【環境】『太平洋ゴミベルト』で驚きの報告 「人間が気付いていなかっただけです」 調べてみたら生命の宝庫だった!
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0001逢いみての… ★2023/07/30(日) 23:07:57.56ID:CAP_USER
 世界で最も多くの海洋ごみが漂う太平洋ゴミベルトが、多くの海洋生物のすみかになっていることが明らかになった。そこにはアオミノウミウシやカツオノカンムリなど、海面近くを浮遊する水表生物が大量に生息していたのだ。これまで海のごみ溜めだと思われてきた太平洋ゴミベルトは、実は知られざる生物学的ホットスポットかもしれない。

「海洋ゴミベルトは、本当に重要な海の生態系になっているのです。ところが私たちは、これについてほとんど何も知りません」と話すのは、5月4日付けで学術誌「PLOS Biology」に発表された論文の筆頭著者で、米ジョージタウン大学の海洋生物学者レベッカ・ヘルム氏だ。「これまでプラスチックごみにばかり焦点が当てられてきて、生態系は完全に見過ごされていました」

 ここに主にすんでいる水表生物の多くは、体の上の、光が当たる部分が青く、光が当たらない下の部分は白くなっている。このような体色の違いはカウンターシェーディングと呼ばれ、上空からも海中からも捕食者に発見されにくいのだと、ヘルム氏は言う。(参考記事:「魚竜は中身も模様もイルカに似ていた、新たに判明」)

 調査で見つかった生物は、ギンカクラゲやアサガオガイ、アオミノウミウシなど。花のような形をしたギンカクラゲは「星のようにキラキラと瞬いていました」と、ヘルム氏はツイッターの投稿で振り返っている。

 アサガオガイは、薄い粘液をいかだ代わりにして水面に浮かぶ。また、クラゲの仲間のカツオノエボシを捕食するアオミノウミウシは、捕らえたカツオノエボシの刺胞を盗み取り、自分の体をそれで覆って防御用の鎧にしてしまう。

「これほど多くの生物がいたとは驚きです。一般的にプラスチックは、海洋生物にとってあまり有益ではないと考えられていますし、北太平洋のゴミベルトは栄養の密度がとても低いので」と話すのは、米ケース・ウエスタン・リザーブ大学の海洋学者A・W・オムタ氏だ。なお、オムタ氏は今回の調査には参加していない。

 今のところ、プラスチックと海洋生物が混在するゴミベルトが、海の他の生態系にどのような影響を与えているのかはわからない。これまで、ウミガメや海鳥、魚の体内から、エサと一緒に飲み込んだと思われるプラスチックごみが発見されたことがあり、問題視されてきた。

 太平洋ゴミベルトにすみついている生物は、プラスチックのように海面を浮遊している。おそらく、海に流出したプラスチックごみと同じ海流に乗って、この海域に集まってきたと思われる。

 科学者たちがゴミベルトの存在に気付いたのは、プラスチックごみが大量に集まっていたからではあるが、プラスチックが発明されるよりもはるか昔、数万年ないし数百万年前からそこには生態系があったはずだと、ヘルム氏は言う。「ただ、これまで人間が気付いていなかっただけです」

 地球上の海には、複数の海流が集まって大きな渦を作っている場所が5カ所ある。海に浮かぶゴミは、その海流に乗って渦の中心に集まり、ゴミベルトを形成する。なかでも最大なのが、カリフォルニアとハワイの間にある太平洋ゴミベルトだ。オランダの非営利団体「オーシャン・クリーンアップ」によると、太平洋ゴミベルトの広さはフランスの国土の約3倍に匹敵し、蓄積したプラスチックの数は1兆8000億個、重さはおよそ8万トンと推定されている。

 北半球にはこのほかにも、北大西洋にゴミベルトが存在する。こちらは、水表生物のオアシスになっているサルガッソ海に重なっている。「サルガッソ海は、昔から北大西洋の生態学に欠かせない重要な海として知られていました」

