0001逢いみての… ★
2023/08/06(日) 23:40:12.40ID:CAP_USER* * *
ヒトは言葉によって意思疎通する(地球上では)唯一の生き物なので、ひとびとがポリコレのコードに敏感になると、これまでなら気にもしなかったささいな言葉づかいが重大な問題になる。人種問題でこれは顕著だが、ジェンダー問題でも同じことが起きている。
一般的には、男と女には生物学的な性差(セックス)があり、その基盤のうえに社会的・文化的な性差であるジェンダーがつくられるとされる。だがフェミニストのなかには、生殖器以外の生物学的な性差(とりわけ脳のちがい)を認めない者がおり、男女の性差を強調すること自体がポリコレに反するという雰囲気がつくられてきた。
ジェンダーをめぐる議論は、性的少数者が可視化されてきたことで、より複雑になっている。
性的少数者の権利獲得運動は、1960年代にアメリカのゲイ(男性同性愛者)が声をあげたことから始まった。
キリスト教文化圏では、「男色する者は神の国を相続できない」(聖パウロの第一コリント書)とされ、異性愛のみが唯一正しい性の営みで、同性愛はたんなる性的嗜好(趣味)なのだから、本人の意志で矯正可能だとされてきた。それに対してゲイの活動家らは、同性愛は生得的な性的指向であり、本人の意志で変えることはできず、異性愛者と同性愛者は対等の権利(人権)をもつと主張した。
その後、この運動はレズビアン(女性同性愛者)、バイセクシャル(両性愛者)、トランスジェンダーへと拡張し、「LGBT」と総称されることになる。ただしトランスジェンダーは、性的指向ではなく性自認で決まるとされる。
「シスジェンダー」は生物学的な性(セックス)と性自認が一致していることで、異性愛者だけでなく、同性愛者もシスジェンダーに含まれる(生物学的な男/女として、同性を性愛の対象としている)。それに対し「トランスジェンダー」は、生物学的な性と性的アイデンティティが異なるひとたちだ。異性愛者(ヘテロセクシャル)/同性愛者(ホモセクシャル)は性的指向による区別だが、シスジェンダー/トランスジェンダーは性自認(性的アイデンティティ)による区別になる。
そうなると、まずはシスジェンダーがマジョリティ、トランスジェンダーがマイノリティという性自認による分類があり、さらにシスジェンダーのなかで、性的指向によって、異性愛者をマジョリティ、同性愛者をマイノリティにする入れ子構造が生じる。
近年の理解では、セクシュアリティ(性のあり方)は連続しており、分布の端にはさまざまな性的少数者(マイノリティ)がいるとされる。だがこれだと、性的マイノリティの分類はどんどん増えていくだろう。
「LGBTQIA+」という呼称では、LGBTに加えて、Q=クィア(規範的な性のあり方から外れている)/クエスチョニング(自身の性自認・性的指向が決まっていない)、I=インターセックス(内・外性器や染色体、ホルモンなどのレベルで解剖学上の「男/女」の定義とは一致しない先天的な状態で生まれてきた)、A=アセクシュアル(他者に対して性的欲求を抱かない)/アロマンス(他者に対して恋愛感情を抱かない)を性的少数者とし、最後の「+」はそれ以外のさまざまなジェンダー・セクシュアリティを指すのだという。
どんどん長くなるアルファベットは「社会正義」の運動のバカバカしさの好例としてしばしば取り上げられるが、ここにはジェンダー・アイデンティティについての真剣な問いがある。
続く
以下ソース
https://www.news-postseven.com/archives/20230806_1892691.html
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