国というのは、想像以上にパワーをもっているような気持ちになった。
いわば未開民族のシャーマンが行う「おまじない」のようなものなのだろう。
それが客観的に科学的な意味があろうがなかろうが、その集団においては大きな意味があるのだ。
シャーマンと部族長が「精霊が森で悪さをしているから、皆でおまじないをしよう」ということにより、その部族の精神的な結びつきが強まるようなものだ。
外部から見れば冗談のような話でも、彼らにとっては世界観を支える土台の補完作業なのだ。
スピードと効率を優先したシステムを作るのは簡単だ。彼らだって効率よく勉強してきた秀才の集まりだ。何が効率的かは私のような役者風情より、ずっとよく分かっているはずだ。
だが、それを承知の上で、その手の慣習を続けているというのは、彼らの中に「無駄なまじないが組織には大事」だという、経験的な確信があるのかもしれない。
欧米から見たら奇妙でしかないが、「永い目」で見ると、そういうものが大事なのか、無駄なのかは答えが出ていない気もする。
戦火の絶えない欧米文化を見ていると、なおさらだ。
もうここまできたら、逆に日本は「まじない」を大事にしている部族文化なのだ。妖怪やサムライが今でもウロウロしているのだと、堂々と海外にも主張すれば「面白いなあ」とリスペクトしてくれるかもしれない。
などと、金融系の知人に言ってみると、「役者さんらしい発想だ」と冷笑された。やはり、私は就職をしなくて良かったタイプなのかもしれない。
以下ソース
https://www.zakzak.co.jp/article/20230404-W343ZUWKWBI5HFS6LKEAQEM6A4/
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