 そこでヘルム氏とその研究チームは、他のゴミベルトにも生物が生息しているのかどうか調べることにした。

続く

以下ソース
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/23/072600389/

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0002逢いみての… ★2023/07/30(日) 23:08:11.69ID:CAP_USER
 ヘルム氏らは、長距離スイマーのブノワ・ルコント氏に協力を依頼した。2019年、ルコント氏は80日かけて626キロを泳ぎ切り、ゴミベルト横断遠泳の世界最長記録としてギネスブックに登録されたが、このときに調査も行われていた。

 海流のコンピューターシミュレーションを使って、浮遊ごみが特に多いと予測される海域を通るように、ヘルム氏が調査団のルートを決めた。

 ルコント氏に同行した全長20メートルの船「アイ・アム・オーシャン」号がゴミベルトに入る前、回収用の漁網にはほとんど何も引っかからなかったが、ごみの中に分け入ると「大量の生物が水面に浮いているのが見えました」と、ヘルム氏は言う。「太平洋ゴミベルトに浮かぶごみの写真はこれまでたくさん見てきましたが、そこに生物がすんでいることを示す写真は見たことがありませんでした」

 ルコント氏とクルーは、遠泳中毎日のように浮遊する生物とごみを拾い集め、22の水表生物のサンプルを写真に撮った。

「他のゴミベルトも同様の自然の力によって作られたのだとしたら、同じように水表生物がたくさん生息しているかもしれません」と、南アフリカ、ウェスタンケープ大学の海洋生物学者マーク・ギボンス氏は話す。ギボンス氏は、この調査には参加していない。

 とはいえ、本格的に研究するには、ヘルム氏の調査だけに依存するわけにはいかないと、ギボンス氏は指摘する。「通常であれば、大規模な調査船を送り込んで、ヘルム氏らが行ったように網を使ってサンプルを回収します。そのサンプルは、適切な方法で保存し、研究室での分析のために持ち帰ります」

 ヘルム氏の調査では、サンプルを保存できなかった。水表生物は傷つきやすいため、安全に網で捕獲して保存し、持ち帰ることのできる生物は限られるという。また、ほとんどの水表生物は透明なため、見つけるのが難しく、目につきやすい青い生物の方に研究が偏ってしまう可能性がある。

「水表生物が生態系にとってどれほど重要なのか、どんな役割を果たしているのかは、今もまだよくわかっていません」と、ギボンス氏は話す。

 将来的には、季節の変化に生物がどう反応するかなどを研究して、謎の解明に役立てることができるかもしれない。「渦の中心までたどり着くのは困難で、調査費が高額になってしまいます。でも、重要な科学ではあります。適切な機器を取り付けたブイなどを置けば、常に監視できるかもしれません」

 ゴミベルトの生態系の調査は始まったばかりで、溜まったごみがその生態系にどう影響を与えてきたのかはまだ理解されていない。「プラスチックごみが集まってくる前に、ここにどのような生態系があったのかは全くわかっていません。プラスチックが与える影響を理解するには、まだ多くの探偵のような作業が必要です」と、ヘルム氏は言う。

 海の環境を回復させるためにプラスチックごみを回収する活動もあるが、これほど多くの生物がゴミベルトをすみかにしているとなると、ゴミを回収することによって知らず知らずのうちに海洋生物を傷つけてしまう可能性もある。「ただでさえプラスチックごみによって海は大変な問題に直面しているというのに、さらに大きな問題を抱えてしまうことになるかもしれません」。それよりも、プラスチックごみがこれ以上海に流出しないよう対策を講じるべきだと、ヘルム氏は提案する。

 さらなる調査により、ゴミベルトの内部の謎が明らかになるかもしれない。「ゴミベルトは単にごみが集まってできただけのものではないのです。内部には極めて多くの生物がすんでいます」とヘルム氏は言う。「それらの生物をよく研究し、それが海全体とどのような関係にあるかを理解しなければなりません」
0004夜更かしなピンクさん2023/07/31(月) 03:45:20.01ID:0Lt37YW6
AI「ゴミ自体は1億年以上前からありました 材木 果実 イカの甲 ホンダワラ 軽石 どざえもん プラスチックほどには頑丈ではありませんが
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