0001逢いみての… ★
2023/10/29(日) 00:45:59.99ID:CAP_USER私はこのコラムで、成人向けビデオに台本があることを説明してきた。しかし、台本の執筆者に関してはノータッチだったことにふと気づく。
セクシー業界で台本を書くなど、どんな人なのかと皆さんは思うだろう。意外な人物が担当するケースも見られるので、実情を知ると面白く感じるかもしれない。
まずは、誰もが想像つくであろう「監督と脚本家の兼任パターン」をご紹介しよう。台本担当に細かく指示するよりも「自分で書いた方が早い」といった意向により、兼任を選ぶ監督がいる。特にこだわりを持つ監督は、誰かに任せて予想外のものができたら困るので、台本まで自分で手掛けるケースが多い。
また、予算の関係で致し方なく兼任せざるを得ないのも珍しくはない。監督、脚本家をそれぞれ雇っていたら出ていくお金が倍になる。だったら1人に任せて、ギャラにちょっと色を付ける方がメーカーとしても安く済むだろう。
ちなみにドラマものなどではなく、素人企画やナンパものなど、ほぼ台本不要の場合は専門家に依頼する必要性がない。複雑でない企画は、台本というよりも完全に指示書なので、監督が書いた方がいいに決まっているはずだ。
成人向けの美少女ゲームのシナリオ担当者に台本執筆を依頼するケースも地味に多い。2000年代前半の頃に盛り上がっていたゲームメーカーで活躍していた人(あるいは現役)など、ビデオ業界外の人間を取り入れると新しい風が吹く。
彼らは映像という概念に囚われていないせいか、斬新で面白い企画やネタを考案する傾向が強い。執筆の軸が「アニメ・ゲーム・漫画」だと「実写」とはまた異なった面白さを持つのだろう。メーカーも常にユーザーが飽きない作品作りを目指しているからこそ、斬新な発想はとても有難いので、ゲーム出身ライターを好んで採用するプロデューサーもいるそうだ。
とはいえ、この手の人々は撮影に立ち会った経験がないため、いざ上がってきた台本が完全に“現場度外視”という困った事例も発生しがち。面白いのと実現可能か否かはまた別の問題なので、メーカーもそのすれ違いにやきもきすることがあるらしい。
たまに「ビデオの脚本って募集していないんですか?」といったDMがくる。現状だと公募や企画持ち込みを受け付けないメーカーが多く、仮にサイトに応募フォームが設置されていても実務経験が問われるので、まったくの素人が踏み込むにはハードルが高い。
身内や現場人同士の紹介が多いようで、私も元所属プロダクションを通じて出会った監督の紹介によって台本を執筆することになった。
余談だが、私にDMで「紹介して下さいよ」「僕書けます」とアピールするのはやめていただきたい。顔を合わせたこともない相手に紹介しろなど図々しいことこの上なく、書けると言いつつポートフォリオを添付しない時点で応募する姿勢がなっていないからだ(ポートフォリオがあればDMしていいという話ではないが……)。
「脳内のピンク的妄想を最大限放出できて、しかもカネがもらえてラッキー!」とか考えている人もいるだろうが、現実は違う。いかにメーカーの要望に応えられるかが肝なので、いろんな意味で下心を持つ人の夢は叶わないだろう。
続く
以下ソース
https://news.nicovideo.jp/watch/nw13663974
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