0001逢いみての… ★
2023/07/04(火) 22:44:40.93ID:CAP_USER「コロナが明けて、久しぶりの家族旅行で奈良へ。昔、奈良公園にいる鹿におせんべいをあげたとき、ペコリと一礼してくれたのがすごくかわいくて……。子供たちにも見せてあげたいなぁと思っていたんです」
しかし期待が一転、がっかりな結果になったとため息をつきながら話すのは、都内在住の会社員Nさん(42才・仮名)。
「そんなしぐさはまったくしてくれなくて、差し出したおせんべいを夢中で食べるだけ。子供たちも“お母さん、おじぎしないよ”とガッカリしていました」(Nさん)
かつて、観光客に近づき一礼することが“奈良の鹿おなじみのしぐさ”として広く知られ、テレビやネットでも「日本一礼儀正しい」といわれていた奈良公園の鹿たちに、何やら異変が起きている──。
奈良の鹿たちは本当におじぎをしなくなったのか。真偽を確かめるべく、本誌・女性セブン記者は奈良公園に向かった。
奈良公園は約660ヘクタールの広大な地域にまたがり、東大寺や興福寺、春日大社など、世界遺産に指定されている歴史的文化遺産とも隣接した自然豊かな人気スポットだ。
ここに生息するのは、1182頭の鹿たち(2022年7月時点)。メス鹿が747頭、オス鹿が204頭、そして子鹿が231頭と、メスの数が圧倒的に多い。これは鹿の社会が1頭のオスを中心に数頭のメスが集団を作る「一夫多妻」であり、オスよりもメスの方が5年ほど長生きするためだという。
平日の昼下がりにもかかわらず、公園内には多くの観光客がカメラをかまえたり、せんべいを手に鹿に近づいていったりと思い思いの時を過ごしており、その合間を縫うようにして園内のあちこちに鹿が姿を見せる。せんべいをねだる鹿もいるが、記者が見ている限り、「おじぎ」をする様子はあまり見られない。実際に記者がせんべいを手に鹿に近寄っていっても喜んで食べてはくれるものの、「ペコリ」は見ることができなかった。
鹿せんべい売り場の女性に話を聞くと、首を傾げながらこう答えてくれた。
「たしかに最近はあんまり見ないですねぇ……。みんな突進するように近づいてきて少し怖いくらいです」
この異変は、観光客や地元住民の感覚だけではなく、奈良公園の鹿たちの行動は本当に変容していた。奈良女子大学が北海道大学と共同研究を行い、「おじぎの減少」を明らかにしたのだ。
同研究グループで実地調査を行った、奈良女子大大学院博士後期課程2年の上原春香さんが言う。
「鹿せんべいを販売する売店のある奈良公園内の3区域で鹿1頭当たりのおじぎの回数を計数したところ、パンデミック前の2016年9月?2017年1月は10.2回でしたが、パンデミック期間中の2020年6月?2021年の6月は6.4回。62%に減少していたのです」
研究の指導を行った奈良女子大教授で動物生態学が専門の遊佐陽一さんによれば、“おじぎの回数”は観光客の増減と関連しているという。
「この“おじぎ行動”は、奈良公園の鹿に特有のもので、せんべいを持った観光客と鹿の異種間コミュニケーション手段として、親から子へ伝播され、発達してきたものと考えられます。だから観光客が減って人との交流がなくなれば、鹿たちもおじぎという“伝統”を継承する必要がなくなり、減っていくのでしょう。実際、コロナ禍の間にも、Go Toトラベルなどによって観光客が増えた際はおじぎの回数も増えたことが明らかになっています」
遊佐さんによれば、パンデミック期間中は奈良公園の調査地を訪れる鹿の頭数自体も減少したという。
「これも観光客が減り、鹿せんべいをもらえる機会が少なくなったことが理由だと考えられます。その期間、鹿たちはより自然な環境で植物を食べて生きていたのではないか」(遊佐さん)
続く
以下ソース
https://www.news-postseven.com/archives/20230704_1883184.html
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