２０１４年からタイなどアジア５カ国のキャバクラやガールズバーで働き、前回までは働いた店のその後を追跡してきた。すでに閉店した店も多く、私が働いていた当時よりも海外のキャバクラは厳しい状況にある。

コロナ禍の影響もあるが、最近、問題となっているのが日本人による海外への出稼ぎ風俗だ。先日、大阪市在住の「インフルエンサー」の女性が旅行でハワイを訪れた際、売春目的と疑われて入国できなかったというニュースを目にした。

ここ１年ほどで日本人女性による海外出稼ぎ風俗が増加している。５日には香港で売春グループが摘発された際、日本人のＡＶ女優も逮捕されたことが報じられた。海外風俗の出稼ぎ先は香港の他にドバイ、米国、ラオスにもあり、７月には外務省がラオスの風俗案件について注意喚起している。中でも米国ではこうした傾向を受けて入国審査が厳しくなっている。

海外出稼ぎの風俗については私も何度か取材を試みたことがある。だが、ＳＮＳ上では「稼げた」との書き込みを見ても、実際に取材できる女性は見つからなかった。

そんなとき、歌舞伎町のホストから情報が入った。ある客が米国の風俗で働いていて現地で逮捕され、強制送還された。女性はその後、パスポートの取得すらできなくなったという。別の客はラオスの風俗で何日も軟禁されたとか。稼げるどころか危険な目に遭った女性のほうが多いようだ。

海外キャバクラは米国やオーストラリアなどにも存在する。私がアジアで働いていたときも米国は特に入国審査やビザ取得が厳しく、海外キャバ嬢の間では敬遠されていた。ニューヨークの店では嫌いなキャストを「ノービザだ」と密告するキャスト間の足の引っ張り合いもあったと聞いた。

海外風俗はもちろんだが、海外キャバクラも安易に働きに行くにはリスクと背中合わせなのだ。

以下ソース
https://www.zakzak.co.jp/article/20230921-LVQKKV3W2NNL5MFJBMCYVGAVEU/

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