今月初め、米国の元空軍将校デビッド・グルシュ氏が、米当局が墜落したＵＦＯや乗っていた宇宙人の死体を回収して分析していることを違法に隠蔽しているなどと実名で告発して話題となった件を受けて、共和党の有力議員がグルシュ氏の発言を裏づける人物たちとの接触に成功した。２７日の英紙「デイリーメール」が報じた。

　グルシュ氏は空軍退役後、国家偵察局や国家地理空間情報局で未確認空中現象（ＵＡＰ）の分析に従事。当時の関係者たちからの伝聞で、米当局がＵＦＯや宇宙人を回収して分析し、ロシアや中国との技術取得競争を行っていると明かしたが、証拠は何も提示されなかったことで、真偽をめぐり論争となっていた。

　一般に地球外生命体による高度な文明の技術を取得するのは、リバースエンジニアリングと呼ばれるが、これまでのところ都市伝説のように噂されてきたレベルの話。しかし、今回、このグルシュ氏の告発を裏づける複数の人物への接触に共和党大統領予備選にも出馬したことがあるマルコ・ルビオ上院議員が成功したという。

　上院情報委員会の副委員長を務めるルビオ氏は、「政府内で非常に高い情報アクセス権限を持つ高い地位の複数の人物が、グルシュ氏の話す政府の極秘プログラムについて『直接知っている』と名乗り出た」と証言。彼らは宇宙人について「非人間的な知的生命体」と呼んでいるとも話したという。グルシュ氏も今月初めの告発で「宇宙人は存在する」と断言していた。

　これを受けて上院情報委員会はＵＦＯリバースエンジニアリングの秘密プログラムに対する米政府の資金提供をすべて打ち切るという条項を全会一致で採択している。

　ルビオ氏は証言者たちの話の真偽について態度を保留したが、証言者たちは今現在も米政府の非常に高い地位にいる人たちだといい、「そのような立場の多くの人たちが、自ら名乗り出てウソをつく動機はどこにあるだろうか？」と話しているという。

　ルビオ氏は「今後もこの件について、より多くの情報を集めたい」と、さらなる調査を示唆した。

以下ソース
https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/267918

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