【身体】月経が終わっても不調が続く… 「月経後症候群」 鉄不足が大きな原因に
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0001逢いみての… ★2023/08/27(日) 23:33:28.68ID:CAP_USER
 月経に伴う体調不良として、PMS(月経前症候群)やPMDD(月経前不快気分障害)は知られているが、「月経後症候群」も無視できない。

 月経が終わったのに不調が続く月経後症候群では、気分の落ち込みや憂鬱、不安や焦り、イライラのほか集中力の欠如といった症状が現れる。また、頭痛やめまい、動悸や息切れ、だるさ、普段食べないものを無性に食べたくなる、夜間の足のむずむず感による不眠など、あらゆる不調に悩まされる。

「女性の性周期の影響だけでなく、月経の出血による鉄欠乏も影響して月経後症候群は引き起こされます。月経後半〜月経後1週間にかけて心身に不調が現れますが、月経開始とともにスッと症状が治まるPMSやPMDDと異なり、症状が治まる時期がはっきりしていない。そのため、月経が背景にあると認識されにくいのです」

 月経中〜月経後は、貧血になりやすく、女性ではヘモグロビンの数値が12g/デシリットル未満を指し健診で指摘されやすい。一方で気を付けたいのが、かくれ貧血(潜在性鉄欠乏)だ。貧血の一歩手前の状態とされ、ヘモグロビンだけではなく貯蔵鉄のフェリチンの値も踏まえ診断する。フェリチンの数値は40ng/ミリリットル以上が望ましい。

「月経後症候群の患者さんに多いのが、ヘモグロビンの数値が正常でもフェリチンが極端に低いケースです。フェリチンは一般的な血液検査の項目に含まれていないので、調べたい旨を自分から相談する必要があります。月経がある20〜40代女性の約6割は貧血あるいはかくれ貧血の状態とされ身近な問題です」

 月経後症候群を予防するためには、偏った食生活に気を付けたい。

「気分の落ち込みやイライラの症状で、当院を受診された20代後半の方がいました。仕事で集中力が続かずミスが増え、忙しさから食事もカップラーメンで済ませてばかりだといいます。症状の出る時期を聞くと月経後1週間だったので血液検査をしたところ、ヘモグロビンは正常でしたがフェリチンの値が3.0と基準値を大きく下回っていました」

 1人暮らしの場合、食事にそれほど気を使わず栄養バランスが偏りやすい。食事から十分な鉄分を取れず常に鉄不足になり、さらに月経も始まることで鉄が体外に排出されて貧血状態を引き起こす。

 とりわけ経血量が多い過多月経の人は注意が必要で、次の5つに該当する人はハイリスクだという。

1・昼用ナプキンが1時間もたない
2・日中も夜用ナプキンを使用する日が3日以上ある
3・以前より経血量が増え日数も長くなった
4・レバーのような塊の経血が出る
5・健診で貧血と指摘されたことがある

 鉄不足は、月経だけが原因ではなく、胃・十二指腸潰瘍といった消化器系や婦人科系など治療が必要な病気が隠れていることもある。他の体の病気を見逃さないためにも医療機関で相談して検査をしたほうがいいだろう。

 女性は一度の月経で、男性の1カ月分の鉄が失われるとされる。普段から食生活を見直し、鉄を多く含む食生活を心がけるといい。

「鉄を含む食材として、赤身肉やレバー、魚、青菜、豆類、卵などがあります。鉄の吸収を高めるには、緑黄色野菜や果物に多く含まれるビタミンCと一緒に取るのが効果的です」

 月経のある女性の鉄分摂取推奨量は1日10.5グラムとされている。たとえば豚レバーを50グラム使ったレバニラ炒めであれば6.5グラム、アサリ(むき身20グラム)とホウレンソウ(50グラム)のパスタであれば6.1グラム摂取できる。文科省の「日本食品標準成分表」にも鉄を効率的に取れるレシピがいくつか掲載されているので参考にするといい。

 市販のサプリメントも有効だ。

「本来、鉄は食事から取るのが望ましいですが、吸収力の低さや食品自体に含まれる鉄量の少なさから限界があります。多忙で料理に時間が割けない人や外食の機会が多い人でもサプリメントで手軽に不足分を補いやすくなります。ご自身のライフスタイルに合わせて活用するといいでしょう」

 貧血がひどく、月経後症候群の症状で日常生活に支障をきたしている人の場合、鉄剤と、鉄剤の吸収力を高めるビタミン剤が処方されている。ただし、鉄剤は取り過ぎると吐き気や嘔吐などの胃腸障害のほか、肝臓にダメージを与えて肝機能障害を引き起こす可能性がある。異常があれば必ず医師に相談することだ。

以下ソース
https://hc.nikkan-gendai.com/articles/279429
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