【科学】史上初! 絶滅種のRNA抽出に成功!
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0001逢いみての… ★2023/09/26(火) 22:46:20.43ID:CAP_USER
https://nazology.net/wp-content/uploads/2023/09/Thylacinus.jpeg

絶滅したタスマニアタイガーの復活は近いかもしれません。

スウェーデン・ストックホルム大学(Stockholm University)はこのほど、約130年前のタスマニアタイガーの標本からRNAを抽出し、配列の解読に成功したと発表しました。

RNAは、設計図であるDNA情報をもとに身体の組織を作る上で欠かせない存在です。

また絶滅動物からRNAが抽出されたのは史上初めての成果となります。

研究の詳細は、2023年9月19日付で科学雑誌『Genome Research』に掲載されました。

絶滅種タスマニアタイガーのRNA抽出に成功!DNAとRNAの違いとは?

タスマニアタイガーは、オーストラリアのタスマニア島に生息していた肉食動物で、正式名称を「フクロオオカミ(学名:Thylacinus cynocephalus)」と呼びます。

「タスマニアタイガー」とは、背中にトラのような縞模様があることから”タスマニア島のトラ”の意で付けられた通称です。

本種は約400万年前に出現し、当初はオーストラリア大陸とニューギニア島を本拠地としていました。

しかし3万年ほど前に人類が進出してくると、乱獲や密猟に加え、人間の家畜として入ってきたディンゴとの生存競争に敗れ、急激に数を減らします。

残った個体はオーストラリア本土の東南端に浮かぶタスマニア島で細々と暮らすことになりましたが、そこでも人間による乱獲や殺戮がつづき絶滅へと向かいました。

1930年に唯一生き残っていた野生個体が射殺され、またロンドン動物園で保護されていた飼育個体も死亡。

1933年に野生個体が再び捕獲されるも、保護先の動物園で1936年に亡くなり、種の絶滅認定がなされています。

(最後の個体はベンジャミンという名前のオスでした)

それ以降も野生での目撃情報がたびたび報告されていますが、確かな発見例はありません。

ベンジャミンの生前の様子がカラー付きで復元されたものがこちらです。(※ 音声はありません)

https://www.youtube.com/watch?v=6gt0X-27GXM

しかし近年、遺伝子研究の進歩に伴い、マンモスを筆頭とする絶滅動物の復活プロジェクトが進められています。

中でも特に焦点が当てられているのがタスマニアタイガーです。

というのも、タスマニア島にはタスマニアタイガーが生きていた頃の生態系がほとんど保存されており、復活後の導入が容易だからです。

逆に『ジュラシック・パーク』のように現代とは全く異なる環境で暮らしていた生物は、例え復活させられたとしても、彼らが暮らしていた環境の植物や獲物、また温度や湿度を忠実に再現できなければ、長くは生存できない可能性があります。

一方で、タスマニアタイガーを復活させるには、生体の設計図であるDNAのみならず、その設計図を形にするRNAの解読が必須でした。

今回、研究チームはそれをついに成功させたのです。

そもそもDNAとRNAはどのような違いがあるのでしょう?

遺伝学的にいうと、両方ともリン酸物質であるヌクレオチドが連なってできた高分子の「核酸」です。

正式名称は、DNAがデオキシリボ核酸で、RNAがリボ核酸といいます。

核酸は生命活動に欠かせない物質ですが、DNAとRNAでは役割がはっきり違います。

一言でいうと、DNAとはその内部で遺伝情報を蓄積・保存するもので、RNAとはそのDNA情報を使ってタンパク質を合成するものです。

例えば、ヒトの体は約20%がタンパク質でできており、それらは筋肉や皮膚、毛髪、爪などを作る材料となります。

つまり、設計図であるDNA情報をもとに生体を作るのがRNAの役割であり、RNAがなければ私たちの体は維持できないのです。

そして研究チームは今回、スウェーデンの自然歴史博物館(SMNH)に室温保存されていた約130年前のタスマニアタイガー標本から、ついにRNAを抽出することに成功しました。

加えて、抽出したRNAの配列を解読し、皮膚および骨格筋のトランスクリプトーム(※)を史上初めて再構築することにも成功しています。
(※ 細胞中にある全DNAを「ゲノム」と呼ぶのに対し、細胞中にある全RNAを「トランスクリプトーム」と呼ぶ)

続く

以下ソース
https://nazology.net/archives/134931/

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0002逢いみての… ★2023/09/26(火) 22:46:44.70ID:CAP_USER
タスマニアタイガーのRNAを解読することは、彼らが生きていたときの遺伝子機能や生態を理解し、個体復活のための設計図であるゲノムをより正確に構築する上でも重要です。

実際、抽出したRNA配列から、タスマニアタイガーのDNAの隙間のいくつかを埋めることにも成功しています。

RNAはDNAから転写されるので、RNA配列が解読できれば、DNA配列も推定できるという。

本研究の成果は非常に画期的であり、絶滅したタスマニアタイガーの復活を大きく前進させるものと期待されています。

チームは今後、他のタスマニアタイガーの標本を調査し、DNAとRNAのさらなる解読を進めていく予定です。

タスマニアタイガーが再び地上を歩く日は、そう遠くないかもしれません。
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