山口敏太郎の現代妖怪図鑑

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枕女

 オカルト評論家・山口敏太郎氏が都市伝説の妖怪、学校の怪談、心霊スポットに現れる妖怪化した幽霊など、現代人が目撃した怪異を記し、妖怪絵師・増田よしはる氏の挿絵とともに現代の“百鬼夜行絵巻”を作り上げている。第143回は「枕女」だ。

 ある地域に伝わっている、凶暴ではなく、非常に優しい妖怪である。例えば、夜泣きしてなかなか寝ない子供に優しい口調で寝物語や子守唄を口ずさんで、寝かしつけるとされている。時々、悲しい話をしてくれたらしい。しかし、小さい時の体験であるため、覚えている人は多くはない。

 肌の色は赤色か紫色である。暗闇でもそのフォルムははっきり見えるのだが、上半身はぼんやりとして見えない。ただ、膝の上に置いた手が見えるだけである。

「枕女」という言葉の響きから、連想されるのは売春婦である。芸能界では、仕事を取るために有力者とベッドを共にすることを枕営業と呼んでいる。ひょっとすると枕女ももともとは春を鬻(ひさ)ぐ、悲しい存在だったのかもしれない。

 伝承妖怪で枕に関連した妖怪を挙げてみると、「まくら小僧」などが連想される。香川県の妖怪で、寝ている人間の枕を蹴飛ばして外してしまう。外された人間は命を落とすという。枕は就寝中の人間の魂が入ってしまう入れ物という解釈があったからだ。

 他にも伝承妖怪で「まくらがえし」がいる。これは就寝中の人間の向きを変えるいたずらをする妖怪である。このいたずらは「座敷わらし」もやると言われていた。場合によっては枕の向きを変えられた人は死んでしまうとも言われていた。

以下ソース
https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/267878

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