0001逢いみての… ★
2023/07/27(木) 23:52:27.71ID:CAP_USER「人間が出すほとんどのゴミはリサイクルできる」と考えている人もいますが、実際にはそれほど簡単な話ではありません。バーネット氏らが一例として挙げている「テイクアウトのコーヒーを入れる紙カップ」は、一見すると紙製であるように見えますが、ほとんどの紙カップは液漏れを防ぐためにプラスチックの裏地が用いられています。これを消費者が紙の部分とプラスチックに分離することは困難であり、リサイクルには向いていないとのこと。
多くの専門家らは人間が管理不可能かつ持続不可能な量の廃棄物を生成していることを認めており、プラスチックごみから放出されるマイクロプラスチックは世界の隅々まで汚染しています。すでにマイクロプラスチックが人間の血液中から発見された事例が報告されているほか、市販されている食塩の90%にマイクロプラスチックが含まれていることも明らかとなっています。
2023年5月に発表された論文では、マイクロプラスチックは単にプラスチックを廃棄した時のみ生じるというわけではなく、プラスチックをリサイクルする過程でも大量に放出されていることが示されました。
これらの廃棄物を取り巻く問題を解決する上で最も有効なのはリサイクルではなく、そもそもの廃棄物を出さないことです。以下の図は、アメリカ環境保護庁などが採用している「廃棄物管理階層」と呼ばれるフレームワークで、上から順に環境に好ましい廃棄物の解決策とされています。一番上の「資源の削減&再利用」はよく耳にする「リデュース・リユース・リサイクル」のうち「リデュース・リユース」に該当し、「リサイクル&堆肥化」はその次に環境に優しい解決策となっています。実は、廃棄物そのものを削減する「リデュース・リユース」と、廃棄物を再利用する「リサイクル」の間には環境面での優先順位に差があるのです。
確かに、リサイクルは廃棄物を焼却炉で燃やしたり、埋め立て地に埋めたり、廃棄物を燃焼させてエネルギーを取り出したりするよりは環境に優しい解決策です。しかし、資源をリサイクルすることにはエネルギーや追加の資源が必要となるため、リデュースやリユースによって廃棄物そのものの発生を削減するよりは、環境に与える悪影響が大きいとバーネット氏らは指摘しています。
バーネット氏らは廃棄物を管理する戦略の有効性についてのアンケート調査を実施し、人々の間にどれほど廃棄物管理の正しい認識が根付いているのかを調べました。その結果、「廃棄物の問題に対処する最も効果的な方法」について尋ねた自由記述式の質問では、ほとんどの人がリサイクルを最も持続可能な解決策だと認識しており、人々の間に「リサイクルのバイアス」が存在していることが判明。また、廃棄物管理階層の組み合わせを正しくランク付けできた人は全体の78%に過ぎず、リサイクルを訴える公衆へのメッセージが、廃棄物管理について人々を混乱させてしまっている可能性が示唆されました。
一方、「リデュース・リユース・リサイクル」の優先順位をランク付けする質問では、優先順位を間違える被験者が46%まで減少し、「廃棄の防止」と「リサイクル」の二択問題では80%以上が廃棄そのものを防ぐ方が環境に優しいと認識できたとのことです。
続く
以下ソース
https://gigazine.net/news/20230727-recycling-public-messages-reduction-neglect/
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