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武器を研ぐために使用されていたイチモツ型石器(中世)

 中世のスペインの塔の瓦礫の下から15世紀のものと思われるいちもつ(陰茎)型の石器が発見された。

 男性器をモチーフとした遺物はローマ帝国時代「ファルス」として、魔除けや加護などに使用されており、特に珍しいものではない。

 だが、今回発見されたものは中世ヨーロッパの男性文化や武器との関わりについて、新たな視点をもたらしている。

 考古学者によると、どうやらこの石器は、武器をするどく研ぐための砥石(といし)だったという。

 イチモツ型石器は、スペイン北西部のリア・デ・ビゴ入り江にあるメイラの塔近くの瓦礫の中から、5月19日に行われた調査で発見された。

 そこは、1476年にスペインのイルマンディーニョの反乱で破壊された塔で、貴族の抑圧的な封建制度に不満を抱いた住民らが反乱を起こし、推定130の城、塔、要塞などを破壊した。

 イチモツ型石器の長さは15cmとほぼ実物大。アルボレ考古学協会(Arbore Arqueoloxia)の発掘チームによると、当時、武器を研ぐ砥石として使われていたのだという。

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大きさは15cmほどのイチモツ型砥石 / image credit:Arbore Arqueoloxia

 考古学者のダリオ・ペニャ=パスカル氏は、「暴力・武器・男らしさといったイメージは、当時にも現代にも通じるものがあります。とても珍しく、興味深いですね」と語っている。

 中世の遺跡で砥石が見つかることはそう珍しくはないが、イチモツ型というのは衝撃的だ。

 研石は、何かを研いだ跡や、研いだ素材自体が残っているため、パッと見分けやすいのだという。イチモツ型砥石の場合、そうした痕跡が先っぽの片側にきちんと残っているのだそう。

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中世スペインの遺跡で発見されたイチモツ型石器。武器を研ぐために使われた / image credit:Arbore Arqueoloxia

 なぜ、武器を研ぐための砥石をわざわざイチモツ型にしたのか?

 その本当の意味はわからないが、破壊された塔でみつかったという事実がヒントになるかもしれない。

 ペニャ=パスカル氏は、ある文化における物の意味を正確に知ることは難しいと前置きしながら、「イチモツ型石器が発見されたのは、領主に対する反乱で破壊された塔だったわけです」と、そのことを重視している。

 この中世のイチモツ型研石は、古代ローマやケルトの遺跡でよく見つかる陰茎形象徴とは異なる、中世ヨーロッパの男性の考え方を反映しているのかもしれない。

 なお当時のイチモツは崇敬の対象で、決して下ネタ的なものではなかった。ランプ・マスク・ペンダント・指輪など、ローマ帝国時代によく登場するモチーフで、魔除けとしても意味もあったのだ。

 戦場の兵士たちは、このイチモツ型石器で武器を研ぎながら、己を奮い立たせていたのだろうか?

以下ソース
https://karapaia.com/archives/52323430.html

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