【任侠】幹部「ベンツなんてもう乗らない。トヨタの200万円だよ」 ヤクザの高級車離れ “メンツよりもコスパ”の時代へ
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0001逢いみての… ★2023/06/05(月) 23:37:34.60ID:CAP_USER
 暴力団といえば黒塗り高級車を運転手付きで乗っているイメージが根強いが、それも今は昔。「暴力団対策法」(暴対法)や「暴力団排除条例」(暴排条例)が厳しくなったことで、彼らもそのような派手な生活を避け、いわゆる“フツー”の車に乗るようになっているという。豪華な車を乗り回していた時代から、現代の“コスパ”を求める時代の両方を知る現役組員がリアルな車事情について明かした。

 暴対法とは、暴力団が行う不当な行為全般を規制する法律で、「みかじめ料の要求」や「示談への介入」などといった行為を禁止したもの。それゆえ、暴力団も「組の名前を出して公に商売ができない」といった事情がある。さらに暴排条例が広がったことなどで、警察の暴力団への締め付けは厳しくなっている。

 神奈川県を拠点としている暴力団員で、組織の相談役・A氏(60代)が、“時代の変遷”を振り返る。

「俺も昔は1500万円ぐらいするベンツSクラスの最上位グレード なんかに乗っていたけれど、最近はそんな高級車なんて全然乗らなくなりましたね。俺が今乗っている車はトヨタのカローラフィールダーで、新車で200万円ほど。高い車は目立つし、燃費も悪い。今の時代、普段からそんな高級車を乗り回すヤクザなんていませんよ」(A氏)

 運転も自分がしているという。

「運転も、昔は俺くらいの地位になると、若い衆に運転手をさせていました。今はそんなことはしていない。人員不足ですね」

 暴力団構成員は減少傾向で、かつ高齢化も顕著だ。その中で「若い衆」は貴重な存在だという。雑務を含め他にやるべきことを優先させると、車の運転をさせるためだけに人員を割くことは難しくなっている。

 暴力団の生活は、一見ずいぶん大人しくなった。A氏が続ける。

「派手な車に乗っているだけで、警察から『あいつは金回りがいいな』と目を付けられる。横並びで繁華街を歩く、執拗なまでの煽り運転といった昔のような“いかにも暴力団”な行動をすると、それだけ勢いのある組だと思われて、警察の中でチェックされるようになる。そうすると組に余計な迷惑がかかるので、外面はおとなしくするのが一番です」

 前述のように暴対法の厳格化により、組の経営がかなり苦しい実情もある。

「今いい車に乗っていたら、仲間内でも『あいつはどんなシノギ(暴力団が収入を得るために使う手段の総称)で、どれだけ儲かってんだ?』などと悪目立ちしかしない。いまどき、見栄を張って高級車なんて乗りません。メンツを気にしていたら、食っていけませんよ」

 上納金の仕組みは下から上へのピラミッド構造だ。そのため、上がノーリスクで儲けるには、下から吸い上げる上納金を増やすしかない。しかし、人を増やせば上納金が増えるといった簡単な方法は、暴力団の減少によって難しくなっているのが現状だ。それによりどの組員も、自腹の出費にはシビアになっているという。

「ガソリン代も結構な出費になるから、できるだけ安く抑えたい。だから自分で乗る分には、国産の燃費がいい車がいちばん。

 いい車に乗るのは、組のトップが集まる集会のときだけ。会社でいうと、役員会議にはスーツとネクタイで出席するようなもの。ただ、それ以外はもう誰がどんな車に乗るかなんて気にしていません。オヤジ(組長)だって『いい車に乗れ』とは一言も言わないですから」

 組長クラスともなると、昔は単なる高級車ではなく、内装にもこだわった特注車を複数台所有していたという。しかし今は、アルファードのようなミニバンを運転手付きで利用することが多い。乗りやすく広い車内が人気で、“ムダに豪華”な車よりも、利便性追求の時代なのだ。

 唯一変わらない価値観があるとしたら、色。伝統的な暴力団らしさ、強面のイメージを演出できるうえ、葬儀などの義理事に乗っていける実用的なカラーとして、今も黒色が好まれているようだ。

続く

以下ソース
https://www.news-postseven.com/archives/20230605_1874376.html

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0002逢いみての… ★2023/06/05(月) 23:37:48.47ID:CAP_USER
“暴力団の高級車離れ”ともいえる現象について、暴力団事情に詳しいジャーナリスト・鈴木智彦氏も「世間的に暴力団のイメージが強いのは、やはり黒塗りの高級セダン車です。しかし近年、わかりやすく『暴力団』だとアピールするような振る舞いは少なくなりました」と指摘する。

「組織によっては、背広やネクタイの色まで指定してきます。『俺たちは銀行員じゃねぇ』と不満を漏らす古参組員もいますが、柄シャツを着たり、襟をスーツの表に出したりしている組員などいません。今や外見で暴力団を判別するのは困難です。

 例えば昔は、地方都市では飲み屋の真ん前に車を横付けできるのがヤクザの特権であり、ネオン街のステータスだったのですが、九州では暴力団が立ち入り禁止のエリアもある。今は似非ヤクザや半グレがそれをしています。

 なによりヤクザにとっては、身内の嫉妬が一番やっかいなんです。羽振りが良ければ先輩たちにたかられます。上納金の割り当てだって増えるかもしれない。組の寄り合いだけ、ボロい車に乗っていく幹部もいます」(鈴木氏)

 なんとも世知辛いご時世だが、そもそもヤクザが“オワコン”化している実態があるという。

「暴力団は銀行口座を持てず、暴力団との商取引はいかなる理由があっても暴排条例違反になってしまう。こうした現状で正業を営むのは困難で、フロント企業はヤクザの関与を表に出せず、隠します。暴力団員当人も建前上は無職なので、税金などは支払っていない。

 無収入で高級車を購入し、高額の維持費を払っていると辻褄が合わないので、200万円程度の国産車に乗るよう指示を出している組織もあります。なにより暴力団に対する締め付けが厳しくなって、昔のようには稼げなくなっている。見栄を張りたくても、末端組員たちはその金がないんです」(同)

鈴木氏は、「ヤクザがいい格好をして、いい車に乗って、いい女を連れて歩くのは、虚栄心を満足させるためだけではなく、実利的な理由もあった」と話す。

「ヤクザに仕事を頼んでくる堅気は、ヤクザの羽振りの良さを判断基準のひとつにします。しかし今はヤクザが出張ってくれば、理由の如何を問わず逮捕され、交流をすると暴排条例違反になるため、金主やスポンサーがどんどん減っています」(同)

 昔は暴力団と言えば“見栄を張ってナンボ”だった。さすがの暴力団も、時代の流れには抗えないようだ。

取材・文/白紙緑
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