フジテレビは21日、故・ジャニー喜多川氏(享年87)の性加害問題について、元社員と現役社員77人に社内調査を行った検証番組「週刊フジテレビ批評 特別版 旧ジャニーズ事務所創業者による性加害問題と“メディアの沈黙”」を放送。その内容について“検証と追及が甘い”という声があがっている。同番組の放送直後に、フジは年末年始の特番に旧ジャニーズ事務所のタレント起用を発表している。

「フジは大多亮専務が旧ジャニーズ事務所恒例のカウントダウンコンサートについて放送しないと言いながらも、特番については例年通り旧ジャニーズのタレントを起用すると発表。22年3月にフジを早期退職した元プロデューサーの重岡由美子氏が旧ジャニーズの役員に就くなど、“メディアの沈黙”と“メディアとの癒着”が白日の下に晒されていてもなお、旧ジャニーズとの蜜月関係が切れていないのは明らかです。『何のための検証番組だったのか?』とスポンサーや視聴者からは批判の声があがっています」(芸能ライター)

 フジが放送した検証番組の内容は、週刊文春の「ジャニーズセクハラキャンペーン」の裁判の結果を報じなかったこと。それにジャニーズ事務所に遠慮や忖度がなかったかについてにポイントが絞られている。

「文春とジャニーズの裁判を報じなかったのは、報道担当者の意識が低く深く反省していると回答。遠慮や忖度については『明らかに気遣いや配慮が報道にあったと認めざる得ません。組織全体として性加害に対する認識が著しく低かったと受け止めております』としていますが、フジ時代にジャニタレが出演した映画やドラマを担当していた重岡氏のジャニーズへの天下りについては、一切スルーしています」(前出・芸能ライター)

 筆者の手元には、フジとジャニーズ、重岡氏、そして藤島ジュリー景子旧ジャニーズ前社長に関して記述のある一通の怪文書がある。差出人は「フジテレビ嘱託社員」とあり、なぜフジがジャニーズに忖度しなけらばならなかったのかについて理由が書かれている。この怪文書は、少なくないマスコミ関係者に送られているようだ。

 怪文書に添付されているのが、フジ社内のイントラネットの昨年春時点の人事局付のものと思われる名簿で、そこには数名とともに、重岡氏の名前とその下に【(株)ジャニーズ事務所】と記載されている。怪文書は次のような書き出しで始まる。

《当局内でもジャニーの性加害を報じてこなかったメディアの責任をやむなく自社検証することになりましたが、以下の内容を隠蔽したデタラメ検証になってますので、最重要問題を告発します》

 さらに、《メディアがジャニー裁判を報じない忖度の起点はフジテレビにあり、その理由はメリーと日枝(名誉会長・日枝久)の主従関係》と断じている。

 真偽不明のものがあるため、ここでは詳述しないが、怪しい文書と片づけるにはあまりにも生々しく、詳細な情報で埋められている。

 件の重岡氏の元夫は、現フジ・メディア・ホールディングス社長の金光修氏であることは知られているが、重岡氏と金光氏の離婚理由や、重岡氏が旧ジャニーズに出向した理由についても書かれている。一時、フジに在籍していた旧ジャニーズ「SMILE-UP.」代表取締役の藤島ジュリー景子前社長とフジ社員だった元夫について、さらに、日枝久フジ・メディアHD取締役相談役と故・メリー喜多川氏の関係性についても触れられている。

「重岡さんは金光さんの前妻で、旧ジャニーズへの出向は金光さんの意向が大きかったと言われています。これでは、フジと旧ジャニーズとの蜜月関係が組織ぐるみと思われても仕方ありません。フジは第三者を入れた検証委員会を設置すべきです」(週刊誌記者)

 怪文書の内容がもし事実であれば、フジへの打撃は計り知れないだろう。

(本多圭/芸能ジャーナリスト)

以下ソース
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/331339

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